アメリカ・インディアンウェルズで開催されるシーズン最初のマスターズ(ATP1000)である「BNPパリバオープン」で獲得できる賞金・ポイントや歴代の優勝者など、大会概要をまとめていきます。
【男子のツアー大会のグレード】
マスターズ(ATP1000)
ATP500
ATP250
賞金総額
2020年大会の賞金総額は約970万ドル(約10億円)
昨年から約4.5%アップで昨年ほどでは無いですが日本円にすると約5000万円とかなりのアップになっています。
【過去数年間の推移】
年 | ドル | 日本円 | 上昇率 |
2017 | $7,913,405 | ¥846,734,335 | |
2018 | $7,972,535 | ¥853,061,245 | +0.7% |
2019 | $9,314,875 | ¥996,691,625 | +16.8% |
2020 | $9,735,685 | ¥1,041,718,295 | +4.5% |
賞金とポイント
シングルスの賞金
結果 | ポイント | 賞金(ドル) | 賞金(日本円) |
優勝 | 1000 | $1,361,360 | ¥145,665,520 |
準優勝 | 600 | $693,670 | ¥74,222,690 |
ベスト4 | 360 | $358,795 | ¥38,391,065 |
ベスト8 | 180 | $186,230 | ¥19,926,610 |
4回戦 | 90 | $93,965 | ¥10,054,255 |
3回戦 | 45 | $51,895 | ¥5,552,765 |
2回戦 | 25 | $29,045 | ¥3,107,815 |
1回戦 | 10 | $18,155 | ¥1,942,585 |
予選勝者 | 16 | ||
予選決勝 | $ | ¥ | |
予選2回戦 | 8 | $ | ¥ |
予選1回戦 | 0 | $ | ¥ |
シングルスの優勝賞金は、マスターズ9大会の中でマイアミのマスターズと並んで3番目の賞金額とマスターズの中でもかなり高めの賞金設定となっています。
マスターズの優勝賞金の平均が1億3300万ほどですから平均より1000万円以上高くなっています。
優勝賞金額の推移
年 | ドル | 日本円 | 上昇率 |
2017 | $1,175,505 | ¥125,779,035 | |
2018 | $1,340,860 | ¥143,472,020 | +14.1% |
2019 | $1,354,010 | ¥144,879,070 | +1.0% |
2020 | $1,361,360 | ¥145,665,520 | +0.5% |
優勝賞金の推移は2018年に大きく上昇しましたが、それ以降はほぼ変化なし。
その他のラウンドの賞金額推移
準優勝 | ベスト8 | 1回戦 | 予選1回戦 | |
2017年 | $573,680 | $146,575 | $13,690 | $2,085 |
2018年 | $654,380 | $167,195 | $15,610 | $2,380 |
14.07% | 14.07% | 14.02% | 14.15% | |
2019年 | $686,000 | $182,000 | $16,425 | $3,395 |
4.83% | 8.85% | 5.22% | 42.65% | |
2020年 | $693,670 | $186,230 | $18,155 | |
1.12% | 2.32% | 10.53% | +% |
ここ数年で最も上昇率が高いのが予選1回戦での増額。
2018年は一律アップでしたが、それ以降は下のラウンドへの増額が大きくなっています。
ダブルス
結果 | ポイント | 賞金(ドル) | 賞金(日本円) |
優勝 | 1000 | $479,290 | ¥309,000,000 |
準優勝 | 600 | $233,890 | ¥154,875,000 |
ベスト4 | 360 | $117,240 | ¥78,000,000 |
ベスト8 | 180 | $59,740 | ¥39,375,000 |
2回戦 | 90 | $31,500 | ¥13,500,000 |
1回戦 | 0 | $16,870 | ¥9,600,000 |
大会概要
大会名 | BNPパリバオープン |
グレード | ATP1000(マスターズ) |
開催場所 | アメリカ・インディアンウェルズ |
開催時期 | 3月・第2週〜第3週 |
ドロー数 | S(96)、D(32) |
サーフェス | ハード |
URL | ATP公式サイト大会ページ |
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BNPパリバオープンはシーズン最初のマスターズ大会で、11日間に渡って開催されます。
このインディアンウェルズでのマスターズとこの後続けて開催されるマイアミのマスターズは他のマスターズ大会とは違い、ドローの数が96でシード選手は1回戦がありませんがグランドスラムと同じラウンド数になっています。
開催期間も通常のツアーは1週間ですが11日間とやや長くなっています。
またインディアンウェルズのスタジアムコートは世界で2番目に大きなスタジアムコートになっており、16000人収容できます。
歴代優勝者や上位成績者
年 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
2005 | ロジャー・フェデラー | レイトン・ヒューイット | ギエルモ・カナス アンディ・ロディック |
2006 | ロジャー・フェデラー | ジェームズ・ブレイク | パラドーン・スリチャパン ラファエル・ナダル |
2007 | ラファエル・ナダル | ノバク・ジョコビッチ | アンディ・ロディック アンディ・マレー |
2008 | ノバク・ジョコビッチ | マーディ・フィッシュ | ラファエル・ナダル ロジャー・フェデラー |
2009 | ラファエル・ナダル | アンディ・マレー | アンディ・ロディック ロジャー・フェデラー |
2010 | イバン・リュビチッチ | アンディ・ロディック | ラファエル・ナダル ロビン・ソダーリング |
2011 | ノバク・ジョコビッチ | ラファエル・ナダル | ロジャー・フェデラー ファン・マルティン・デルポトロ |
2012 | ロジャー・フェデラー | ジョン・イズナー | ラファエル・ナダル ノバク・ジョコビッチ |
2013 | ラファエル・ナダル | ファン・マルティン・デルポトロ | トマーシュ・ベルディヒ ノバク・ジョコビッチ |
2014 | ノバク・ジョコビッチ | ロジャー・フェデラー | ジョン・イズナー アレクサンダー・ドルゴポロフ |
2015 | ノバク・ジョコビッチ | ロジャー・フェデラー | アンディ・マレー ミロシュ・ラオニッチ |
2016 | ノバク・ジョコビッチ | ミロシュ・ラオニッチ | ラファエル・ナダル ダビド・ゴファン |
2017 | ロジャー・フェデラー | スタン・ワウリンカ | ジャック・ソック パブロ・カレーニョブスタ |
2018 | ファン・マルティン・デルポトロ | ロジャー・フェデラー | ミロシュ・ラオニッチ ボルナ・チョリッチ |
2019 | ドミニク・ティエム | ロジャー・フェデラー | ミロシュ・ラオニッチ ラファエル・ナダル |
※赤マーカーはビッグ4
ビッグ4の優勝はジョコビッチ選手が5回の優勝、フェデラー選手が4回の優勝、ナダル選手が3回の優勝となっており、マレー選手はこのインディアンウェルズでは優勝経験がありません。2005年以降で見てもほとんどがビッグ4の優勝になっています。
ただここ数年はビッグ4以外の選手の活躍も目立っています。
特に活躍しているのはデルポトロ選手やラオニッチ選手といったビッグ4より少し下の世代ベテラン勢で、2018年大会ではデルポトロ選手が決勝でフェデラー選手に勝利してインディアンウェルズ初優勝を果たしました。
2019年についてはさらにその下の世代であるティエム選手がマスターズ初優勝。それまでインディアンウェルズではベスト4もありませんでしたが、決勝でフェデラー選手に勝利しての優勝。
しかし地元アメリカ勢の優勝は遠のいており、2012年にイズナー選手が準優勝をして以来決勝進出も果たせていない状況が続いています。現在のアメリカにはイズナー選手の他にも、ソック選手やクエリー選手、若手ではドナルドソン選手やフリッツ選手、ティアフォー選手など良い選手も多いので今後優勝を期待できますね。
ではBNPパリバオープンの賞金やポイント、歴代優勝者ついては以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました!
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