今回はカナダのトロントとモントリオールで交互に開催されるマスターズ大会である「ロジャーズ・カップ」の賞金とポイント、歴代優勝者などの大会概要をまとめていきます。
ロジャーズカップの賞金とポイント
賞金総額
2023年大会の賞金総額は約760万ドル(約10億円)
ついにコロナ禍前だった2019年大会の賞金総額を超えてきました。
【過去数年間の推移】
2023 | $7,622,925 | 1,067,209,500円 | 20.3% |
2022 | $6,338,885 | 887,443,900円 | 81.7% |
2021 | $3,487,915 | 488,308,100円 | -44.98% |
2019 | $6,338,885 | 887,443,900円 | 18.7% |
2018 | $5,339,970 | 747,595,800円 | 1.2% |
2017 | $5,275,595 | 738,583,300円 | – |
シングルスの賞金とポイント
結果 | ポイント | 賞金(ドル) | 賞金(日本円) |
優勝 | 1000 | $1,019,335 | 142,706,900円 |
準優勝 | 600 | $556,630 | 77,928,200円 |
ベスト4 | 360 | $304,375 | 42,612,500円 |
ベスト8 | 180 | $166,020 | 23,242,800円 |
3回戦 | 90 | $88,805 | 12,432,700円 |
2回戦 | 45 | $47,620 | 6,666,800円 |
1回戦 | 10 | $26,380 | 3,693,200円 |
予選勝者 | 25 | – | |
予選2回戦 | 16 | $13,515 | 1,892,100円 |
予選1回戦 | 0 | $7,080 | 991,200円 |
ロジャーズカップの優勝賞金は約100万ドル(約1億4000万円)。
マスターズ大会の中では低めの賞金額となっています。
また翌週に開催されるシンシナティマスターズとは同額の賞金額になっています。
ちなみに3月に同じアメリカで開催されたインディアンウェルズやマイアミの優勝賞金は120万ドルを超えていました。
シングルスの賞金額推移
- 2023年|一律で11%以上の大きな増額となり、優勝賞金も2019年大会とほぼ同じくらいまで戻っています。
- 2022年|昨年大幅な減額があったため今年は全体の賞金額が大幅なアップ。これでコロナ禍前の水準にかなり近づきました。
- 2021年|本戦の賞金額は新型コロナウイルスの影響で大幅ダウン。特にベスト4以上では-50%以上の大きな減額となりました。しかし予選の賞金額は逆に増額となっています。
- 2019年|全体的に賞金額はアップ。特に予選の賞金額は70%以上の大幅な増額となっています。
- 2018年|全体的に10%以上のアップ。全体でこの増額はかなり大きいです。
賞金額
結果 | 2023 | 2022 | 2021 | 2019 | 2018 | 2017 |
優勝 | $1,019,335 | $915,295 | $370,290 | $1,049,040 | $1,020,425 | $894,585 |
準優勝 | $556,630 | $499,830 | $211,000 | $531,010 | $500,340 | $438,635 |
ベスト4 | $304,375 | $273,320 | $121,250 | $272,365 | $251,815 | $220,760 |
ベスト8 | $166,020 | $149,085 | $74,000 | $140,385 | $128,050 | $112,255 |
3回戦 | $88,805 | $79,745 | $45,000 | $70,325 | $66,490 | $58,295 |
2回戦 | $47,620 | $42,760 | $26,770 | $36,830 | $35,055 | $30,730 |
1回戦 | $26,380 | $23,690 | $15,845 | $20,755 | $18,930 | $16,595 |
予選2回戦 | $13,515 | $12,135 | $8,350 | $7,945 | $4,360 | $3,820 |
予選1回戦 | $7,080 | $6,355 | $4,445 | $3,970 | $2,220 | $1,950 |
前年比
結果 | 2023 | 2022 | 2021 | 2019 | 2018 |
優勝 | 11.4% | 147.2% | -64.7% | 2.8% | 14.1% |
準優勝 | 11.4% | 136.9% | -60.3% | 6.1% | 14.1% |
ベスト4 | 11.4% | 125.4% | -55.5% | 8.2% | 14.1% |
ベスト8 | 11.4% | 101.5% | -47.3% | 9.6% | 14.1% |
3回戦 | 11.4% | 77.2% | -36.0% | 5.8% | 14.1% |
2回戦 | 11.4% | 59.7% | -27.3% | 5.1% | 14.1% |
1回戦 | 11.4% | 49.5% | -23.7% | 9.6% | 14.1% |
予選2回戦 | 11.4% | 45.3% | 5.1% | 82.2% | 14.1% |
予選1回戦 | 11.4% | 43.0% | 12.0% | 78.8% | 13.8% |
ダブルスの賞金とポイント
結果 | ポイント | 賞金(ドル) | 賞金(日本円) |
優勝 | 1000 | $312,740 | 43,783,600円 |
準優勝 | 600 | $169,880 | 23,783,200円 |
ベスト4 | 360 | $93,310 | 13,063,400円 |
ベスト8 | 180 | $51,470 | 7,205,800円 |
ベスト16 | 90 | $28,310 | 3,963,400円 |
1回戦 | 0 | $13,510 | 1,891,400円 |
大会概要
大会名 | ロジャーズ・カップ |
グレード | ATP1000(マスターズ) |
開催場所 | カナダ トロントorモントリオール |
開催時期 | 8月中旬 |
選手数 | シングルス 56人 ダブルス 24ペア |
サーフェス | ハード |
ロジャーズカップは、トロントとモントリオールで毎年交互に開催されるというテニスの大会では少し変わった大会です。
しかしマスターズ大会である事に変わりはなく、開催地が毎年変わるっていうだけの話ですね。
ちなみに「ロジャーズカップ」というのはロジャー・フェデラー選手が由来なわけではなく、大会スポンサーであるカナダの企業の「ロジャーズ・コミュニケーションズ」が由来となっています。
歴代の優勝者ではレンドル選手が6回で最多。
次いでナダル選手が5回、ジョコビッチ選手が4回と続きます。
ではロジャーズカップで獲得できる賞金やポイント、歴代優勝者などの大会概要については以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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