今回はロシアの期待の若手テニス選手で今急成長を遂げているカレン・カチャノフ(Karen Khachanov)選手についてプレースタイル、ランキング、獲得賞金、ツアーでの成績や経歴などの情報をまとめていこうと思います。
(2021,5,2更新)
プロフィール
| 年齢 | 24歳 |
| 国 | ロシア |
| 身長 | 198cm |
| 体重 | 87kg |
| 利き手 | 右 |
| バックハンド | 両手 |
| プロ転向 | 2013年(17歳) |
| 好きなサーフェス | 遅いハード |
| 好きなショット | サーブ |
| 趣味 | バスケ、サッカー、音楽鑑賞 |
| コーチ | フレデリック・ローゼングレン ホセ・クラヴェ |
| ATP公式サイト | 選手ページ |
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シングルスの獲得タイトル
| タイトル | 4勝 |
| カテゴリー別 | |
| ATP1000(マスターズ) | 1 |
| ATP250 | 3 |
| サーフェス別 | |
| ハード | 4 |
初タイトルを獲得したのは2016年に20歳で優勝したATP250・成都。
そして2018年のATP1000パリで22歳の若さでマスターズ初タイトルを獲得。
グランドスラム・マスターズの成績
| グランドスラムの最高成績 | |
| 全豪オープン | 3回戦 |
| 全仏オープン | ベスト8 |
| ウィンブルドン | 4回戦 |
| 全米オープン | 3回戦 |
| マスターズの最高成績 | |
| インディアンウェルズ | ベスト8 |
| マイアミ | 3回戦 |
| モンテカルロ | 3回戦 |
| マドリード | 2回戦 |
| ローマ | 3回戦 |
| カナダ | ベスト4 |
| シンシナティ | 3回戦 |
| 上海 | 2回戦 |
| パリ | 優勝 |
キャリアハイやランキングの推移
| キャリアハイの推移 | |
| トップ100 | 2016年(20歳) |
| トップ50 | 2017年(21歳) |
| トップ30 | 2017年(21歳) |
| トップ20 | 2018年(22歳) |
| トップ10 | 2019年(23歳) |
| キャリアハイ|8位 | 2019年(23歳) |
| 年末ランキングの推移 | |
| 2013 | 451 |
| 2014 | 372 |
| 2015 | 152 |
| 2016 | 53 |
| 2017 | 45 |
| 2018 | 11 |
| 2019 | 17 |
| 2020 | 20 |
プレースタイルや強さ
カチャノフ選手のプレースタイルは攻撃型ベースライナーで、武器は多彩な球種を打ち分けるビッグサーブと攻撃力のあるストロークです。
198cmの長身から打たれるフラットサーブはスピードもあります。
さらにスピードサーブだけではなく、スライスサーブやセカンドのキックサーブの変化も大きいのでそれも十分武器になっています。
ストロークの攻撃力もあり、最近の若い選手に多いサーブとストロークを兼ね備えたハイブリット型の選手です。
キャリア通算の成績
獲得賞金
約910万ドル(約9億9000万円)
1シーズン平均にすると約1億1000万円。
勝敗
147勝118敗(勝率55%)
【サーフェス別】
- ハード 96勝81敗(54%)
- クレー 37勝29敗(56%)
- グラス 14勝7敗(66%)
【マッチセット別】
- 5セット 35勝21敗(62%)
- 3セット 112勝97敗(53%)
テニス選手としての主な経歴
2013年に17歳でプロ入り、2016年に初タイトル
2013年に17歳でプロに転向したカチャノフ選手は約2年半でトップ100までランキングをあげます。
これはそこそこ早いペースでのランキング上昇と言えますが、すごく早いわけではありません。
しかしカチャノフ選手が凄かったのはトップ100に入ってからです。
トップ100に入ってからは多くの選手がツアーの本戦でなかなか勝ち上がれず、ランキングをあげるのが難しくなってしまいます。
ですがカチャノフ選手はトップ100に入った直後に中国・成都のATP250でツアー初タイトルを獲得。
グレードは250でしたが、大きな話題となるツアー優勝でした。
グレード250とはいえ上位シードはランキング20位以内は普通にいますし、トップ10プレイヤーもしばしば出てきます。
そんな中でカチャノフ選手は見事に優勝を果たし、これでランキングも一気に50位台まで上昇させることになります。
クレーシーズンでの活躍と2つ目のタイトル
初タイトル獲得後しばらく目立った成績を残していなかったカチャノフ選手でしたが、2017年シーズンに入り一気に飛躍しそうな雰囲気を出し始めます。
特に2017年シーズンのクレーシーズンでの活躍はかなりのものでした。全仏オープンでは4回戦に進出し再び注目の若手として再認識されます。
カチャノフ選手はハードでの成績も良いですが、クレーでの成績も良いです。
マスターズ初タイトル
着実に実力を上げてきた2018年のツアー終盤。
地元ロシアのATP250モスクワでツアー3つ目とタイトルを獲得し、好調を維持し臨んだ2018年最後のマスターズ大会であるパリマスターズ。
この大会でカチャノフ選手はノーシードでの出場ながら、上位8シードのうち2、4、6、8シードの4選手を撃破してマスターズ初タイトルを獲得。
好調なシーズンを送っていたとはいえ、カチャノフ選手の優勝は非常に予想外の出来事で、この優勝で一気にトップ選手の仲間入りを果たしたと言えます。
ではカチャノフ選手のプレースタイルやランキングの推移、主な経歴については以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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