フェデラー選手は史上最強のテニス選手とも言われるほど、男子テニスの歴史上でもトップクラスの成績を残したとてつもない選手です。
しかしそんな最強ともいえるフェデラー選手ですが、4大大会のうちの一つである全仏オープンでは、優勝こそあるものの生涯で1度の優勝となっています。
そこでこの記事ではフェデラーの全仏オープンでの優勝や成績についてまとめ、なぜ全仏オープンで苦戦したか、その理由を簡単に説明します。
フェデラーの全仏オープンでの優勝
フェデラー選手が全仏オープンで優勝したのは2009年です。
2006年から3年連続で決勝まで進みましたが、全て阻まれ4年連続かつ4度目の決勝で念願の全仏オープン初タイトル獲得となりました。
グランドスラムでは生涯で20回の優勝を果たしていますが、この全仏オープンに関しては1回だけという結果になっています。
なぜフェデラー選手が全仏オープンで1度しかタイトルを取ることができなかったのか、詳しくは後述しますがその最大の理由はナダル選手の存在です。
フェデラーの全仏オープンでの成績
まずベスト4以上の上位成績だけピックアップします。
- 優勝(1回)|2009年
- 準優勝(4回)|2006年 2007年 2008年 2011年
- ベスト4(3回)|2005年 2012年 2019年
ベスト4以上の好成績は合計で8回となっています。
逆に2回戦より前の早期敗退をした大会も初出場の1999年、2002年、2003年の3大会あります。
とは言え2005年以降は引退するまで、出場した大会では全て4回戦(ベスト16)以上の成績を残し続けるという安定した結果も残しています。
以下は各年の成績一覧です。
1999年 | 1回戦 |
2000年 | 4回戦 |
2001年 | ベスト8 |
2002年 | 1回戦 |
2003年 | 1回戦 |
2004年 | 3回戦 |
2005年 | ベスト4 |
2006年 | 準優勝 |
2007年 | 準優勝 |
2008年 | 準優勝 |
2009年 | 優勝 |
2010年 | ベスト8 |
2011年 | 準優勝 |
2012年 | ベスト4 |
2013年 | ベスト8 |
2014年 | 4回戦 |
2015年 | ベスト8 |
2019年 | ベスト4 |
2021年 | 4回戦 |
フェデラーが全仏オープンで苦戦した理由
フェデラー選手はクレーが得意というわけではありませんでしたが、それは他のハードやグラスで強すぎたためクレーでの活躍が霞んでいたというだけで、決してクレーで弱かったわけではありません。
しかしそんな史上最強とも言われていたフェデラー選手が、全仏オープンであまり優勝する事が出来なかった最大の理由がラファエル・ナダル選手の存在です。
フェデラー選手とナダル選手の全仏オープンでの対戦成績はナダル選手が6戦全勝となっており、そのうち決勝での対戦が4回、準決勝での対戦が2回となっています。
いかにフェデラー選手が全仏オープンでの優勝をナダル選手に阻まれているかが分かると思います。
フェデラー選手とナダル選手の対戦成績についてはこちらに詳しくまとめてあります。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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