今回は韓国期待の若手テニスプレイヤーでネクストジェネレーションファイナル初代チャンピオンにもなったチョン・ヒョン選手について、プロフィール、プレースタイル、ツアーでの成績、獲得賞金、ランキングの推移などの情報をまとめていこうと思います。
(2019,9,27更新)
プロフィール
年齢 | 23歳 |
国 | 韓国 |
身長 | 188cm |
体重 | 89kg |
利き手 | 右 |
バックハンド | 両手 |
好きなサーフェス | ハード |
好きなショット | バック |
趣味 | 映画鑑賞 |
プロ転向 | 2014年(18歳) |
【チョン・ヒョン選手のツイッター】
Hi everyone, I am officially calling the end of 2018 season. It was a roller coaster ride and sometimes I made you disappointed. I would like to express my deepest appreciation for your continuing support. I promise I will comeback healthy and strong. Hope to see you again soon! pic.twitter.com/458m8ekqYL
— Hyeon Chung (@HyeonChung) 2018年10月27日
ツアーでの成績
タイトル
シングルスタイトルはまだありません。
ただタイトル数にはカウントされませんが、2017年から新設されたネクストジェンのツアーファイナルでのタイトルがあります。
また下部ツアーのチャレンジャーではこの若さで9度の優勝があります。
グランドスラムでの成績
全豪オープン | ベスト4 |
全仏オープン | 3回戦 |
ウィンブルドン | 1回戦 |
全米オープン | 3回戦 |
グランドスラムの最高成績はベスト4。
2018年の全豪オープンで3回戦でズべレフ選手、4回戦でジョコビッチ選手に勝利してベスト4入りを果たしています。
マスターズ(ATP1000)での成績
インディアンウェルズ | ベスト8 |
マイアミ | ベスト8 |
モンテカルロ | – |
マドリード | – |
ローマ | – |
カナダ | 3回戦 |
シンシナティ | 2回戦 |
上海 | 2回戦 |
パリ | 2回戦 |
マスターズの最高成績はインディアンウェルズとマイアミのベスト8。
クレーのマスターズにはまだ出場経験がありません。
ランキングの推移
キャリアハイランキングの推移 | |
トップ100 | 2015年(19歳) |
トップ50 | 2017年(21歳) |
トップ30 | 2018年(22歳) |
トップ20 | 2018年(22歳) |
キャリアハイ|19位 | 2018年(22歳) |
年末ランキングの推移 | |
2014 | 173 |
2015 | 51 |
2016 | 104 |
2017 | 58 |
2018 | 25 |
プレースタイルや強さ
チョンヒョン選手のプレースタイルはバランス型ベースライナーで、武器はバックハンドです。非常にレベルが高く、バックハンドの実力は世界トップクラスであると思います。
しかしフォアに関しても決して弱いわけでく、ベースライナーとしてのレベルはかなり高いです。
それに加えて強靭な足がチョンヒョン選手の大きな武器にもなっており、どんなに相手に振り回されてもしっかりした体勢で守備をすることができ、球際にかなり強いです。
サーブについてもなかなか威力があるのでサーブも十分武器になっています。
フォアハンド | 8 |
バックハンド | 8 |
サーブ | 8 |
リターン | 7 |
ボレー | 7 |
テクニック | 8 |
メンタル | 7 |
フットワーク | 7 |
攻撃力 | 8 |
守備力 | 7 |
総合力 | 80 |
キャリア全体の戦績や獲得賞金
勝敗 | 80勝61敗(勝率56%) |
クレー | 17勝14敗(勝率54%) |
グラス | 1勝2敗(勝率33%) |
ハード | 62勝45敗(勝率57%) |
獲得賞金 | $3,257,423(約3億5800万円) |
各シーズンの主な成績
2016年
獲得賞金|約23万ドル
タイトル|0
- ヒューストン(250)でベスト8。
- チャレンジャーで2タイトルを獲得。
2017年
獲得賞金|約100万ドル
タイトル|1
- NEXT GEN ATP FINALSで優勝
- バルセロナ(500)でベスト8
- ウィンストンセーラム(250)でベスト8
- 1つのチャレンジャーで優勝
2018年
獲得賞金|約140万ドル
タイトル|0
- 全豪オープンでベスト4
- マイアミ(マスターズ)でベスト8
- インディアンウェルズ(マスターズ)でベスト8
- ミュンヘン(250)でベスト4
2014年に18歳でプロ入り
チョンヒョン選手はジュニア時代から有名な選手で、ジュニアグランドスラムでもなんども上位の成績を残すなど、将来をかなり期待されていた選手でした。
プロ転向後、次世代を代表する選手としてATPが選んだ「ネクストジェネレーション」の一人に選ばれます。
同世代のネクストジェネレーションには、ズベレフ選手、コリッチ選手、西岡選手など現在ツアーで活躍しているメンバーがいます。
プロ入り2年目で早くも51位までランキングを上げる
チョンヒョン選手はジュニアで活躍していた頃の勢いそのままにプロ入り後も凄まじい勢いでランキングを上昇させていきます。
プロ入りして半年後にはチャレンジャーで優勝し、翌年にはツアー本戦、グランドスラム本戦にも出場し、2015年末にはランキングを51位まで上げてきます。プロ入り2年目でここまでのランキング上昇はとんでもないですね。
2017年に初代ネクストジェンファイナルのチャンピオン、2018年の全豪でベスト4
チョンヒョン選手は2017年に初開催されたネクストジェンのファイナルで見事に優勝を果たします。このファイナルは通常の大会といろいろルールが異なりポイントもつきませんが、2017年シーズン波に乗っていた若手の猛者達に勝っての優勝なのでかなり価値のある優勝ですよね!
そしてネクストジェンファイナルの優勝で世界が注目する中で始まった2018年の全豪オープン。チョンヒョン選手は怒涛の快進撃でズベレフ選手やジョコビッチ選手を破って自身初のグランドスラムベスト4というとんでもないステージまで駆け上がりました。
準決勝では足のマメが潰れてしまって限界がきていたので残念ながら棄権という結果になりましたが、そんな状態になるまで戦っていたということに驚きでした。メンタルもかなり出来上がっている選手なんでしょうね〜。
この活躍でランキングもジャンプアップし29位を記録。まだまだ発展途上な感じがあるのでこれからさらにランクアップしていきそうですね!
ではチョンヒョン選手については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました!
チョンヒョン選手に関する記事はこちら。