ヤニック・シナー|プレースタイルやラケット【テニス】

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イタリアの男子プロテニスプレイヤーであるヤニック・シナー(JANNIK SINNER)選手。

この記事ではシナー選手のプロフィール、プレースタイル、使用しているラケットやウェア、ランキングの推移などをまとめていきます。

(2023,8更新)

プロフィール

 年齢 21歳
生年月日 2001年8月16日
 国 イタリア
 身長  188cm
 体重  75kg
 利き手
 バックハンド 両手
 プロ転向  2018年(17歳)
コーチ Simone Vagnozzi
Darren Cahill

テニスを始めたのは7歳からでしたが当時は同時にスキーもやっており、テニスに専念し始めたのは13歳の頃。

憧れだった選手はロジャー・フェデラー選手。

趣味はテレビ鑑賞や音楽鑑賞、サッカーをすることも好きでACミランのファン。

 

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使用しているラケット、シューズ、ウェア

Head Speed MP Black

【市販されているモデルのスペック】

重さ 326g
スウィングウェイト 318g
ヘッドサイズ 100
ガットパターン 18本×20本

シナー選手が使用しているラケットはHeadの「Speed MP」シリーズ。

HeadのSpeedシリーズはパワーとコントロールのバランス良いのが特徴的。

こちらのBlackは通常のSpeed MPとはデザインが違い、黒を基調とした限定バージョンになっています。

シューズ、ウェア

現在のウェアとシューズは「NIKE」

以前はHEADのウェアを着用していましたが、2019年後半辺りからNIKEに変更。

ツアーでの成績

シングルスのキャリアタイトル

シングルスタイトル|8勝

  • 2023年のカナダでマスターズ初タイトル
  • 2021年のワシントンでATP500の初タイトル
  • 2020年のソフィアでツアー初タイトル
グレード別
マスターズ 1
ATP500 1
ATP250 6
サーフェス別
ハード 7
クレー 1

グランドスラムの最高成績

 全豪オープン ベスト8
 全仏オープン ベスト8
 ウィンブルドン ベスト4
 全米オープン ベスト8
  • グランドスラムの最高成績はベスト4
  • 2023年のウィンブルドンでグランドスラム初のベスト4
  • 2020年の全仏で初の2回戦突破から一気にグランドスラム初のベスト8
  • 2020年の全豪でグランドスラム本戦初勝利
  • 2回目の挑戦だった2019年の全米で早くも予選を突破し初の本戦入り

マスターズの最高成績

 インディアンウェルズ ベスト4
 マイアミ 準優勝
 モンテカルロ ベスト4
 マドリード ベスト16
 ローマ ベスト8
 カナダ 優勝
 シンシナティ ベスト16
 上海
 パリ 2回戦
  • マスターズの最高成績は優勝
  • 2023年のカナダマスターズでマスターズ初タイトルを獲得
  • 2021年のマイアミでマスターズ初の決勝進出
  • ワイルドカードで初出場となった2019年のローマでいきなりマスターズ本選初勝利

勝敗

キャリア通算のツアーレベル(ATP250以上)での勝敗は157勝69敗(勝率70%)

【試合形式別】

  • 5セットマッチ|35勝15敗(勝率70%)
  • 3セットマッチ|122勝54敗(勝率70%)

【サーフェス別】

  • ハード|102勝41敗(勝率71%)
  • クレー|43勝20敗(勝率68%)
  • グラス|12勝8敗(勝率60%)

セット数別ではほぼ同じ数字となり、どちらも高い勝率なので、長期戦、短期戦どちらでも強いという事になります。

サーフェス別ではハードが最も勝率が高くなっていますが、クレーも十分高いです。

グラスに関しては、多くの選手が勝率が低くなる傾向がありますし、まだ試合数自体も少ないため、勝率が低いからと言ってまだ苦手とは言えません。

獲得賞金

キャリア通算の獲得賞金は約1000万ドル(約14億円)

1シーズン平均(プロ入り6年目)にすると約2億3000万円になります。

キャリアハイランキングの推移

キャリアハイの推移
トップ300  2019年(18歳)
トップ200  2019年(18歳)
 トップ100  2019年(18歳)
トップ50  2020年(18歳)
トップ30  2021年(19歳)
トップ20  2021年(19歳)
トップ10  2021年(19歳)
 キャリアハイ|6位  2023年(21歳)

プレースタイルや強さ

シナー選手のプレースタイルはバランス型ベースライナーで、強みはストロークと守備力です。

フォア、バック共に非常に良いショットを持っていて、ボールコントロールが良いです。

特にフォア、バック共にアングルへの精度が高く、そこを起点にラリーの主導権を握ることも多くなっています。

また振られた時の球際での強さもあり、時にはカウンターショット、時には高いロブなどうまく使い分けて相手の攻めを防ぐ技術も高いです。

この若さでそれぞれのショットの完成度が高く、テニスの質が非常に高いと感じました。

スタッツ

(比較用に錦織選手・フェデラー選手のスタッツも表示しています。)

シナー 錦織圭 フェデラー
エースの数 990本
(1試合平均:4.8本)
1851本
(1試合平均:3.2本)
10865本
(1試合平均:7.5本)
ファーストサーブ
ポイント獲得率
72% 71% 77%
セカンドサーブ
ポイント獲得率
53% 53% 57%
サービスゲーム
取得率
81% 80% 89%
ファーストサーブ
リターンポイント獲得率
32% 30% 33%
セカンドサーブ
リターンポイント獲得率
52% 53% 51%
リターンゲーム
取得率
27% 27% 27%

シナー選手の大きな武器としてリターンがあります。

このスタッツを見ても分かるようにリターンのスタッツはすでに世界でもトップクラスです。

特に相手の1stサーブの時のポイント獲得率が30%を超えており、この数字は相手のサーブを読む力が非常に高かったり、反応が凄く良かったり、とにかくリターンに関する何か突出した能力が無いと到底出ない数字です。

シナー選手はサーブがものすごく強い選手では無いので、1stサーブのポイント獲得率そこまで高くはありませんが、2ndの獲得率はかなり高め。

つまり威力のあるサーブで圧倒的に優位な状況になる事は少ないですが、ラリー戦に持ち込んだときにかなりの確率でポイントが取れている事になります。

シナー選手の全体的なスタッツは錦織選手と非常に似ていて、スタイルも近いところがあります。

主な成績

2019年
  • NEXTGENファイナル|優勝
  • ATP250|アントワープ(ベスト4)
  • チャレンジャー|3大会(優勝)
2020年
  • グランドスラム|全仏(ベスト8)
  • マスターズ|ローマ(ベスト16)
  • ATP500|ロッテルダム(ベスト8)
  • ATP250|ソフィア(優勝) ケルン(ベスト4)
2021年
  • グランドスラム|全仏、全米(ベスト16)
  • マスターズ|マイアミ(準優勝)
  • ATP500|ワシントン(優勝) バルセロナ、ウィーン(ベスト4)
  • ATP250|アデレード、ソフィア、アントワープ(優勝)
2022年
  • グランドスラム|全豪、ウィンブルドン、全米(ベスト8)
  • マスターズ|マイアミ、モンテカルロ、ローマ(ベスト8)
  • ATP500|ドバイ、ウィーン(ベスト8)
  • ATP250|ウマグ(優勝) ソフィア(ベスト4)
2023年
  • グランドスラム|ウィンブルドン(ベスト4)
  • マスターズ|ダ(優勝) マイアミ(準優勝) モンテカルロ、インディアンウェルズ(ベスト4)
  • ATP500|ロッテルダム(準優勝)
  • ATP250|モンペリエ(優勝)

 

 

ではヤニック・シナー選手のプレースタイルやランキング、使用ラケットやウェア、主な成績については以上です。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

 

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