ブルガリアのプロテニスプレイヤーであるグリゴール・ディミトロフ(GRIGOR DIMITROV)選手について、プロフィール、プレースタイル、主な経歴や成績、ランキングの推移、などの選手情報をまとめていこうと思います。
(2019,8,29更新)
プロフィール
| 年齢 | 28歳 |
| 国 | ブルガリア |
| 拠点 | モナコ・モンテカルロ |
| 身長 | 191cm |
| 体重 | 80kg |
| 利き手 | 右 |
| バックハンド | 片手 |
| プロ転向 | 2008年(17歳) |
| 好きなコート | ハード、グラス |
| 好きなショット | バック |
| 好きな大会 | ウィンブルドン |
| 趣味 | 車、パソコン |
| コーチ |
ツアーの成績
シングルスキャリアタイトル
| タイトル | 8勝 |
| カテゴリー別 | |
| ツアーファイナル | 1 |
| マスターズ | 1 |
| ATP500 | 2 |
| ATP250 | 4 |
| サーフェス別 | |
| ハード | 6 |
| クレー | 1 |
| グラス | 1 |
初タイトルは2013年に22歳で優勝したストックホルム(ATP250)。
マスターズでの初タイトルは2017年に26歳で優勝したシンシナティ。
2017年にはツアーファイナルでも初のタイトルを獲得。
グランドスラムの成績
| 全豪オープン | ベスト4 |
| 全仏オープン | 3回戦 |
| ウィンブルドン | ベスト4 |
| 全米オープン | 4回戦 |
グランドスラム全体では全豪オープンとウィンブルドンのベスト4が最高成績となっています。
しかし全仏オープンではまだ4回戦進出を果たしたことがありません。
マスターズの成績
| インディアンウェルズ | 3回戦 |
| マイアミ | 4回戦 |
| モンテカルロ | ベスト4 |
| マドリード | ベスト8 |
| ローマ | ベスト4 |
| カナダ | ベスト4 |
| シンシナティ | 優勝 |
| 上海 | ベスト8 |
| パリ | 3回戦 |
マスターズ全体の最高成績はシンシナティでの優勝です。
次いでモンテカルロ、ローマ、カナダでのベスト4となっています。
グランドスラムではクレーの全仏で良い結果が残せていませんが、マスターズではクレーのモンテカルロとローマで良い成績が残せていますね。
ランキングの推移
| キャリアハイの推移 | |
| トップ100 | 2011年(20歳) |
| トップ50 | 2012年(21歳) |
| トップ20 | 2014年(23歳) |
| トップ10 | 2014年(23歳) |
| トップ5 | 2017年(26歳) |
| トップ3 | 2017年(26歳) |
| キャリアハイ|3位 | 2017年(26歳) |
| 年末ランキングの推移 | |
| 2008 | 493 |
| 2009 | 288 |
| 2010 | 106 |
| 2011 | 76 |
| 2012 | 48 |
| 2013 | 23 |
| 2014 | 11 |
| 2015 | 28 |
| 2016 | 17 |
| 2017 | 3 |
| 2018 | 19 |
プレースタイルと戦力分析
ディミトロフ選手のプレースタイルは攻撃型オールラウンダーで、武器はレベルの高い全てのショットです。
フォアハンド、バックハンドともにトップクラスのベースライナーにも引けを取らないほどのものを持ちながら、サーブもビッグサーバーほどではないしても素晴らしいサーブを持っています。
さらにトリッキーなクラッチショットを時には使いますし、ネットプレーも高い成功率になっています。
近年全体のプレーが底上げされた感じがするので、このままさらにそれぞれのショットが洗練されていけばもう無敵の選手ですね 笑
| フォアハンド | 9 |
| バックハンド | 8 |
| サーブ | 9 |
| リターン | 8 |
| ボレー | 8 |
| テクニック | 9 |
| メンタル | 9 |
| フットワーク | 8 |
| 攻撃力 | 9 |
| 守備力 | 8 |
| 総合力 | 85 |
テニス選手としての経歴
全米ジュニアで優勝後、17歳の時にプロに転向
全米ジュニアで優勝をした勢いのままその年にディミトロフ選手はプロに転向します。
もちろん全米ジュニアで優勝ということで、大注目の中でのプロ転向となりました。
しかしその後すぐにトップへというわけではなく、ここから3年後ようやくランキングが100位を切るというペースでした。
ディミトロフ選手はそれほど急激にランキングを上げたわけでは無かったんです。
ジュニアで活躍をした人ほど、プロでの重圧に耐えられなくなるというケースも多くありますから。
プロ5年目でツアータイトル獲得
プロに転向して5年でついにディミトロフ選手はツアー初優勝を果たします。
この頃からトップ10の選手にもちょくちょく勝つようになってきていよいよ実力をつけてきたという感じでした。
そして初タイトルを獲得した翌年2014年がディミトロフ選手の飛躍の年になります。
シーズン序盤の全豪でベスト8入りをし、そのままの勢いツア−2勝目、3勝目、4勝目を立て続けに取り、ウィンブルドンではベスト4まで進出するという活躍。
これでランキングも一気に8位まで上昇しトップ10入り。
この時、錦織選手、ラオニッチ選手に続いて次世代を代表する選手になると多くのメディアが紹介しました。
しかし不調によりランキングは28位まで後退
しかしその後の2015年シーズンディミトロフ選手は重なる不調によりランキングを28位まで後退させてしまいます。
この年、新たに出てきたさらに下の世代である、トミック選手、キリオス選手、ティエム選手などが多く話題に上がるようになり、ディミトロフ選手の注目はどんどん薄れていってしました。
不調から脱出、26歳でマスターズ初優勝とツアーファイナル優勝
ここ数年不調が続いていたディミトロフ選手でしたが、2017年シーズンは絶好調でした。
そしてシンシナティのマスターズでタイトルを獲得。
ランキングも9位まであげでキャリアハイの8位に一気に迫りました。
2014年シーズンと比べても全体のプレーに安定感が出てきて、簡単には負けないようなテニスになったな〜と感じました。
今後ズベレフ選手と同様にビッグ4を脅かす存在になりそうです。
さらにこの年のツアーファイナルでは初出場ながら優勝を果たします。
ビッグ4と一度も対戦しなかったとはいえ、初めての出場での優勝には驚きでした。
ではディミトロフ選手については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました。
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