今回は2018年にトップ10入りを果たした、スペインのパブロ・カレーニ ブスタ(Pablo Carreno Busta)選手のプロフィール、ランキングの推移、ツアーでの成績などの情報をまとめていきます。
(2019,11,7更新)
プロフィール
| 年齢 | 28歳 |
| 国 | スペイン |
| 身長 | 188cm |
| 体重 | 78kg |
| 利き手 | 右 |
| バックハンド | 両手 |
| 好きなサーフェス | クレー |
| 好きなショット | バックハンド |
| 趣味 | サッカー |
| プロ転向 | 2009年(18歳) |
| コーチ | サミュエル・ロペス セザール・ファブレガス |
【カレーニョブスタ選手のインスタグラム】
ツアーでの成績
シングルスタイトル
キャリアタイトルは通算で4勝。
初タイトルを獲得したのは2016年に25歳で優勝したウィンストンセーラム(250・ハード)。決勝では同じスペインの先輩であるバウティスタアグート選手に逆転で勝利しています。
また2017年のエストリル(250・クレー)でクレーコートで初めてタイトルを獲得。
| 4勝 | |
| グレード別 | |
| ATP250 | 4 |
| サーフェス別 | |
| ハード | 3 |
| グラス | 0 |
| クレー | 1 |
グランドスラムの最高成績
| 全豪オープン | 4回戦 |
| 全仏オープン | ベスト8 |
| ウィンブルドン | 1回戦 |
| 全米オープン | ベスト4 |
グランドスラム全体での最高成績は2017年・全米オープンのベスト4。
全仏でもベスト8、全豪でも4回戦(ベスト16)の結果を残しており、グランドスラムでは非常に良い成績が残せています。
ただウィンブルドンだけはまだ1度も勝利がありません。
獲得賞金
キャリア通算の獲得賞金は$8,963,076(約9億6000万円)
1シーズン平均(プロ入りから11年)にすると約8700万円になります。
勝敗
キャリア通算のツアーレベル(ATP250以上)での勝敗は172勝153敗(勝率53%)
【サーフェス別】
- クレー|81勝72敗(勝率52%)
- グラス|2勝8敗(勝率20%)
- ハード|89勝73敗(勝率54%)
クレーとハードでは勝率5割を超えており、クレーとハードではハードの大会の方が開催数はかなり多いですが、試合数がほぼ同じなのでクレーの大会に積極的に出場しているのが分かります。
その反面グラスではツアーレベルではまだ勝利ができていないほどで、試合数自体少ないのでまだ何とも言えませんが、そもそも出場機会を減らしているのでそれほど得意ではないのかもしれません。
スタッツ
(比較用に錦織選手・フェデラー選手のスタッツも表示しています。)
| カレーニョブスタ | 錦織圭 | フェデラー | |
| エースの数 | 1059本 (シーズン平均:105本) |
1797本 (シーズン平均:149本) |
10818本 (シーズン平均:515本) |
| ファーストサーブ ポイント獲得率 |
68% | 71% | 77% |
| セカンドサーブ ポイント獲得率 |
51% | 53% | 57% |
| サービスゲーム 取得率 |
76% | 80% | 89% |
| ファーストサーブ リターンポイント獲得率 |
29% | 30% | 33% |
| セカンドサーブ リターンポイント獲得率 |
52% | 53% | 51% |
| リターンゲーム 取得率 |
25% | 27% | 27% |
サーブに関するスタッツは平均的な数値ですが、リターンのスタッツが良いです。
リータンが良いとされる錦織選手と比較しても引けを取らないほどの数値で、リターンはかなり得意としていることが分かります。
ランキングの推移
| ランキングの推移 | |
| トップ100 | 2013年(22歳) |
| トップ50 | 2014年(23歳) |
| トップ20 | 2017年(26歳) |
| トップ10 | 2017年(26歳) |
| キャリアハイ|10位 | 2017年(26歳) |
| 年末ランキングの推移 | |
| 2009 | 513 |
| 2010 | 344 |
| 2011 | 136 |
| 2012 | 654 |
| 2013 | 64 |
| 2014 | 51 |
| 2015 | 67 |
| 2016 | 30 |
| 2017 | 10 |
| 2018 | 23 |
プレースタイル
カレーニョブスタ選手のプレースタイルはバランス型ベースライナーで、武器は安定感のあるストローク。
スペイン人選手は多くがベースライナーで、フォアはトップスピンを多めにかけるという選手が多いですがカレーニョブスタ選手もそのスタイルに当てはまりフォアはスピン多めでバックはフラット気味です。
こういった選手はストロークがとても安定しているので長いラリーになると強いですが、カレーニョブスタ選手はサーブもそれなりに速く、200kmを超えるようなサーブも打つ事ができるのでサーブも十分武器と言えると思います。
ただネットプレーはそんなに多くないです。
| フォアハンド | 8 |
| バックハンド | 9 |
| サーブ | 8 |
| リターン | 8 |
| ボレー | 7 |
| テクニック | 7 |
| メンタル | 8 |
| フットワーク | 8 |
| 攻撃力 | 8 |
| 守備力 | 8 |
| 総合力 | 79 |
主な経歴
2016年シーズンにブレイク、2017年にトップ10へ
カレーニョ・ブスタ選手はジュニア時代はそれほどテニスに力を入れていなかったそうですしかし国の強化選手に選ばれてから本格的にテニスをするようになります。
プロ転向後はほど目立った成績は残せていませんでしたが、昨年2016年シーズンについにブレイク!4度もツアーの決勝に進出し、そのうち2回勝ちツアー初タイトル、さらに2勝目を獲得することに。
ランキングもこの年にはキャリアハイである26位を記録し、トップ20目前というところまでランキングを上げてきました。
翌年の2017年シーズンには全仏ではベスト8、全米ではベスト4というグランドスラムで驚異的な活躍を見せ、ランキングも10位を記録。ついにトップ10入りを果たすことになりました。
ではカレーニョブスタ選手については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました!
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