今回は男子テニスのツアーでもっとも開催されている数の多いATP250の大会の獲得ポイント、獲得賞金などの情報をまとめていこうと思います。
ATP250大会とは
ATP250大会はいわゆるATPツアーレベルと言われている大会の中では最下層のグレードに位置する大会です。
ATP250の大会はだいたい年間で40大会ほどが開催されています。
ATP500やマスターズ(ATP1000)はかなり大会の歴史があったりして、長年開催されることが多いですが、ATP250に関しては頻繁に大会の開催が終わったり、新しい大会が開催されたりと、入れ替わりが多いので年間での数は変わります。
そして全体的にヨーロッパでの開催がかなり多いです。
他には北米、南米も多いですが、アジアやアフリカはかなり少ないです。
オセアニアは全豪オープンが開催されていますが、それほど多くないですね。
獲得賞金
ざっくり適当にATP250の大会を抜粋して調べた大体の賞金額です。
優勝 | 1000万円〜3000万円 |
準優勝 | 800万円〜1700万円 |
ベスト4 | 500万円〜1000万円 |
ベスト8 | 300万円〜600万円 |
2回戦 | 150万円〜300万円 |
1回戦 | 100万円〜200万円 |
予選2回戦 | 50万円〜100万円 |
予選1回戦 | 25万円〜50万円 |
賞金額に少し差がありますが、極端に賞金が高い大会が数大会あるだけで大多数はほぼ同じくらいの賞金です。
優勝賞金だと1500万円くらいが多い印象です。
極端に賞金が高い大会はカタール、中国で開催される大会で他のATP250大会と比べてほぼ倍の賞金になっていました。
意外にも多く大会が開催されているヨーロッパ地域の大会よりもアジアのカタール、中国が賞金が多いという結果になりました。
獲得ポイント
優勝 | 250 |
準優勝 | 150 |
ベスト4 | 90 |
ベスト8 | 45 |
2回戦 | 10〜20 |
1回戦 | 0 |
予選突破 | 5〜12 |
予選2回戦 | 3〜6 |
予選1回戦 | 0 |
予選勝者や1回戦のポイントが定まっていないのは、ドロー数が48ある大会がたまにあり、その関係で少しポイントが変わっています。
基本的には1回戦では0ポイントで、出場するだけではポイントは貰えません。
2回戦のポイントが10〜20となっているのは、ドロー数が48や64の場合は2回戦(ベスト32)で敗退すると10ポイントとなるためです。
ただこうしてみると、下部大会であるチャレンジャー優勝と250のベスト4はあまりポイントが変わらないんですね。
むしろチャレンジャーは優勝で175ポイントもらえる大会もあるので、トップ50前後の選手が、”ポイントを稼ぐ”と言うことだけを考えるなら、対戦相手のランキングを考えるとチャレンジャーに出場した方が楽にポイントを稼げるかもしれません。
しかしさらに上位にいくには結局はATP250以上の大会でしっかりと成績を残さなければいけませんし、上位に上がるとポイントの計算が少し変わり、マスターズやグランドスラムへの出場が義務となるため、そう簡単な話ではありません。
ではATP250大会の獲得賞金やポイントついてまとめてみました。ここまで読んでくださってありがとうございました。
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