2023年に全豪オープンでノーシードからベスト8入りしたアメリカのベン・シェルトン(Ben Shelton)選手。
プロ転向たった2でトップ50入りを果たすなど、驚異的な活躍を見せている注目の若手選手です。
今回はそんなシェルトン選手のプレースタイル、使用しているラケット、ツアーでの成績などの情報をまとめていきます。
(2023,7更新)
プロフィール
| 年齢 | 20歳 |
| 国 | アメリカ |
| 身長 | 193cm |
| 体重 | 88kg |
| 利き手 | 左 |
| バックハンド | 両手 |
| プロ転向 | 2022年 |
| コーチ | Bryan Shelton |
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シェルトン選手は12歳ころから本格的にテニスを始め、その後はITFフューチャーズにはあまり出場せず、主にアメリカの国内でテニスを続け、大学テニスも経験しています。
父親であるブライアン・シェルトンさんは元プロテニス選手で、シングルスタイトル2勝、ウィンブルドンでベスト16などの好成績を残し、キャリアハイは55位を記録しています。
現在はその父親であるブライアンさんがシェルトン選手のコーチです。
ラケット・シューズ
ラケット
Yonex EZONE 98
【市販品のスペック】
| ヘッドサイズ | 98インチ |
| 重さ | 323g |
| スウィングウェイト | 318g |
| ストリングパターン | 16×19 |
EZONEシリーズはYonexのラケットの中でも、パワーとコントロールのバランスの取れたラケット。
大坂なおみ選手やキリオス選手など、元々かなりパワーのある選手も多く使用しているラケットです。
シューズ
On The Roger Proシリーズ

Onは近年フェデラー選手が出資し、シューズを共同開発して話題となったスイスのスニーカーブランドです。
そしてこのThe Roger ProはOnが本格的にテニスシューズ市場に参入する第1歩となるテニスシューズです。
名前の通り、フェデラー選手が開発に深く関わっているテニスシューズとなっています。
獲得タイトル
ツアータイトル|0勝
- チャレンジャーでは3度の優勝
| カテゴリー別 | |
| サーフェス別 | |
グランドスラム・マスターズの成績
グランドスラムの最高成績
| 全豪オープン | ベスト8 |
| 全仏オープン | 1回戦 |
| ウィンブルドン | 2回戦 |
| 全米オープン | 1回戦 |
グランドスラムの最高成績|ベスト8
- 本戦初勝利はグランドスラム2度目の出場となった2023年の全豪オープンで、初勝利から一気にベスト8まで勝ち上がる快進撃となりました。
マスターズの最高成績
| インディアンウェルズ | 2回戦 |
| マイアミ | 2回戦 |
| モンテカルロ | 1回戦 |
| マドリード | 2回戦 |
| ローマ | 2回戦 |
| カナダ | – |
| シンシナティ | ベスト16 |
| 上海 | – |
| パリ | 1回戦 |
マスターズでの最高成績|ベスト16
- マスターズ本戦初勝利はワイルドカードでマスターズ本戦初出場となった2022年のシンシナティ。この時、一気にベスト16まで勝ち上がり、2回戦では大会第5シードだったルード選手に勝利。
キャリアハイランキングの推移
| トップ300 | 2022年(18歳) |
| トップ200 | 2022年(19歳) |
| トップ100 | 2022年(19歳) |
| トップ50 | 2023年(19歳) |
| キャリアハイ|35位 | 2023年(19歳) |
プレースタイル
シェルトン選手のプレースタイルは攻撃型オールラウンダーで、武器はビッグサーブと強力なフォアハンド、様々なショットを打てる技術力の高さです。
シェルトン選手はとてつもなくポテンシャルの高い選手で、若くしてショットのバリエーションが豊富で、相当技術力が高いです。
それに加えて、最近の若手選手のトレンドであるビッグサーブ+強力なフォアハンドも持ち合わせています。
サーブからネットプレーにいくこともできますし、ベースラインにとどまっても強力なフォアハンドで攻め切る事もでき、フォアハンドのドロップショットもかなりレベルが高いため、ラリー戦での緩急もつけられます。
現在はまだツアーに参戦して日が浅いため、試合運びや流れを読む試合勘などの経験という点でどうしても劣りますが、今後順調に経験を積んでいけばトップレベルへ上がる可能性はかなり高いと思います。
スタッツ
(比較用に錦織選手・フェデラー選手のスタッツも表示しています。)
| シェルトン | 錦織圭 | フェデラー | |
| エースの数 | 229本 (1試合平均:9.2本) |
2049本 (1試合平均:3.3本) |
11452本 (1試合平均:7.8本) |
| ファーストサーブ ポイント獲得率 |
75% | 70% | 77% |
| セカンドサーブ ポイント獲得率 |
49% | 53% | 57% |
| サービスゲーム 取得率 |
82% | 80% | 89% |
| ファーストサーブ リターンポイント獲得率 |
24% | 31% | 32% |
| セカンドサーブ リターンポイント獲得率 |
42% | 53% | 51% |
| リターンゲーム 取得率 |
14% | 27% | 27% |
シェルトン選手はまだ試合数が少ないため、このスタッツはあまりあてにはなりませんが、それでもサーブのスタッツに関してはすでにかなり高い事が分かります。
特に1stサーブのポイント獲得率は世界でもトップクラスである7割後半となっています。
エースの数も1試合平均で9本以上とビッグサーバーとも言える数字です。
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