南アフリカの男子プロテニスプレイヤーであるロイド・ハリス(Lloyd Harris)選手。
2018年の全米オープンでグランドスラム初の本戦入り、2019年にトップ100入りを果たした若手。
この記事ではロイド・ハリス選手のプロフィール、プレースタイル、使用しているラケットやウェア、キャリアハイの推移、ツアーでの成績などをまとめていきます。
(2023.7更新)
プロフィール
| 年齢 | 26歳 |
| 生年月日 | 1997年2月24日 |
| 国 | 南アフリカ |
| 身長 | 193cm |
| 体重 | 80kg |
| 利き手 | 右 |
| バックハンド | 両手 |
| プロ転向 | 2015年(18歳) |
| コーチ | アンソニー・ハリス |
テニスを始めたのは3歳の頃。
ジュニア時代の憧れだった選手はフェデラー選手やワウリンカ選手。
ジュニア時代には全米オープンジュニアのダブルスでベスト4入りの経験があります。
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使用しているラケットやウェア
ラケット
YONEX EZONE 98
【市販されているモデルのスペック】
| 重さ | 317g |
| スウィングウェイト | 321g |
| 推奨テンション | 45-60ポンド |
| ガットパターン | 16本×19本 |
ハリス選手が使用しているラケットはYONEXの「EZONE 98」シリーズ。
パワーとスピン性能が高めのラケット。
プロ入りしたころからずっとYonexのラケットを使用。
シューズ
Lotto Mirage 100
LottoのMirage100シリーズはLottoのテニスシューズの中でも軽量なのが特徴的。
以前はNIKEのシューズを使用していましたが2017年頃からLottoに変更しています。
ウェア
Lotto
現在のウェアはシューズと同じく「Lotto」。
以前はNIKEのものを使用していましたが、2017年頃からLottoに変更。
リストバンドを利き手である右手に着用し、帽子やヘッドタイを使用することも多いです。
ツアーでの成績
シングルスのキャリアタイトル
シングルスでのキャリアタイトルはまだありません。
下部ツアーのチャレンジャーではこれまでに3度のタイトルを獲得。
グランドスラムの最高成績
| 全豪オープン | 3回戦 |
| 全仏オープン | 2回戦 |
| ウィンブルドン | 2回戦 |
| 全米オープン | ベスト8 |
- グランドスラムの最高成績はベスト8。
- 2019年の全仏オープンでグランドスラム本戦初勝利。
- 2021年の全豪オープンで初の3回戦進出を達成。
- 2021年の全米でグランドスラム初のベスト8入り。
マスターズの最高成績
| インディアンウェルズ | 3回戦 |
| マイアミ | ベスト16 |
| モンテカルロ | 1回戦 |
| マドリード | 2回戦 |
| ローマ | 1回戦 |
| カナダ | ベスト16 |
| シンシナティ | 2回戦 |
| 上海 | – |
| パリ | – |
- マスターズの最高成績はベスト16。
- マスターズ本戦初勝利は2021年のインディアンウェルズ。
- マスターズ初のベスト16入りは2021年のカナダ。
キャリアハイランキングの推移
| トップ300 | 2016年(19歳) |
| トップ200 | 2017年(20歳) |
| トップ100 | 2019年(22歳) |
| トップ50 | 2021年(24歳) |
| キャリアハイ|31位 | 2021年(24歳) |
プレースタイルや強さ
ロイド・ハリス選手のプレースタイルはバランス型ベースライナーで、強みはサーブとストロークです。
190cmを超える身長から打つサーブはやはり強力で、ビッグサーバーというわけでは無いですがクイックでキレのあるサーブになっています。
まだ体格的には細いので、今後筋力が上がってくると、さらに強力なサーブになりビッグサーバーになってくる可能性もあります。
またハリス選手はストロークも大きな武器と言えます。
フォアもバックも回転量は少なめでかなり力のあるフラット気味のショットを持っています。
特にフォアは多少下げられた位置からでもエースが取れるほどの力もあります。
スタッツ
(比較用に錦織選手・フェデラー選手のスタッツも表示しています。)
| ハリス | 錦織圭 | フェデラー | |
| エースの数 | 1356本 (1試合平均:10.0本) |
1851本 (1試合平均:3.2本) |
10865本 (1試合平均:7.5本) |
| ファーストサーブ ポイント獲得率 |
74% | 71% | 77% |
| セカンドサーブ ポイント獲得率 |
48% | 53% | 57% |
| サービスゲーム 取得率 |
80% | 80% | 89% |
| ファーストサーブ リターンポイント獲得率 |
26% | 30% | 33% |
| セカンドサーブ リターンポイント獲得率 |
47% | 53% | 51% |
| リターンゲーム 取得率 |
18% | 27% | 27% |
ハリス選手はサーブのスタッツが良く、1試合平均のエースの数が10本とかなり強力な1stサーブを持っている事が分かります。
そのため1stサーブ時のポイント獲得率は8割台と非常に高く、安定してポイントを取れています。
しかし2ndサーブとなるとポイント確率が少し下がり、ラリー戦になると安定してポイントを取れていない事も多いと言えます。
リターンのスタッツはあまり高くなく、サーブが強いためそれほど無理にブレーク率を上げる必要は無いかもしれませんが、もう少しブレーク率が上がってくるとさらに楽な展開で試合を運べて勝利数は増えてくると思います。
ではロイド・ハリス選手のプレースタイルやランキング、使用ラケットやウェア、ツアーでの成績については以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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