錦織圭とオーストラリアの(Nick Kyrgios)選手の対戦成績や勝率をまとめていきます。
キリオス選手はいろいろトラブルを起こしたりもしますが、マレー選手を非常にリスペクトし弟分と慕っている所や、他の選手をかばったりする男気のある良い面も持っています。
そしてテニス選手としての素質は世界でもトップクラスです。
(2019,6月更新)
ツアーの成績やプロフィールの比較
錦織圭 | キリオス | |
身長 | 178cm | 193cm |
体重 | 73kg | 94kg |
プロ入り | 2007年(17歳) | 2013年(18歳) |
初タイトル | 2008年(18歳) | 2016年(21歳) |
トップ10入り | 2014年(24歳) | – |
トップ5入り | 2014年(24歳) | – |
グランドスラム全体 の最高成績 |
準優勝 | ベスト8(2回) |
マスターズ全体の 最高成績 |
準優勝(4回) | 準優勝 |
より詳細な情報はこちらのページにまとめてあります。
錦織圭とキリオスの対戦成績や勝率
【過去の対戦一覧】
年 | 大会 | 勝者 | スコア |
2018.7 | ウィンブルドン (グランドスラム・グラス) |
錦織圭 | 61 76 64 |
2016.5 | マドリード (マスターズ・クレー) |
錦織圭 | 67 76 63 |
2016.3 | マイアミ (マスターズ・ハード) |
錦織圭 | 63 75 |
2015.10 | 上海 (マスターズ・ハード) |
錦織圭 | 16 64 64 |
2018年7月:ウィンブルドン(グランドスラム)3回戦
錦織圭 | 3 | 6 | 7 | 6 | ||
キリオス | 0 | 1 | 63 | 4 |
4度目の対戦はウィンブルドンの3回戦で、ストレートで錦織選手が勝利。
2014年に10代ながらナダル選手を破りウィンブルドンでベスト8入りを果たしているキリオス選手が有利と思えたグラスでの対戦でしたが、終わってみれば錦織選手の完勝となりました。
キリオス選手のミスもありましたが、それ以上に錦織選手のリターンが冴え渡り、ビッグサーブを持つキリオス選手からグラスで4度のブレークに成功。
試合時間は1時間37分。
2016年5月:ムチュアマドリードオープン(ATP1000・マドリード)準々決勝
錦織圭 | 2 | 66 | 7 | 6 | ||
キリオス | 1 | 7 | 61 | 3 |
3度目の対戦はマドリードオープンの準々決勝で、この試合は1セットダウンから錦織選手が逆転で勝利。
この2人の対戦の中でも一番の激戦となったこの試合は、お互いにサーブが好調で試合を通してあったブレークはファイナルセット錦織選手の1回のみ。
比較的ブレークをしやすいクレーにおいてこれだけブレークが無いのは珍しいです。
試合時間は2時間39分。
2016年3月:マイアミオープン(ATP1000・マイアミ)準決勝
錦織圭 | 2 | 6 | 7 | |||
キリオス | 0 | 3 | 5 |
2度目の対戦はマイアミオープンの準決勝で、この試合はストレートで錦織選手が勝利。
安定したサービスゲームを錦織選手が展開し、試合を通してキリオス選手にブレークポイントを2回しか与えませんでした。
試合時間は1時間24分。
2015年10月:ロレックス上海マスターズ(ATP1000・上海)2回戦
錦織圭 | 2 | 1 | 6 | 6 | ||
キリオス | 1 | 6 | 4 | 4 |
初めての対戦は上海マスターズの2回戦で、この試合は1セットダウンから錦織選手が逆転で勝利。
錦織選手は12回のブレークポイントがありましたが実際にブレークできたのは2回だけ。それだけキリオス選手がピンチでも良いプレーをできていました。
錦織選手が勝利しましたが、トータルポイントでも91対90とどちらが勝ってもおかしくなかった試合です。
試合時間は1時間53分。
状況別の対戦成績と勝率
コートサーフェス別
次にコートサーフェス別の対戦成績と勝率を見ていきます。
ハード | クレー | グラス | |
錦織圭 |
2 | 1 | 1 |
キリオス | 0 | 0 | 0 |
- ハード 2勝0敗(勝率100%)
- クレー 1勝0敗(勝率100%)
- グラス 1勝0敗(勝率100%)
全てのサーフェスで錦織選手が勝ち越し。
ただグラスではキリオス選手のサーブが驚異なのは変わりないと思いますし、クレーやハードでもこれまで激戦となっています。
現状では勝ち越していますが、どのサーフェスでも油断はできません。
マッチセット数別
次はマッチセット数別の対戦成績。
5セット | 3セット | |
錦織圭 | 1 | 3 |
キリオス | 0 | 0 |
- 5セットマッチ 1勝0敗(勝率100%)
- 3セットマッチ 3勝0敗(勝率100%)
どちらのセット数でも錦織選手が勝ち越し。
ただ今までの対戦から見ても短期決戦である3セットマッチの方がキリオス選手との対戦は怖いですね。
タイブレーク、フルセット、決勝戦など状況別
次は接戦の時やプレッシャーがかかる状況での対戦での対戦成績と勝率を調べていきます。
タイブレークを 取った回数 |
フルセットマッチ | 決勝での対戦 | |
錦織圭 | 2回 | 2 | 0 |
キリオス | 1回 | 0 | 0 |
- タイブレーク 2勝1敗(勝率67%)
- フルセット 2勝0敗(勝率100%)
- 決勝での対戦 0勝0敗(勝率-%)
こちらも錦織選手がリード。
今の所、タイブレークは錦織選手が取った時はポイント差が大きく、キリオス選手が取った時は接戦です。
また、フルセットになった試合は全て錦織選手の逆転勝ちです。
この結果から見るとプレッシャーのかかる場面でのプレーの質は錦織選手の方が上ですね。
まとめ
- 錦織選手とキリオス選手の対戦成績は錦織選手が大きく勝ち越し
- 全てのサーフェスで錦織選手が勝ち越し
- プレッシャーのかかる場面でも錦織選手が勝ち越し
ビッグ4や多くのトップ選手から勝利をしているキリオス選手ですが、錦織選手に対しては負け越しが多くなっています。
ただ錦織選手と同様にキリオス選手も非常に優れたタッチセンスの持ち主で、この2人の試合はびっくりするようなショットも多く出るので見ていて非常に楽しいです。
では錦織選手とキリオス選手の対戦成績や勝率については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました!