2016年頃からトップ10に定着しているオーストリアのドミニク・ティエム選手。
特に最近はクレーの大会での活躍が素晴らしく、次のクレーキングに最も近い存在であると言っても過言ではありません。
今回はそのティエム選手と錦織選手の対戦成績や勝率について調べていきます。
(2019,4,30更新)
錦織圭とドミニク・ティエムの対戦成績や勝率
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通算の対戦成績と過去の対戦結果
錦織選手とティエムの対戦成績は3勝2敗(勝率60%)
【過去の対戦一覧】
年 | 大会 | 勝者 | スコア |
2018 | NITTO ATP FINALS (ツアーファイナル・ハード) |
ティエム | 61 64 |
2018 | ウィーン (ATP500・ハード) |
錦織 | 63 61 |
2018 | 全仏オープン (グランドスラム・クレー) |
ティエム | 62 60 57 64 |
2016 | ローマ (マスターズ・クレー) |
錦織 | 63 75 |
2015 | ハレ (ATP500・グラス) |
錦織 | 764 75 |
- 2018年:NITTO ATP FINALS(ツアーファイナル)・予選|5度目の対戦はティエム選手が完勝。特にサービスゲームで付け入る隙を与えず一度もブレークを許すことなく勝利しました。対する錦織選手はミスが目立ち大事なポイントで良いプレーが出来ず、試合を通して6度のブレークを許してしまいました。試合時間は1時間25分。
- 2018年:ウィーン(ATP500)・準々決勝|4度目の対戦はサービスゲーム・リターンゲーム共に錦織選手が圧倒。ブレークポイントを6回握られていますが、そのうち実際にブレークに繋がったのは1回で、大事なポイントで良いプレーができていました。試合時間は1時間9分。
- 2018年:全仏オープン(グランドスラム)・4回戦|3度目の対戦となったのは全仏オープンでグランドスラムでは初の対戦。2セット目まではティエム選手が圧倒し、錦織選手は早々に2セットダウンの崖っぷちに。3セット目以降は互角の展開になりますが、4セット目終盤でティエム選手がブレークに成功し勝利。試合時間は2時間28分。
- 2016年:ローマ(マスターズ)・準々決勝|2度目の対戦。この試合は錦織選手のサーブが好調で試合を通してブレークされたのはわずかに1回。これが勝利へ繋がりました。試合時間は1時間40分。
- 2015年:ハレ(ATP500)・1回戦|初対戦となったこの試合は錦織選手がストレートで勝利したものの、トータルポイントでは83対80と非常に拮抗した試合となりました。試合時間は1時間50分。
サーフェス別の対戦成績と勝率
次にコートサーフェス別の対戦成績と勝率を見ていきます。
ハード | クレー | グラス | |
ティエム | 1 | 1 | 0 |
錦織圭 | 1 | 1 | 1 |
- ハード 1勝1敗(勝率50%)
- クレー 1勝1敗(勝率50%)
- グラス 1勝0敗(勝率100%)
錦織選手とティエム選手の対戦では、ハード・クレーは互角、グラスだけは錦織選手の勝ち越しとなっています。
お互いに最も通算の勝率が高いのはクレーなので今後クレーでの対戦には特に注目ですね。
マッチセット数別の対戦成績と勝率
次はマッチセット数別の対戦成績。
5セット | 3セット | |
ティエム | 1 | 1 |
錦織圭 | 0 | 3 |
- 5セットマッチ 0勝1敗(勝率0%)
- 3セットマッチ 3勝1敗(勝率75%)
対戦成績では負けていますが、5セットマッチはティエム選手がリードしています。
グランドスラムで付くシードではお互いに5〜8シードに入ることが多いので、錦織選手とティエム選手が対戦するのはかなり大会終盤に近い所になってきます。
そのためこの2人の対戦では、5セットマッチに強いかどうかはかなり重要な点になりそうです。
タイブレーク、フルセット、決勝戦など状況別の対戦成績と勝率
次は接戦の時やプレッシャーがかかる状況での対戦での対戦成績と勝率を調べていきます。
タイブレークを取った数 | フルセットマッチ | 決勝での対戦 | |
ティエム | 0回 | 0 | 0 |
錦織圭 | 1回 | 0 | 0 |
- タイブレーク 1勝0敗(勝率100%)
- フルセット 0勝0敗(勝率-%)
- 決勝での対戦 0勝0敗(勝率-%)
この2人の対戦ではまだフルセットマッチがありません。
ただフルセットこそありませんが、初対戦のハレや2018年の全仏では激戦をしています。
今後、大きな舞台でフルセットの激戦が見られることが楽しみですね。
まとめ
- 錦織選手とティエム選手の通算対戦成績は5戦3勝2敗
- ハードとクレーでは互角、グラスで錦織選手がリード
- 現状では大きくプレッシャーのかかる対戦は少ない
通算の対戦成績もそうですが、サーフェス別で見てもかなり拮抗した対戦成績です。
2018年は1年間で3度の対戦があり、ランキングも非常に近いので2019年以降さらに対戦が増えていくかもしれません。
個人的にはクレーでの対戦が特に見たいですね。
では錦織選手とティエム選手の対戦成績や勝率については以上です。
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