2017年パリのマスターズで決勝に進出して話題になったセルビアのフィリップ・クライノビッチ選手について、プレースタイルやツアーでの成績などの情報をまとめていきます。
(2020,2,12更新)
プロフィール
| 年齢 | 25歳 |
| 国 | セルビア |
| 身長 | 185cm |
| 体重 | 75kg |
| 利き手 | 右 |
| バックハンド | 両手 |
| 好きなコート | クレー |
| 好きなショット | フォア |
| 趣味 | 登山 |
ツアーでの成績
シングルスキャリアタイトル
| タイトル | 0勝 |
| カテゴリー別 | |
| ツアーファイナル | 0 |
| マスターズ | 0 |
| ATP500 | 0 |
| ATP250 | 0 |
| サーフェス別 | |
| ハード | 0 |
| クレー | 0 |
| グラス | 0 |
まだツアータイトルは獲得していません。
下部ツアーのチャレンジャーでは10勝しています。
グランドスラムの成績
| 全豪オープン | 3回戦 |
| 全仏オープン | 3回戦 |
| ウィンブルドン | 1回戦 |
| 全米オープン | 2回戦 |
グランドスラム全体では全豪、全仏の3回戦進出が最高成績。
どちらも2019年シーズンに達成した記録になっています。
マスターズの成績
| インディアンウェルズ | ベスト16 |
| マイアミ | ベスト16 |
| モンテカルロ | 1回戦 |
| マドリード | – |
| ローマ | – |
| カナダ | 1回戦 |
| シンシナティ | 1回戦 |
| 上海 | 1回戦 |
| パリ | 準優勝 |
マスターズ全体の最高成績は準優勝です。
2017年のパリでマスターズ初の準優勝。予選からの出場でしたが、2回戦では10シードのクエリー選手、準々決勝はナダル選手の棄権がありましたが、準決勝では9シードのイズナー選手に勝利しての勝ち上がり。
この時までクライノビッチ選手はマスターズでは3回戦進出の経験もありませんでしたが、一気に決勝まで進みました。
キャリアハイやランキングの推移
| ランキングの推移 | |
| トップ100 | 2014年(22歳) |
| トップ50 | 2017年(25歳) |
| キャリアハイ|26位 | 2018年(26歳) |
| 年末ランキングの推移 | |
| 2008 | 593 |
| 2009 | 352 |
| 2010 | 214 |
| 2011 | 1403 |
| 2012 | 420 |
| 2013 | 226 |
| 2014 | 100 |
| 2015 | 101 |
| 2016 | 234 |
| 2017 | 34 |
| 2018 | 95 |
| 2019 | 40 |
プレースタイル
クライノビッチ選手のプレースタイルは攻撃型ベースライナーで武器は力強いサーブとストロークです。
サーブは195kmくらいでそこまでスピードはありませんが、コースが良いのでかなり良いサーブに見えます。
またストロークはフラット気味の球質で、ラリーになってもかなり力強いボールが深いところへ突き刺さっていきます。ただフラットボールのデメリットとしてやはり安定感が少し欠けるという点はあります。
少しですがサーブアンドボレーも使用します。
戦力分析
| フォアハンド | 8 |
| バックハンド | 8 |
| サーブ | 8 |
| リターン | 7 |
| ボレー | 7 |
| テクニック | 7 |
| メンタル | 7 |
| フットワーク | 8 |
| 攻撃力 | 8 |
| 守備力 | 7 |
| 総合力 | 75 |
主な経歴
2010年にツアー初のベスト4
クライノビッチ選手は2010年に18歳で初めてツアーのベスト4に進出します。
この時は順々決勝でジョコビッチ選手が棄権したため進出できたベスト4でしたが、ワイルドカードで出た大会でそこまで勝ち上がっていたことだけでもかなり凄いです。
しかしその後2011年に右肩の怪我によりツアーを長期離脱することになってしまい、ランキングも1400位台まで落としてしまいました。
利き手側の肩をいためると本当にどうしようもなりませんからね。。
かといって中途半端に直して戻ってきてもまた再発してしまいます。
なのでクライノビッチ選手はしっかり治すために約1年間全く試合にはでていませんでした。
2012年〜徐々にランキングを上げてくる
右肩の怪我から復帰したクライノビッチ選手は苦しみながらも徐々にランキングを戻していきます。
2010年に記録したキャリアハイの170位を約4年ぶりの2014年シーズンに更新してさらにこの年初めてのトップ100入りを果たします。
そこから現在にかけて、不調で少しランキングを落としていた時期もありましたが2017年シーズンにはチャレンジャーでの優勝もあり再びキャリアハイを更新。
そしてシーズン最後のマスターズでなんと決勝に進出。
準々決勝がナダル選手の棄権でしたが、初戦で38位の杉田選手、2回戦では15位のクエリー選手、準決勝では17位のイズナー選手など強敵を破っています。
シーズン毎の成績
2017年
- 34位
- マスターズ|パリ(準優勝)
- チャレンジャー|優勝(5) ベスト4(3)
2018年
- 95位
- マスターズ|マイアミ(ベスト16) インディアンウェルズ(3回戦)
- ATP500|ドバイ(ベスト4) 北京(ベスト8)
- ATP250|モスクワ、マルセイユ(ベスト8)
2019年
- 40位
- グランドスラム|全仏、全豪(3回戦)
- マスターズ|インディアンウェルズ(ベスト16) マイアミ(3回戦)
- ATP500|バーゼル、ハンブルク(ベスト8)
- ATP250|ストックホルム、ブダペスト(準優勝) メス、モンペリエ(ベスト8)
- チャレンジャー|優勝(1) 準優勝(1)
ではクライノビッチ選手については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました!!
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