今回は2018年の全米オープンでの優勝で一気にトップ選手の仲間入りを果たした、日本のプロテニスプレイヤーである大坂なおみ選手について、プレースタイルやランキングの推移、主な経歴、トップ選手との対戦成績などをまとめていこうと思います。
(2019,7,11更新)
プロフィール
年齢 | 21歳 |
国 | 日本 |
身長 | 180cm |
利き手 | 右 |
バックハンド | 両手 |
好きなショット | フォアハンド |
プロ転向 | 2013年(15歳) |
コーチ | ジャーメイン・ジェンキンス |
憧れだった選手 | セレナ・ウィリアムズ |
ハイチ人の父親と日本人の母親を両親に持ち、姉はプロのテニスプレイヤーである大坂まり選手。
趣味はゲームや漫画、買い物などいたって普通で親近感が湧きますね。
ゲームはPS4などでやる割と本格的なものが多く、かなりのゲーマーとの噂も。
漫画は少年ジャンプで連載しているハイキューやジャンプSQで連載しているテニスの王子様などがお気に入りのようです。
現在のコーチは以前は元世界1位のヴィーナス・ウィリアムズ選手のヒッティングパートナーを務めていたジャーメイン・ジェンキンスコーチ。
2019年2月まではサーシャ・バジンコーチが帯同していました。
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Ok but this was a lewk 💁♀️
キャリアタイトル
シングルスのキャリアタイトルは3勝。
タイトル数自体は少ないですが、この3つが全てグランドスラムとプレミアマンダトリーのビッグタイトルとなっています。
初タイトルが2018年3月のインディアンウェルズ(プレミアマンダトリー)で、インターナショナルやプレミアを飛ばして一気にビッグタイトルを獲得しています。
さらに同年の全米オープンで20歳にしてグランドスラム初タイトルを獲得。
以下はタイトルの内訳
グレード別 | |
グランドスラム | 2 |
ツアーファイナル | 0 |
プレミアマンダトリー | 1 |
プレミア5 | 0 |
プレミア | 0 |
インターナショナル | 0 |
サーフェス別 | |
ハード | 3 |
クレー | 0 |
グラス | 0 |
キャリアハイやランキングの推移
キャリアハイの推移 | |
トップ100 | 2016年(18歳) |
トップ50 | 2016年(18歳) |
トップ30 | 2018年(20歳) |
トップ20 | 2018年(20歳) |
トップ10 | 2018年(20歳) |
トップ5 | 2014年(23歳) |
3位 | 2014年(23歳) |
2位 | 2014年(23歳) |
1位 | 2017年(26歳) |
キャリアハイ|1位 | 2019年(21歳) |
ランキングの推移 | |
2013 | 430 |
2014 | 250 |
2015 | 203 |
2016 | 40 |
2017 | 68 |
2018 | 5 |
グランドスラム・プレミアマンダトリー・プレミア5の成績
グランドスラムの最高成績
全豪オープン | 優勝 |
全仏オープン | 3回戦 |
ウィンブルドン | 3回戦 |
全米オープン | 優勝 |
2018年の全米オープンでグランドスラム初タイトルを獲得。
2019年の全豪オープンでも優勝を果たし2大会連続でグランドスラム優勝。
他のグランドスラムでも全てで3回戦以上に進出。
プレミアマンダトリーの最高成績
インディアンウェルズ | 優勝 |
マイアミ | 3回戦 |
マドリード | ベスト8 |
北京 | ベスト4 |
2018年のインディアンウェルズでプレミアマンダトリー初のタイトルを獲得。これがツアー初タイトルにもなりました。
プレミア5の最高成績
ドーハ | ベスト8 |
ローマ | ベスト8 |
カナダ | 3回戦 |
シンシナティ | 1回戦 |
武漢 | 1回戦 |
プレミア5全体での最高成績はドーハ、ローマでのベスト8。
優勝はまだありません。
プレースタイル
大坂選手のプレースタイルは攻撃型ベースライナーで、武器はサーブとフォアです。
ベースライナーですが、女子テニス屈指のビッグサーブを持っており200キロを超えるサーブを打つことができます。女子では190キロでも非常に速いサーブだと言えるので、大坂選手のサーブは次元が違います 笑
さらにそのサーブに加えてフォア、バックともに非常に攻撃力があります。特にフォアはかなりの決定力を持ち、少し前までは精度にやや不安な面がありましたが、最近はその点も問題なくなってきてトップクラスのフォアハンドに成長しています。
プロテニス選手としての経歴
15歳でプロに転向
大坂選手は他の選手と比べてかなり速い段階でプロに転向しています。だいたい17歳くらいにプロに転向する選手が多い中、15歳でのプロ転向です。
しかしそこから3年ほどは下部ツアーでの下積み時代が続きます。初めて200位以内に入ったのが2015年で17歳の時、そこから1年かけて2016年に18歳でトップ100入りを果たすことになります。
2016年に東京で準優勝
2016年シーズンには予選から出場した全豪で本戦3回戦まで勝ち上がります。さらにマイアミ(プレミアマンダトリー)でも3回戦に進出し、これらの大きな大会での活躍もありトップ100入りを果たします。
そして話題になったのが、日本での大会です。東京(プレミア)で2回戦この大会第6シードだったチブルコワ選手を破り、準決勝ではキャリアハイで3位を記録したこともあるスビトリーナ選手に逆転で勝利し、ツアー初の決勝に進出。決勝では元世界1位のウォズニアッキ選手に敗退しましたが、この大会で大阪選手は大きく話題を集めました。
この活躍もありランキングもトップ50入りを果たします。
2018年にプレミアマンダトリー初タイトル
2018年にはグランドスラムに次ぐ格付けの大会であるインディアンのプレミアマンダトリーでツアー初タイトルを獲得。
1回戦では元世界1位のシャラポワ選手にストレートで勝利、準々決勝では第5シードのプリスコワ選手にストレートで勝利、さらに勢いは止まらず準決勝では第1シードのハレプ選手にストレートで勝利。決勝では第20シードのカサキナ選手にストレートで勝利し、大会を通してわずか1セットしか落とさない圧巻の優勝を果たします。
この優勝により、日本だけでなく世界的にも大注目の選手となりました。
2018年の全米オープンでグランドスラム初タイトルを獲得
プレミアマンダトリーの優勝で世界的にも注目を集めた大阪選手ですが、今度はさらに上のグランドスラムでも優勝を果たしてしまいます。
第20シードでの出場となった大坂選手でしたが1回戦から圧倒的な強さで勝ち上がり、4回戦で1セット落としましたが、結局それ以降はストレートで勝ち進み、決勝では女子テニスの絶対女王であり、憧れの選手であるセレナから勝利し優勝。
決勝は主審とセレナ選手の口論で少し荒れた試合にもなりましたが、それを踏まえても大阪選手のプレーは世界1位すら脅かすほどのトップクラスのレベルでした。
トップ選手との対戦成績
他の多くの選手が負け越しているセレナ選手に対しては勝ち越していますが、ケルバー選手、ハレプ選手には負け越しています。
トップ選手 | 8勝13敗 | 38% |
S・ウィリアムズ | 2勝0敗 | 100% |
M・シャラポワ | 1勝0敗 | 100% |
S・ハレプ | 1勝4敗 | 20% |
C・ウォズニアッキ | 0勝2敗 | 0% |
A・ケルバー | 1勝4敗 | 20% |
K・プリスコバ | 2勝2敗 | 50% |
G・ムグルッサ | 0勝0敗 | -% |
V・ウィリアムズ | 1勝1敗 | 50% |
では大坂なおみ選手については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました。
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