今回はスペインのロベルトバウティスタ・アグート選手について、プレースタイルやランキングの推移、主な経歴などの情報をまとめていこうと思います。
(2021,5,30更新)
プロフィール
| 年齢 | 31歳 |
| 国 | スペイン |
| 身長 | 183cm |
| 体重 | 76kg |
| 利き手 | 右 |
| バックハンド | 両手 |
| プロ転向 | 2005年(17歳) |
| 趣味 | 乗馬 |
| コーチ | ペペ・ベンドレル |
| ATP公式サイト | 選手ページ |
シングルスのキャリアタイトル
- シングルスのキャリアタイトル|9勝
- 初タイトルは2014年に26歳で優勝したATP250・スヘルトーヘンボス
- グレードATP500では2018年のドバイが初タイトル
| グレード別 | |
| ATP500 | 1 |
| ATP250 | 8 |
| サーフェス別 | |
| ハード | 7 |
| クレー | 1 |
| グラス | 1 |
グランドスラムの成績
| 全豪オープン | ベスト8 |
| 全仏オープン | 4回戦 |
| ウィンブルドン | ベスト4 |
| 全米オープン | 4回戦 |
- グランドスラムでの最高成績は2019年のウィンブルドンベスト4
- 次いで成績が良いのが2019年の全豪ベスト8でどちらも2019年に残した成績となっています
マスターズの成績
| インディアンウェルズ | 4回戦 |
| マイアミ | ベスト4 |
| モンテカルロ | 3回戦 |
| マドリード | ベスト4 |
| ローマ | 3回戦 |
| カナダ | ベスト8 |
| シンシナティ | ベスト8 |
| 上海 | 準優勝 |
| パリ | 3回戦 |
- マスターズの最高成績は準優勝
- 2016年の上海マスターズでは準決勝でジョコビッチ選手に勝利してマスターズ初の決勝進出を果たしています
- 初めての上位進出は2014年のマドリードでこの時はノーシードからベスト4
キャリアハイや年末ランキングの推移
| キャリアハイランキングの推移 | |
| トップ100 | 2012年(24歳) |
| トップ50 | 2013年(25歳) |
| トップ20 | 2014年(26歳) |
| トップ10 | 2019年(31歳) |
| キャリアハイ|9位 | 2019年(31歳) |
| 年末ランキングの推移 | |
| 2005 | 862 |
| 2006 | 1011 |
| 2007 | 454 |
| 2008 | 379 |
| 2009 | 281 |
| 2010 | 170 |
| 2011 | 178 |
| 2012 | 80 |
| 2013 | 58 |
| 2014 | 15 |
| 2015 | 25 |
| 2016 | 14 |
| 2017 | 20 |
| 2018 | 24 |
| 2019 | 9 |
| 2020 | 13 |
プレースタイル
バウティスタ・アグート選手のプレースタイルはバランス型ベースライナーで、武器は安定かつ威力のあるフラットショットです。
スペイン人選手といえばゴリゴリのトップスピンをかけたフォアハンドを打つ選手が多いですが、バウティスタ・アグート選手はスピンを少なめにしたフラットショットとなっています。
フォアもバックもほとんどトップスピンをかけずにフラットな球質のボールを得意としています。
フラットは低い弾道になるため、安定させるのは難しいですがアグート選手は安定感もあるのでラリー戦も非常に強いです。
スタイルとしてはベルディヒ選手と似ていますが、ベルディヒ選手よりもストロークの安定感は高いと僕は思います。
主な経歴
1年間でランキングを74位から14位まで上昇させる
バウティスタ・アグート選手は2014年最初73位でランキングをスタートし、この1年間で2度のツアー優勝を飾り、一気にランキングを14位まで上昇させます。
バウティスタ・アグート選手はこれがすごかったです。これで一気に有名になりました。実は僕もこれまでは名前くらいしか知らなくて、ほとんど注目していませんでした。。
トップ20を割るのはすごく難しいことなんですが、1年間で一気に破ってしまったのはビックリしました 笑
しかし2015年シーズンはトップ20から外れてしまう
2014年に一気に飛躍したバウティスタ・アグート選手でしたが、2015年シーズンにはトップ20から落ちてしまいます。
テニス界ではよくある話で、ブレイクした次の年は一時的にランキングが下がる選手が多いです。理由としては、前年のテニスの出来が良すぎてそれを常にイメージしているのでそのテニスができていないと調子が悪いと思い込んでしまい、負の連鎖が始まってしまうんですね。
調子のいい状態がずっと続くのはありえないので、そこでいかに早く立て直せるかがトップに居られるかどうかのカギになります。
バウティスタ・アグート選手はここでの立ち直りが素晴らしかったです。トップ20から落ちてはしまいましたが、トップ30からは落ちることなく、我慢してずっとそのあたりのランキングをキープしていました。それが次の2016年シーズンにつながりました!
2016年シーズン再びランキングトップ20へ!さらにジョコビッチを撃破!
2015年シーズンを耐え抜いたバウティスタ・アグート選手は2016年シーズンまた徐々にランキングを上げていきます。
2016年シーズン初めのATP250でイズナー、ツォンガなどの強敵を破りツア−通算3勝目の優勝。
さらに2月のATP250でも優勝し2016年シーズン開始2ヶ月で早くもツアー2勝。
もちろんランキングはトップ20に返り咲き、1年間の我慢が報われた瞬間だったと思います。
しかしこれだけでは終わりません。その後行われた上海マスターズでなんとジョコビッチ選手を撃破。この勝利によって上海マスターズは決勝進出!もちろん初のマスターズ決勝です。
マスターズの決勝ともなるとトップ5でも勝ち上がるのは難しいので、いよいよトップ選手の仲間入りといった感じですね。
各シーズンの成績
| 2012 | グランドスラム|全豪(1回戦) マスターズ|マイアミ(2回戦) ATP250|サンクトペテルブルク(ベスト8) |
| 2013 | グランドスラム|全豪、全仏、ウィンブルドン、全米(2回戦) マスターズ|モンテカルロ(2回戦) ATP250|チェンナイ(準優勝) シュツットガルト(ベスト4) スヘルトーヘンボス、サンクトペテルブルク(ベスト8) |
| 2014 | グランドスラム|全豪、全米(4回戦) ウィンブルドン、全仏(3回戦) マスターズ|マドリード(ベスト4) インディアンウェルズ(4回戦) パリ、上海、マイアミ(3回戦) ATP250|スヘルトーヘンボス、シュツットガルト(優勝) モスクワ(準優勝) オークランド(ベスト4) |
| 2015 | グランドスラム|ウィンブルドン、全米(4回戦) マスターズ|マドリード、モンテカルロ、インディアンウェルズ(3回戦) ATP500|バルセロナ(ベスト8) ATP250|バレンシア、モスクワ(準優勝) チェンナイ、マルセイユ、ミュンヘン、ウマグ、サンクトペテルブルク(ベスト4) |
| 2016 | グランドスラム|全仏、全豪(4回戦) オリンピック|リオ(ベスト8) マスターズ|上海(準優勝) ATP500|ロンドン、ロッテルダム、ドバイ(ベスト8) ATP250|オークランド、ソフィア(優勝) ウィンストンセーラム(準優勝) サンクトペテルブルク(ベスト4) チェンナイ(ベスト8) |
| 2017 | グランドスラム|全仏、全豪、ウィンブルドン(4回戦) 全米(3回戦) マスターズ|カナダ(ベスト8) マイアミ、パリ、ローマ(ベスト16) ATP500|ハレ、北京、バーゼル(ベスト8) ATP250|チェンナイ、ウィンストンセーラム(優勝) ソフィア、ミュンヘン、グシュタード、サンクトペテルブルク(ベスト8) |
| 2018 | グランドスラム|全仏(3回戦) マスターズ|上海、モンテカルロ(ベスト16) ATP500|ドバイ(優勝) ハレ(ベスト4) バルセロナ、バーゼル(ベスト8) ATP250|オークランド(優勝) グシュタード(準優勝) サンクトペテルブルク(ベスト4) |
| 2019 | グランドスラム|ウィンブルドン(ベスト4) 全豪(ベスト8) マスターズ|マイアミ、カナダ、シンシナティ(ベスト8) ATP500|ハレ、バーゼル(ベスト8) ATP250|ドーハ(優勝) 珠海、ミュンヘン(ベスト4) |
| 2020 | グランドスラム|全仏、全豪、全米(3回戦) マスターズ|シンシナティ(ベスト4) ATP500|ハンブルク(ベスト8) ATP250|ケルン(ベスト4) |
ではバウティスタアグート選手のプレースタイルやランキングの推移、主な経歴については以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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