今回は2023年シーズンから新設された、ATPチャレンジャー175の大会について、獲得できる賞金やポイントをまとめていきます。
チャレンジャー大会とは、いわゆるグランドスラム~ATP250までのATPツアーより、一つ下のチャレンジャーツアーというグレードとなり、ATPツアーの下部大会という位置づけです。
主にランキングが100位~300位くらいの選手が出場する大会となり、男子プロテニス最高峰の戦いであるATPツアーに出場するために、このチャレンジャー大会でポイントを稼いでランキングを上げていきます。
ATPチャレンジャー175の大会一覧
大会 | 開催国 | 開催時期 | コート |
アリゾナ | アメリカ | 3月 | ハード |
エクス | フランス | 5月 | クレー |
カリアリ | イタリア | 5月 | クレー |
ボルドー | フランス | 5月 | クレー |
トリノ | イタリア | 5月 | クレー |
まだ2023年7月までの大会予定しか発表されていないため、現時点では5大会のみのとなっています。
チャレンジャー175はマスターズ大会(ATP1000)の2週目に開催されるという特徴があり、マスターズで早期敗退した選手がポイントを稼げるようにする、といった考えもあると思います。
そのためチャレンジャー大会といえど、マスターズ本戦に出場するような、かなりランキングの高い選手も出場するためかなりレベルの高い大会となります。
またマスターズ大会の2週目に開催という事であれば、7月以降はシンシナティ、カナダ、上海、パリの4大会があるので、まだいくつかチャレンジャー175の大会が開催されると思われます。
獲得賞金
(1ドル=130円、1ユーロ=150円のレートで計算しています。)
優勝 | 380万円〜450万円 |
準優勝 | 220万円〜250万円 |
ベスト4 | 130万円〜150万円 |
ベスト8 | 80万円〜90万円 |
2回戦 | 45万円~50万円 |
1回戦 | 28万円~30万円 |
予選2回戦 | 13万円〜15万円 |
予選1回戦 | 7万円〜8万円 |
これまでのチャレンジャー大会では多くても優勝賞金は200万円ほどだったため、それより倍くらい高い賞金額となっています。
準優勝の時点でこれまでの優勝賞金よりも高い水準になっています。
下部ツアーと言えど世界を周るのはATPツアーと同じで、その分お金ももちろんかかりますから、ランキング下位の選手にとってはこれはかなり助けになると思います。
獲得ポイント
優勝 | 175 |
準優勝 | 100 |
ベスト4 | 60 |
ベスト8 | 32 |
2回戦 | 15 |
1回戦 | 0 |
予選突破 | 6 |
予選2回戦 | 3 |
予選1回戦 | 0 |
チャレンジャー175という名前の通り、優勝して獲得できるポイントは175ポイント。
これはかなり高いぽイントとなっており、グランドスラムで言うとベスト16、マスターズだとベスト8、ATP250だと準優勝より多い、といった感じになります。
グランドスラムでベスト16まで勝ち上がった時のようなポイントを、ランキング200位台の選手が獲得できるチャンスがこれまでよりかなり増えたという事になりますね。
ではATPチャレンジャー175の獲得賞金やポイントついてまとめてみました。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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