この記事ではフランスのジョー・ウィルフリード・ツォンガ選手の錦織圭選手や日本人選手、トッププレイヤーとの対戦成績をまとめていきます。
(2019,11,2更新)
ツォンガ選手と錦織圭選手のプロフィール比較
錦織圭 | ツォンガ | |
身長 | 178cm | 188cm |
体重 | 73kg | 92g |
プロ入り | 2007年(17歳) | 2004年(19歳) |
初タイトル | 2008年(18歳) | 2008年(23歳) |
トップ10入り | 2014年(24歳) | 2008年(23歳) |
トップ5入り | 2014年(24歳) | 2012年(27歳) |
グランドスラム 最高成績 |
準優勝 | 準優勝 |
マスターズ 最高成績 |
準優勝(4回) | 優勝(2回) |
ツォンガ選手は188cmで92㎏と錦織選手と比べて非常に筋肉質ながっちりした体格。
男子のテニスプレイヤー全体でみてもトップクラスに体格の良い選手です。
初タイトルは錦織選手の方がかなり早い段階で獲得、トップ5入りも早かったです。
しかしマスターズでの成績を見るとツォンガ選手の方が上で、これまでに2つのマスターズタイトルを獲得しています。
ツォンガ選手と錦織選手の対戦成績
対戦成績
錦織圭(6勝)
過去の対戦結果
年 | 大会 (グレード・サーフェス) |
勝者 | スコア |
2011 | 上海 (マスターズ・ハード) |
錦織 | 67 64 64 |
2012 | 全豪オープン (グランドスラム・ハード) |
錦織 | 26 62 61 36 63 |
2013 | 上海 (マスターズ・ハード) |
ツォンガ | 76 60 |
2013 | パリ (マスターズ・ハード) |
錦織 | 16 76 76 |
2014 | パリ (マスターズ・ハード) |
錦織 | 61 46 64 |
2015 | 全仏オープン (グランドスラム・クレー) |
ツォンガ | 61 64 46 36 63 |
2016 | 全豪オープン (グランドスラム・ハード) |
錦織 | 64 62 64 |
2016 | パリ (マスターズ・ハード) |
ツォンガ | 06 63 76 |
2019 | 全仏オープン (グランドスラム・クレー) |
錦織 | 46 64 64 64 |
- 初対戦は2011年の上海(マスターズ)2回戦
トータルポイントが97対96とどちらが勝ってもおかしくない試合でしたが、リターンゲームでより多くのチャンスを掴んだ錦織選手が1セットダウンから逆転で勝利。 - 2回目の対戦は2012年の全豪オープン4回戦
ファイナルセットにもつれこむ3時間半の激闘でしたが、勝敗を分けるカギになったのが相手の2ndサーブ時でのプレー。錦織選手の方がツォンガ選手より10%近く2ndサーブ時のポイント獲得率が高く、そこで差が出ました。 - 3回目の対戦は2013年の上海(マスターズ)3回戦
この試合はツォンガ選手のサービスゲームが好調で、試合を通して13本のエース。錦織選手に1度しかブレークを許さずにストレートで勝利。 - 4回目の対戦は2013年のパリ(マスターズ)2回戦
試合を通してツォンガ選手のサーブが良く錦織選手は1回しかブレークに成功しませんでしたが、1セットダウンから2つのタイブレークを取る粘りのプレーで、ファイナルのタイブレークは9-7とどちらが勝ってもおかしくないぎりぎりの試合を勝利。 - 5回目の対戦は2014年のパリ(マスターズ)3回戦
お互いに1stサーブの入りが悪かったこの試合、大きく差が出たのが2ndサーブ時のポイント獲得率で錦織選手が20%近く高かったです。そのため1stの入りがそこまで良くなかったのにも関わらず、試合を通してツォンガ選手に許したブレークはわずかに1回。 - 6回目の対戦は2015年の全仏オープン準々決勝
ツォンガ選手のサーブが好調で、1,2セットはツォンガ選手のペースで試合が進みました。中断もあり試合の流れが変わり、錦織選手が少ないチャンスからブレークを成功させ、2セットダウンの崖っぷちからイーブンに戻しましたが、ファイナルセットはフィジカル面でツォンガ選手が上回って勝利。 - 7回目の対戦は2016年の全豪オープン4回戦
試合を通して錦織選手がストローク戦で主導権を握り、5回のブレークを成功させてストレートで勝利。トータルポイントでも20ポイント近くの差がつきました。 - 8回目の対戦は2016年のパリ(マスターズ)3回戦
1セットは錦織選手がベーグルで取り完全に錦織選手のペース。しかし2セット目の中盤でツォンガ選手がブレークしてそのままキープが進みイーブン。ファイナルは錦織選手が先にブレークを成功させましたが、すぐに返されてタイブレークになり、タイブレークはツォンガ選手が序盤でリードしてそのまま勝利。 - 9回目の対戦は2019年の全仏オープン2回戦
この試合は錦織選手の1stサーブの入る確率が約7割と高く、サービスエースは1本も無かったですが安定したサービスゲームを展開。1セットは逆転で落としましたが、2セット目は最初にブレークを成功させ1-1のイーブンに。3セット目以降は最初にリードを奪われましたが、すぐに返してそのままブレークを許さず4セット目を取って勝利。
コートサーフェス別
次にコートサーフェス別の対戦成績を見ていきます。
ハード | クレー | グラス | |
錦織圭 |
5 | 1 | 0 |
ツォンガ | 2 | 1 | 0 |
これまでの対戦は多くがハードコートでの対戦。
中でもパリと上海のインドアハードのマスターズでの対戦が半分近くの割合を占めています。
クレーでは今のところ対戦は全仏オープンのみで1勝1敗。
マッチセット数別
次はマッチセット数別の対戦成績。
5セット | 3セット | |
錦織圭 | 3 | 3 |
ツォンガ | 1 | 2 |
どちらのマッチセットでも錦織選手が勝ち越し。
ただフィジカル面を考えると5セットの方が拮抗した戦績になりそうですが、3セットマッチの方が拮抗していますね。
タイブレーク、フルセット、決勝戦など
次は接戦の時やプレッシャーがかかる状況での対戦成績を調べていきます。
タイブレークを 取った回数 |
フルセットマッチ | 決勝での対戦 | |
錦織圭 | 2回 | 4 | 0 |
ツォンガ | 3回 | 2 | 0 |
タイブレークを取った回数はツォンガ選手の方が上で、フルセットマッチの勝利数は錦織選手の方が多いです。
ただどちらも近い数字で、お互いに接戦になった場合でも力を発揮しています。
ビッグ4・トップ選手・日本人選手との対戦成績一覧
ここからはツォンガ選手のビッグ4やトップ選手、日本人選手との対戦成績をまとめていきます。
ビッグ4
ビッグ4 | 18勝53敗 | 25% |
ロジャー・フェデラー | 6勝12敗 | 33% |
ラファエル・ナダル | 4勝10敗 | 29% |
ノバク・ジョコビッチ | 6勝17敗 | 26% |
アンディ・マレー | 2勝14敗 | 13% |
ツォンガ選手は現役選手ではビッグ4全員から2勝以上を上げている数少ない選手の1人。
特にフェデラー選手やジョコビッチ選手からはかなりの勝利数を上げており、ビッグ4とこれだけ多く対戦して2割以上の勝率がある選手は殆どいません。
トップ選手(キャリアハイが5位以内)
スタン・ワウリンカ | 3勝5敗 | 38% |
マリン・チリッチ | 2勝6敗 | 25% |
グリゴール・ディミトロフ | 4勝0敗 | 100% |
アレクサンダー・ズベレフ | 2勝1敗 | 67% |
ミロシュ・ラオニッチ | 2勝5敗 | 29% |
ファン・マルティン・デルポトロ | 2勝5敗 | 29% |
トマーシュ・ベルディヒ | 5勝8敗 | 38% |
ドミニク・ティエム | 2勝1敗 | 67% |
ケビン・アンダーソン | 3勝0敗 | 100% |
ステファノス・チチパス | 0勝0敗 | -% |
ダニール・メドベージェフ | 1勝2敗 | 33% |
ツォンガ選手はビッグ4との対戦成績はかなり良いですが、それを考えると他のトッププレイヤーとの戦績はそこまで良くないです。
多くの選手から勝利は挙げられているものの、負け越している相手が多いですし、大きく勝ち越しているのもディミトロフ選手とアンダーソン選手のみとなっています。
日本人選手
ダニエル太郎 | 1勝0敗 | 100% |
添田豪 | 3勝0敗 | 100% |
錦織選手以外の現役の日本人選手との対戦は全て勝利。
ただ最近ランキングを上げてきている杉田選手、西岡選手、内山選手とは対戦がまだ無いので、対戦が楽しみですね。
ではツォンガ選手の錦織選手やトッププレイヤー、日本人選手との対戦成績については以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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