テニスのツアーにおいて、全豪、全仏、ウィンブルドン、全米の4つを4大大会(グランドスラム)と呼び、ツアーの中でも最高グレードの大会になっています。
そんなグランドスラム全てで優勝する事を「グランドスラム制覇」というわけですが、今回はそれに関連して全てのグランドスラムでベスト8以上に残った事のある選手がどれくらいいるのかを調べてみました!
(2017年時点で現役選手のみ)
全てのグランドスラムでベスト8以上の選手は意外と少なかった
全てのグランドスラムでベスト8以上に残った事がある選手というのは結構多くいそうな感じでしたが、実際に調べてみると、たった10人しかいませんでした。
- ロジャー・フェデラー
- ラファエル・ナダル
- ノバク・ジョコビッチ
- アンディ・マレー
- ダビド・フェレール
- マリン・チリッチ
- スタン・ワウリンカ
- ファン・マルティン・デルポトロ
- トマーシュ・ベルディヒ
- ジョー・ウィルフリード・ツォンガ
- 錦織圭
ビッグ4の4人とキャリアハイ3位を記録したワウリンカ選手やフェレール選手、あとは2009年の全米オープン優勝者でもあるデルポトロ選手と、2014年全米オープン優勝のチリッチ選手、トップ10の番人とも言われていたベルディヒ選手、マスターズ優勝経験もあるツォンガ選手、ビッグタイトルこそありませんが長くトップ5をキープした錦織選手といった、長い間トップ10にいたベテラン・中堅選手と言った感じになりました。
意外だったのがキャリアハイ3位を達成したラオニッチ選手も全米だけは最高が4回戦だった事ですね。
ズベレフ選手やティエム選手はキャリアハイこそ高いですが、まだグランドスラムの出場回数自体が他の選手と比べても少ないので、全てのグランドスラムでベスト8以上を達成するにはもう少し時間がかかりそうですね。
それほどトップで活躍をしている選手でも全てのグランドスラムでベスト8以上に進むのは難しい事だという事です。
では全てベスト4以上にするとどうか
ではさらに条件を厳しくして、ベスト4以上にするとどれくらいの選手が残るのか。結果はこちらの5人。
- ロジャー・フェデラー
- ラファエル・ナダル
- ノバク・ジョコビッチ
- アンディ・マレー
- トマーシュ・ベルディヒ
なんと現役選手ではたったの5人。
しかもそのうちの4人がビッグ4で残る1人はベルディヒ選手という結果となりました。
3つのグランドスラムで優勝しているワウリンカ選手でもウィンブルドンだけはベスト8以上に進んだ事がありません。
同じく長くランキング3位にいたフェレール選手もウィンブルドンだけはベスト8が最高成績となっています。
ウィンブルドンはマスターズ以上の大会で唯一のグラスコートの大会なので、そこが成績を残せない要因になっているようですね。
その一方で一度もグランドスラムで優勝した事のないベルディヒ選手がビッグ4以外で唯一条件を満たしている選手となりました。
1つのグランドスラムで優勝するのと、全てのグランドスラムでベスト4以上に進出するというのは違った強さが必要になるようですね。
やはりビッグ4は化け物。そしてベルディヒ選手も実は凄い
全てのグランドスラムで上位進出を果たした選手をピックアップしてきましたが、最終的に分かったのはやはりビッグ4は別格だという事でした。
後はそれに次ぐ成績を残していたのがベルディヒ選手であるという事。
ビックタイトルをそれほど獲得していないという事もあり、テニスを知らない人にとってはそれほど認知度は高くないベルディヒ選手ですが、改めて実績だけ見てみると世界ランク3位以内に入っていても全然おかしくない選手ですよね。
またこの結果を見るとハード、グラス、クレー、全てのサーフェスでいい成績を残すという事がどれほど大変な事なのかという事も分かりますね。
全てのグランドスラムでベスト8以上に進出した事のある選手についてまとめてみました。ここまで読んでくださってありがとうございました!