2023年の全豪オープン男子ダブルスで優勝して話題になった、両親が日本人であるオーストラリアのリンキー・ヒジカタ(RINKY HIJIKATA)選手。
今回はヒジカタ選手のプレースタイル、使用しているラケット、ツアーでの成績などの情報をまとめていきます。
(2024,1更新)
プロフィール
| 年齢 | 22歳 | 
| 国 | オーストラリア | 
| 身長 | 178cm | 
| 体重 | 71kg | 
| 利き手 | 右 | 
| バックハンド | 両手 | 
| プロ転向 | 2021年 | 
| コーチ | Mark Draper | 
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ヒジカタ選手はオーストラリアの選手ではありますが、両親ともに日本人の方です。
名前についても「土方凛輝」という漢字がしっかりとあります。
憧れの選手としても、オーストラリアのレジェンドであるヒューイット選手に加えて、日本の錦織選手も挙げています。
ラケット・シューズ・ウェア
ラケット
Yonex EZONE 98
【市販品のスペック】
| ヘッドサイズ | 98インチ | 
| 重さ | 323g | 
| スウィングウェイト | 318g | 
| ストリングパターン | 16×19 | 
EZONEシリーズはYonexのラケットの中でも、パワーとコントロールのバランスの取れたラケット。
大坂なおみ選手やキリオス選手など、元々かなりパワーのある選手も多く使用しているラケットです。
シューズ
Fila Mondo Forza
ウェア
Fila
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獲得タイトル
ツアータイトル|0勝
- 下部ツアーのチャレンジャーでは2つのタイトルを獲得。チャレンジャー初優勝は2022年で当時20歳。
 
| カテゴリー別 | |
| グランドスラム | – | 
| マスターズ | – | 
| ATP500 | – | 
| ATP250 | – | 
| サーフェス別 | |
| ハード | – | 
| クレー | – | 
| グラス | – | 
グランドスラム・マスターズの成績
グランドスラムの最高成績
| 全豪オープン | 2回戦 | 
| 全仏オープン | – | 
| ウィンブルドン | – | 
| 全米オープン | 4回戦 | 
- グランドスラムの最高成績|4回戦
 - グランドスラム初の本戦出場となったのが2022年の全米オープン。ワイルドカードでの本戦初出場でしたがいきなりラファエル・ナダル選手と対戦。負けはしましたが第1セットを先取する健闘を見せています。
 - グランドスラム本戦初勝利は2023年の全豪オープン。こちらもWCでの出場となり、1回戦で予選から勝ち上がってきたドイツのヤニック・ハンフマン選手に2セットダウンからの大逆転勝利。
 - 初のベスト16入り(4回戦)となったのが2023年の全米オープン。こちらもWCでの出場で、1回戦から自分よりランキングの高い選手を立て続けに撃破して、4回戦まで勝ち上がりました。
 
マスターズの最高成績
| インディアンウェルズ | 2回戦 | 
| マイアミ | – | 
| モンテカルロ | – | 
| マドリード | – | 
| ローマ | – | 
| カナダ | – | 
| シンシナティ | – | 
| 上海 | 2回戦 | 
| パリ | – | 
- マスターズでの最高成績|2回戦
 - マスターズ本戦初勝利となったのが2023年のインディアンウェルズ。予選から勝ち上がって1回戦でスウェーデンのエリアス・ウマー選手に勝利しています。
 
キャリアハイランキングの推移
| トップ300 | 2022年(21歳) | 
| トップ200 | 2022年(21歳) | 
| トップ100 | 2023年(22歳) | 
| キャリアハイ|70位 | 2023年(22歳) | 
- 2023年シーズンには、ATP250スヘルトーヘンボスでツアー初のベスト4入り。全米でもグランドスラム初のベスト16入りなどを果たし、160位台だったランキングも一気に70位台まで上がりました。
 
プレースタイル
ヒジカタ選手は非常に素早い選手で、フットワークが素晴らしい選手です。
そしてその早い動きでギリギリで追いついたボールに対しても、しっかりとコントロールができる技術力も兼ね備えていて、逆境の状態から繰り出すフォアのカウンターは見ていて気持ちが良いです。
バックについても、フォアほど派手なショットではなく、凄く強烈なパワーがあるわけではありませんが、しっかりと左右に打ち分ける精度の高いものになっています。
ダブルスが強い選手でもあるため、今はまだそれほどネットプレーの頻度が多いわけではありませんが、今後もっと増えてくるとオールラウンダー寄りの選手になってくるかもしれません。
スタッツ
(比較用に錦織選手・フェデラー選手のスタッツも表示しています。)
| ヒジカタ | 錦織圭 | フェデラー | |
| エースの数 (1試合平均)  | 
62本 (3.1本)  | 
2049本 (3.3本)  | 
11452本 (7.8本)  | 
| 1stサーブ ポイント獲得率  | 
69% | 70% | 77% | 
| 2ndサーブ ポイント獲得率  | 
47% | 53% | 57% | 
| サービスゲーム 取得率  | 
73% | 80% | 89% | 
| 1stサーブリターン ポイント獲得率  | 
30% | 31% | 32% | 
| 2ndサーブリターン ポイント獲得率  | 
47% | 53% | 51% | 
| リターンゲーム 取得率  | 
21% | 27% | 27% | 
ヒジカタ選手はリターンのスタッツが高くなっています。
憧れの選手として錦織選手を挙げているという事もあり、全体的なプレースタイルもよく似ています。
特に1stサーブリターン時のポイント獲得率が、かなり高くなっているためリターンの実力はすでに相当なものだと思います。
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