2007年に初めて世界3位になったジョコビッチ選手でしたが、当時その上にいて大きな壁だった2人のうち1人がフェデラー選手。
初対戦は2006年のモンテカルロでジョコビッチ選手が18歳の時にまでさかのぼります。
今回はそこから多くの名勝負を生んできたこの2人の対戦成績をまとめていきます。
(2020,2,16更新)
フェデラーとジョコビッチのプロフィール比較
フェデラー | ジョコビッチ | |
身長 | 185cm | 188cm |
体重 | 85kg | 77kg |
プロ入り | 1998年(16歳) | 2003年(16歳) |
ツアー初タイトル | 2001年(19歳) | 2006年(19歳) |
マスターズ初タイトル | 2002年(20歳) | 2007年(19歳) |
グランドスラム初タイトル | 2003年(21歳) | 2008年(20歳) |
トップ10入り | 2002年(21歳) | 2007年(19歳) |
トップ5入り | 2003年(22歳) | 2007年(20歳) |
1位達成 | 2004年(23歳) | 2011年(24歳) |
グランドスラム 優勝回数 |
20回 | 17回 |
マスターズ 優勝回数 |
28回 | 34回 |
体格については身長はジョコビッチ選手の方がやや高いですが、ジョコビッチ選手は比較的スリムな体系なので、フェデラー選手の方が筋肉質。
初タイトル獲得の年齢を見ていくと、全体的に似たような流れになっていますが、マスターズ、グランドスラムのタイトル獲得時期についてはジョコビッチ選手の方が少し早い。
ランキングについてもトップ5入りまではジョコビッチ選手の方がかなり早く到達していますが、ジョコビッチ選手はトップ5入りから1位になるまで4年近くを要しています。
しかしこれはフェデラー選手とナダル選手の2強時代があったため、1位達成までの道のりが最も困難だった時期と言えます。
ビッグタイトルの獲得数はグランドスラムはフェデラー選手、マスターズはジョコビッチ選手がそれぞれリードしています。
ただここ数年の勢いを見るとジョコビッチ選手がフェデラー選手のグランドスラム優勝回数を抜く可能性はかなり高いです。
フェデラーとジョコビッチの対戦成績
対戦成績
VS
ジョコビッチ 27勝(54%)
過去の対戦一覧
年 | 大会 (グレード) |
勝者 | スコア |
2006 | モンテカルロ (マスターズ・クレー) |
フェデラー | 63 26 63 |
2006 | デビスカップWG PO (ハード) |
フェデラー | 63 62 63 |
2007 | 全豪オープン (グランドスラム・ハード) |
フェデラー | 62 75 63 |
2007 | ドバイ (ATP500・ハード) |
フェデラー | 63 67 63 |
2007 | カナダ (マスターズ・ハード) |
ジョコビッチ | 76 26 76 |
2007 | 全米オープン (グランドスラム・ハード) |
フェデラー | 76 76 64 |
2008 | 全豪オープン (グランドスラム・ハード) |
ジョコビッチ | 75 63 76 |
2008 | モンテカルロ (マスターズ・クレー) |
フェデラー | 63 32 RET |
2008 | 全米オープン (グランドスラム・ハード) |
フェデラー | 63 57 75 62 |
2009 | マイアミ (マスターズ・ハード) |
ジョコビッチ | 36 62 63 |
2009 | ローマ (マスターズ・クレー) |
ジョコビッチ | 46 63 63 |
2009 | シンシナティ (マスターズ・ハード) |
フェデラー | 61 75 |
2009 | 全米オープン (グランドスラム・ハード) |
フェデラー | 76 75 75 |
2009 | バーゼル (ATP500・ハード) |
ジョコビッチ | 64 46 62 |
2010 | カナダ (マスターズ・ハード) |
フェデラー | 61 36 75 |
2010 | 全米オープン (グランドスラム・ハード) |
ジョコビッチ | 57 61 57 62 75 |
2010 | 上海 (マスターズ・ハード) |
フェデラー | 75 64 |
2010 | バーゼル (ATP500・ハード) |
フェデラー | 64 36 61 |
2010 | ツアーファイナル (ハード) |
フェデラー | 61 64 |
2011 | 全豪オープン (グランドスラム・ハード) |
ジョコビッチ | 76 75 64 |
2011 | ドバイ (ATP500・ハード) |
ジョコビッチ | 63 63 |
2011 | インディアンウェルズ (マスターズ・ハード) |
ジョコビッチ | 63 36 62 |
2011 | 全仏オープン (グランドスラム・クレー) |
フェデラー | 76 63 36 76 |
2011 | 全米オープン (グランドスラム・ハード) |
ジョコビッチ | 67 46 63 62 75 |
2012 | ローマ (マスターズ・クレー) |
ジョコビッチ | 62 76 |
2012 | 全仏オープン (グランドスラム・クレー) |
ジョコビッチ | 64 75 63 |
2012 | ウィンブルドン (グランドスラム・グラス) |
フェデラー | 63 36 64 63 |
2012 | シンシナティ (マスターズ・ハード) |
フェデラー | 60 76 |
2012 | ツアーファイナル (ハード) |
ジョコビッチ | 76 75 |
2013 | パリ (マスターズ・ハード) |
ジョコビッチ | 46 63 62 |
2013 | ツアーファイナル (ハード) |
ジョコビッチ | 64 67 62 |
2014 | ドバイ (ATP500・ハード) |
フェデラー | 36 63 62 |
2014 | インディアンウェルズ (マスターズ・ハード) |
ジョコビッチ | 36 63 76 |
2014 | モンテカルロ (マスターズ・クレー) |
フェデラー | 75 62 |
2014 | ウィンブルドン (グランドスラム・グラス) |
ジョコビッチ | 67 64 76 57 64 |
2014 | 上海 (マスターズ・ハード) |
フェデラー | 64 64 |
2014 | ツアーファイナル (ハード) |
ジョコビッチ | RET |
2015 | ドバイ (ATP500・ハード) |
フェデラー | 63 75 |
2015 | インディアンウェルズ (マスターズ・ハード) |
ジョコビッチ | 63 67 62 |
2015 | ローマ (マスターズ・クレー) |
ジョコビッチ | 64 63 |
2015 | ウィンブルドン (グランドスラム・グラス) |
ジョコビッチ | 76 67 64 63 |
2015 | シンシナティ (マスターズ・ハード) |
フェデラー | 76 63 |
2015 | 全米オープン (グランドスラム・ハード) |
ジョコビッチ | 64 57 64 64 |
2015 | ツアーファイナル (ハード) |
ジョコビッチ | 63 64 |
2015 | ツアーファイナル (ハード) |
フェデラー | 75 62 |
2016 | 全豪オープン (グランドスラム・ハード) |
ジョコビッチ | 61 62 36 63 |
2018 | シンシナティ (マスターズ・ハード) |
ジョコビッチ | 64 64 |
2018 | パリ (マスターズ・ハード) |
ジョコビッチ | 76 57 76 |
2019 | ウィンブルドン (グランドスラム・グラス) |
ジョコビッチ | 76 16 76 46 1312 |
2019 | ツアーファイナル (ハード) |
フェデラー | 64 63 |
2020 | 全豪オープン (グランドスラム・ハード) |
ジョコビッチ | 76 64 63 |
サーフェス別の対戦成績と勝率
次にコートサーフェス別の対戦成績と勝率を見ていきます。
ハード | クレー | グラス | |
フェデラー | 18 (48%) |
4 (50%) |
1 (25%) |
ジョコビッチ | 20 (52%) |
4 (50%) |
3 (75%) |
最も対戦が多いのはやはりハードで他の2つと比べてもかなり多くなっています。
ただ対戦成績はジョコビッチ選手が少しリードしていますが、これだけの対戦数を考えるとほぼ互角。
クレーについては全くの互角という状況になっています。
ここが一番予想外でしたが、フェデラー選手はグラスを得意としている印象が強かったのですが、グラスでの戦績はジョコビッチ選手がリードしています。
マッチセット数別の対戦成績と勝率
次はマッチセット数別の対戦成績。
(現在は5セットマッチはグランドスラムのみですが2006年まではマスターズの決勝でも5セットマッチでした。)
5セット | 3セット | |
フェデラー | 7 (39%) |
16 (50%) |
ジョコビッチ | 11 (61%) |
16 (50%) |
5セットマッチではジョコビッチ選手の勝ち越しが大きくなっています。
特に近年は5セットマッチをほとんどジョコビッチ選手が勝利している状況。
しかし3セットマッチはこれだけ多く対戦して互角の成績。
短期決戦になるとまだまだ互角の状況が続いています。
プレッシャーのかかる状況別の対戦成績と勝率
次は接戦の時やプレッシャーがかかる状況での対戦での対戦成績と勝率を調べていきます。
タイブレーク 取得数 |
フルセットマッチ | 決勝での対戦 | |
フェデラー | 12回 (44%) |
5 (27%) |
6 (32%) |
ジョコビッチ | 15回 (56%) |
14 (73%) |
13 (68%) |
プレッシャーのかかる状況での成績は全てジョコビッチ選手がリード。
特にフルセットマッチ、決勝での対戦では大きく差が開いています。
接戦になると明らかにジョコビッチ選手が強いという結果になりました。
ではフェデラー選手とジョコビッチ選手の対戦成績や勝率については以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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