2019年の全仏オープン準決勝や2020年の全豪オープン決勝でフルセットの大激闘をしてきたドミニク・ティエム選手とノバク・ジョコビッチ選手。
今回はこの2人の選手のプロフィール比較や対戦成績と勝率をいろんな角度から見ていきます。
(2020,3,23更新)
ティエムとジョコビッチのプロフィール比較
ティエム | ジョコビッチ | |
身長 | 185cm | 188cm |
体重 | 79kg | 77kg |
プロ入り | 2011年(17歳) | 2003年(16歳) |
ツアー初タイトル | 2015年(21歳) | 2006年(19歳) |
マスターズ初タイトル | 2019年(25歳) | 2007年(19歳) |
グランドスラム初タイトル | – | 2008年(20歳) |
トップ10入り | 2016年(23歳) | 2007年(19歳) |
トップ5入り | 2017年(24歳) | 2007年(20歳) |
1位達成 | – | 2011年(24歳) |
グランドスラム 最高成績 |
準優勝 (3回) |
優勝 (17回) |
マスターズ 優勝回数 |
優勝 (1回) |
優勝 (34回) |
身長はジョコビッチ選手の方がやや高いですが、体格的にはティエム選手の方ががっちりしています。
成績はやはりジョコビッチ選手の方が数段上回っています。
特に差があるのはマスターズの初タイトル獲得時期で、ティエム選手が25歳に対しジョコビッチ選手は19歳という若さ。
ティエムとジョコビッチの対戦成績
対戦成績
ティエム
4勝(36%)
ジョコビッチ
7勝(64%)
過去の対戦一覧
年 | 大会 (グレード) |
勝者 | スコア |
2014 | 上海 (マスターズ・ハード) |
ジョコビッチ | 63 64 |
2016 | マイアミ (マスターズ・ハード) |
ジョコビッチ | 63 64 |
2016 | 全仏オープン (グランドスラム・クレー) |
ジョコビッチ | 62 61 64 |
2016 | ツアーファイナル (ハード) |
ジョコビッチ | 67 60 62 |
2017 | ローマ (マスターズ・クレー) |
ジョコビッチ | 61 60 |
2017 | 全仏オープン (グランドスラム・クレー) |
ティエム | 76 63 60 |
2018 | モンテカルロ (マスターズ・クレー) |
ティエム | 67 62 63 |
2019 | マドリード (マスターズ・クレー) |
ジョコビッチ | 76 76 |
2019 | 全仏オープン (グランドスラム・クレー) |
ティエム | 62 36 75 57 75 |
2019 | ツアーファイナル (ハード) |
ティエム | 67 36 76 |
2020 | 全豪オープン (グランドスラム・ハード) |
ジョコビッチ | 64 46 26 63 64 |
ジョコビッチ選手とティエム選手の初対戦は2014年の上海マスターズ2回戦。まだ若手だったティエム選手と世界1位だったジョコビッチ選手の対戦で、この試合はジョコビッチ選手がティエム選手に対して一度もブレークを許さずストレートで快勝。
ティエム選手がジョコビッチ選手に初めて勝利したのは6度目の対戦で2017年の全仏オープン準々決勝。第1セットはお互いに2回ずつのブレークを成功させて拮抗した展開でしたが、第2セット以降はティエム選手が終始リードする展開でストレート勝利。
2018年以降は非常に拮抗した内容の試合が続き、特に2019年の全仏、2020年の全豪は約4時間のロングマッチとなっています。
勝敗についても2018年以降で見ればティエム選手が勝ち越しています。
サーフェス別の対戦成績と勝率
次にコートサーフェス別の対戦成績と勝率を見ていきます。
ハード | クレー | グラス | |
ティエム | 1 (20%) |
3 (50%) |
0 (-%) |
ジョコビッチ | 4 (80%) |
3 (50%) |
0 (-%) |
ハードではジョコビッチ選手が大きくリードしていますが、クレーでは互角の成績。
特にクレーについてはここ数年はティエム選手が勝ち越しているので、今後はティエム選手が勝ち越していく可能性は十分あります。
グラスについてはまだ対戦が無いため未知数ですが、ここはまだジョコビッチ選手が優勢じゃないかなと思います。
マッチセット数別の対戦成績と勝率
次はマッチセット数別の対戦成績。
5セット | 3セット | |
ティエム | 2 (50%) |
2 (29%) |
ジョコビッチ | 2 (50%) |
5 (71%) |
グランドスラムでの5セットマッチでは互角、3セットマッチではジョコビッチ選手が勝ち越しています。
ジョコビッチ選手はキャリア通算の勝率だと3セットより5セットマッチの方が勝率が高いので、5セットマッチの成績で互角の成績というのはかなり凄いです。
プレッシャーのかかる状況別の対戦成績と勝率
次は接戦の時やプレッシャーがかかる状況での対戦での対戦成績と勝率を調べていきます。
タイブレーク 取得数 |
フルセットマッチ | 決勝での対戦 | |
ティエム | 3回 (43%) |
3 (60%) |
0 (0%) |
ジョコビッチ | 4回 (57%) |
2 (40%) |
1 (100%) |
プレッシャーのかかる状況での成績はほぼ互角。
タイブレーク取得数も1回しか差がありませんし、フルセットマッチや決勝での対戦も1つずつの差です。
最近の対戦ではプレッシャーのかかる場面での対戦が増えてきているので、今後この成績がどうなっていくのか楽しみです。
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