オーストリア・ウィーンで開催されるATP500「エルステ・バンク・オープン」の賞金や獲得できるポイント、歴代優勝者などの大会概要をまとめていきます。
シングルスの賞金とポイント
2022年大会
結果 | ポイント | 賞金(ユーロ) | 賞金(円) | 前年比 |
優勝 | 500 | €439,305 | 63,699,225円 | 59.7% |
準優勝 | 300 | €236,375 | 34,274,375円 | 45.9% |
ベスト4 | 180 | €125,970 | 18,265,650円 | 22.3% |
ベスト8 | 90 | €64,360 | 9,332,200円 | 0.6% |
2回戦 | 45 | €34,355 | 4,981,475円 | 4.5% |
1回戦 | 0 | €18,325 | 2,657,125円 | 0.9% |
予選勝者 | 20 | |||
予選2回戦 | 10 | €9,390 | 1,361,550円 | 13.4% |
予選1回戦 | 0 | €5,270 | 764,150円 | 14.7% |
賞金額の推移
- 2022年|昨年に続き、前年から大きく賞金額が増額。これにより上位成績者の賞金額がコロナ渦以前の水準まで戻ってきています。
- 2021年|コロナの影響で大幅な減額となった昨年から、優勝~ベスト8までの上位成績者の賞金額が大幅に増加。
- 2020年|コロナの影響で優勝~ベスト8までの賞金額が大幅に減額され、逆に本選2回戦~予選の賞金額はランキング下位の選手の経済的な支援の目的もあり増額となっています。
ユーロ
2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | |
優勝 | €439,305 | €275,074 | €105,240 | €474,295 | €473,865 |
準優勝 | €236,375 | €162,000 | €85,000 | €283,205 | €232,315 |
ベスト4 | €125,970 | €103,000 | €61,000 | €120,190 | €116,895 |
ベスト8 | €64,360 | €64,000 | €41,500 | €63,160 | €59,450 |
2回戦 | €34,355 | €32,881 | €32,755 | €31,570 | €30,875 |
1回戦 | €18,325 | €18,162 | €18,095 | €17,465 | €16,280 |
予選2回戦 | €9,390 | €8,279 | €8,245 | €6,715 | €3,600 |
予選1回戦 | €5,270 | €4,596 | €4,580 | €3,360 | €1,840 |
日本円(1ユーロ=145円で計算)
2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | |
優勝 | 63,699,225円 | 39,885,730円 | 15,259,800円 | 68,772,775円 | 68,710,425円 |
準優勝 | 34,274,375円 | 23,490,000円 | 12,325,000円 | 41,064,725円 | 33,685,675円 |
ベスト4 | 18,265,650円 | 14,935,000円 | 8,845,000円 | 17,427,550円 | 16,949,775円 |
ベスト8 | 9,332,200円 | 9,280,000円 | 6,017,500円 | 9,158,200円 | 8,620,250円 |
2回戦 | 4,981,475円 | 4,767,745円 | 4,749,475円 | 4,577,650円 | 4,476,875円 |
1回戦 | 2,657,125円 | 2,633,490円 | 2,623,775円 | 2,532,425円 | 2,360,600円 |
予選2回戦 | 1,361,550円 | 1,200,455円 | 1,195,525円 | 973,675円 | 522,000円 |
予選1回戦 | 764,150円 | 666,420円 | 664,100円 | 487,200円 | 266,800円 |
前年比
2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | |
優勝 | 59.7% | 161.4% | -77.8% | 0.1% |
準優勝 | 45.9% | 90.6% | -70.0% | 21.9% |
ベスト4 | 22.3% | 68.9% | -49.2% | 2.8% |
ベスト8 | 0.6% | 54.2% | -34.3% | 6.2% |
2回戦 | 4.5% | 0.4% | 3.8% | 2.3% |
1回戦 | 0.9% | 0.4% | 3.6% | 7.3% |
予選2回戦 | 13.4% | 0.4% | 22.8% | 86.5% |
予選1回戦 | 14.7% | 0.3% | 36.3% | 82.6% |
ダブルスの賞金とポイント
結果 | ポイント | 賞金(ユーロ) | 賞金(円) |
優勝 | 500 | €144,300 | 20,923,500円 |
準優勝 | 300 | €76,950 | 11,157,750円 |
ベスト4 | 180 | €38,930 | 5,644,850円 |
ベスト8 | 90 | €19,470 | 2,823,150円 |
1回戦 | 0 | €10,080 | 1,461,600円 |
大会概要
大会名 | エルステ・バンク・オープン |
グレード | ATP500 |
開催場所 | オーストリア・ウィーン |
開催時期 | 10月第4週 |
ドロー数 | S(32)、D(16) |
サーフェス | ハード |
エルステバンクオープンはオーストリア・ウィーンのイベント会場である「ヴィエナ・スターレ」で開催され、オーストリアにのメガバンクである「ERSTE BANK」が大会スポンサーとなっています。
ATP500としては2015年に格上げされたばかりですが、大会自体は1974年から開催されており、初代王者はアメリカのゲルレイティス選手です。
また同週にスイス・バーゼルで開催されている「スイス・インドア」と共にパリマスターズの前哨戦という位置付けとなっています。
シーズン終盤ということで、完全なコンディションで望めない事の多いこの時期の大会ですが、ツアーファイナルの出場権をかけてレースランキングの争いが激化する時期でもあるのでそこも見所の一つとなっています。
歴代優勝者と上位成績者
年 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
2005 | I・リュビチッチ | J・フェレーロ | T・ロブレド R・ステパネク |
2006 | I・リュビチッチ | F・ゴンザレス | D・ハーバティ A・ロディック |
2007 | N・ジョコビッチ | S・ワウリンカ | A・セッピ J・フェレーロ |
2008 | P・ペッツシュナー | G・モンフィス | F・ロペス P・コールシュライバー |
2009 | J・メルツァー | M・チリッチ | J・ティプサレビッチ P・コールシュライバー |
2010 | J・メルツァー | A・ヘイダーマウアー | N・アルマグロ M・ベリエ |
2011 | J・ツォンガ | J・デルポトロ | D・ブランズ K・アンダーソン |
2012 | J・デルポトロ | G・ゼムラ | G・ミュラー J・ティプサレビッチ |
2013 | T・ハース | R・ハーセ | L・ロソル J・ツォンガ |
2014 | A・マレー | D・フェレール | V・トロイツキ P・コールシュライバー |
2015 | D・フェレール | S・ジョンソン | G・モンフィス E・グルビス |
2016 | A・マレー | J・ツォンガ | D・フェレール I・カルロビッチ |
2017 | L・プイユ | J・ツォンガ | K・エドモンド P・コールシュライバー |
2018 | K・アンダーソン | 錦織圭 | F・ベルダスコ Ⅿ・ククシュキン |
2019 | Ⅾ・ティエム | Ⅾ・シュワルツマン | Ⅿ・ベレッティーニ G・モンフィス |
2020 | ルブレフ | ソネゴ | アンダーソン エバンス |
2021 | ズベレフ | ティアフォー | アルカラス シナー |
この大会はビッグ4がそれほど多く出場していない事と、ツアー終盤で多くの選手が出場を見送ったり、怪我で出場できないことが多いのでいろんな選手が優勝しています。
それでもビッグ4のマレー選手は2度のタイトルを獲得しています。
現役だと今では大ベテランである元世界8位であるオーストリアのメルツァー選手が2連覇を果たしています。
その他の選手ではツォンガ選手が優勝1回・準優勝2回と活躍していますね。
しかしこの大会はノーシード、予選勝者、ラッキールーザーなどシード選手以外の活躍が多く見られる大会でもあります。
優勝だと2017年のプイユ選手、準優勝だと2015年のジョンソン選手と2013年のハーセ選手がノーシードです。
ツアー終盤ということもあり、番狂わせが起こりやすくなっているのかもしれません。
ではエルステ・バンク・オープンの獲得できる賞金やポイント、歴代優勝者などの大会概要については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました。
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