こんにちは、ケイです。今回は男子テニス界の中でもトップクラスのサーブを持ち、2018年のマイアミで初のマスターズタイトルを獲得したジョン・イスナー選手のプロフィール、コーチ、ツアーの成績、ランキングの推移、プレースタイル、主な経歴などをまとめていきます。
(2019,6,30更新)
イスナー選手のプロフィール
年齢 | 34歳 |
国 | アメリカ |
身長 | 208cm |
体重 | 108kg |
利き手 | 右 |
バックハンド | 両手 |
プロ転向 | 2007年(22歳) |
好きなコート | ハード |
好きなショット | フォア サーブ |
趣味 | ポーカー ゴルフ バスケ |
コーチ | ダビド・マファーソン |
ATP公式サイト | 選手情報 |
イスナー選手は9歳からテニスを始め、大学テニスを経て2007年にプロに転向しました。
16歳の頃にはすでに身長が190cmあったみたいですから、驚きですね。
またイズナー選手は2017年にマディソンマッキンリーさんと結婚し、現在は子供も女の子がいます。
コーチ
イズナー選手の現在のコーチは2018年から陣営に加わったダビド・マクファーソン(David Macpherson)。
マクファーソンコーチは現在ダブルスのブライアン兄弟のコーチも務めており、ジョージ・ワシントン大学のヘッドコーチでもあります。
現役時代は主にダブルスで活躍し、キャリアタイトルが16個でキャリアハイランキングが11位という成績。
全豪オープンでは1998年にベスト4入りも果たしています。
ツアーの成績
キャリアタイトル
シングルスのキャリアタイトルは14勝。
初タイトルは2010年に25歳で優勝したオークランド(ATP250)。
2018年には33歳でマイアミを優勝し初のマスターズタイトルを獲得。
グレード別 | |
マスターズ | 1 |
ATP250 | 13 |
コートサーフェス別 | |
ハード | 10 |
グラス | 3 |
クレー | 1 |
グランドスラムの成績
全豪オープン | 4回戦 |
全仏オープン | 4回戦 |
ウィンブルドン | ベスト4 |
全米オープン | ベスト8 |
グランドスラムでの最高成績はウィンブルドンのベスト4となっています。
やはりビッグサーバーが最も得意とするウィンブルドンで良い成績が残せていますね。
マスターズの成績
インディアンウェルズ | 準優勝 |
マイアミ | 優勝 |
モンテカルロ | 3回戦 |
マドリード | ベスト8 |
ローマ | ベスト4 |
カナダ | ベスト4 |
シンシナティ | 準優勝 |
上海 | 3回戦 |
パリ | 準優勝 |
マスターズはマイアミでの優勝とその他3大会で準優勝と非常に成績が良いです。
地元アメリカで開催されるマスターズ全てで準優勝以上の成績を残しています。
アメリカにとってこれほど嬉しい事は無いですね。
ランキングの推移
キャリアハイの推移 | |
トップ100 | 2008年(23歳) |
トップ50 | 2009年(24歳) |
トップ20 | 2010年(25歳) |
トップ10 | 2012年(27歳) |
キャリアハイ|8位 | 2018年(33歳) |
ランキングの推移 | |
2007 | 106 |
2008 | 144 |
2009 | 34 |
2010 | 19 |
2011 | 18 |
2012 | 14 |
2013 | 14 |
2014 | 19 |
2015 | 11 |
2016 | 19 |
2017 | 17 |
2018 | 10 |
プロ入りする前から大学テニスをやっていたので、プロ入りした時点ですでにトップ200には入っていました。
その後も順調にランキングをあげ、2010年にトップ20入り。
そこから長い間今の位置をキープして、ここ最近でトップ10にも定着してきています。
イスナー選手のプレースタイル
イズナー選手のプレースタイルは攻撃型ビッグサーバーで、武器は落差のある強烈なサーブです。
身長208cmから放たれるサーブは建物の2階からボールを叩きつけられている感覚だと思います 笑
スピードも速いですがそれ以上にバウンドが高すぎて180cm前後の選手だとかなり高い位置でリターンをしなければならなくなります。
この落差はファーストサーブだけでなくセカンドサーブでも発揮され、むしろスピンサーブを使ってくるセカンドサーブの方がバウンドは高くなります。
ストロークは安定感はそれほどなく威力重視で、フォアハンドは構えれば一発でエースを取れるほどのかなり強烈なボールを打ちます。
フォア・バック・サーブなどの戦力分析
フォアハンド | 9 |
バックハンド | 7 |
サーブ | 10 |
リターン | 7 |
ボレー | 8 |
テクニック | 7 |
メンタル | 9 |
フットワーク | 7 |
攻撃力 | 9 |
守備力 | 7 |
総合力 | 80 |
テニス選手としての主な経歴
大学テニスからプロへ
イスナー選手はテニス選手では珍しく、大学を卒業してからプロへ転向しています。
そのためプロ入りは21歳の時でジュニアツアーもそんなにまわっていなかったと思います。
ただアメリカでは最近そういう選手が増えてました。
大学を出てもこうしてすぐにプロで通用する選手がいるということは、それほどアメリカの大学テニスのレベルが高いということが言えますよね。
25歳で初タイトル、ウィンブルドンでは歴史に残る試合
イスナー選手は25歳時にツアー初タイトルを獲得。
そしてこの年のウィンブルドンではテニス界の歴史に残る試合をやってのけます。
それは11時間以上にも及ぶ超長い試合です。この時の対戦相手はN・マウー選手。
マウー選手はそれほどランキングは高くないですがこの時の試合で結構有名になりました 笑
なぜここまで試合が長引いたのかというと、二人ともサーブが強くリターンが苦手という似たプレースタイルを持っていたからですね。
当時のグランドスラム(全米を除く)のファイナルセットはタイブレークが無いのでので、2ゲーム差がつくまで試合が終わりません。
なのでどこかで相手のサーブをブレークしなければ試合が終わらないわけです。
そのためこの試合はファイナルセットが70−68というとてつも無い数字になってしまったわけです。
この11時間以上の試合という記録はこの先更新されることは無いかもしれませんね 笑
グランドスラムベスト8、自己最高の9位へ
テニス史上最長の試合を行った翌年、イスナー選手はグランドスラムでベスト8進出を果たします。
初のグランドスラムベスト8は母国アメリカで行われた全米でした。
アメリカ人選手の優勝はアメリカのファン待望の出来事ですからね、イスナー選手に全米で優勝して欲しいですね。
その翌年、マスターズで初の準優勝を果たすと、ランキングが自己最高の9位へ浮上。
27歳で初めてトップ10の壁を超えました。
ロディック選手が引退してから久しぶりのアメリカ人選手のトップ10入りでしたね。
初のマスターズタイトル獲得
2018年ついにイスナー選手は初のマスターズタイトルを獲得します。
この年のマイアミ(マスターズ)で4回戦でチリッチ選手(3位)に勝利、準々決勝では若手で波に乗るチョンヒョン選手(23位)に勝利、準決勝ではこのシーズン好調のデルポトロ選手(6位)に勝利、決勝ではファーストセットをタイブレークで取られたものの圧倒的サーブ力で若手NO.1のズベレフ選手(5位)に勝利し優勝。
トップ10選手を3人を破っての優勝となりました。
アメリカ人選手のマスターズタイトル獲得は2017年にソック選手が果たしていますが、今回はアメリカでの優勝なので盛り上がり方は全然違いますね。
ではイスナー選手については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました。
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