こんにちは、ケイです。
「可住地面積」ってご存知ですか?まあ、字のままなんですが 笑
可住、つまり人が住める土地を表す面積ですね。具体的には面積から森林面積を引いた値になっています。
そこで今回は人口密度を調べる上で、この可住地面積の方が計算する時に適していると思ったので少し調べてみました。
一般的な人口密度の計算式は人口/面積
人口密度の計算をする時に一般的に用いられるのが人口を面積で割るといったものです。
まずは再確認のためにこちらの一般的な人口密度の計算をしていきます。
国 | 人口 | 面積 | 人口密度 |
---|---|---|---|
アメリカ | 314,658,000 | 9,629,091 | 32.7 |
オーストラリア | 21,292,000 | 7,692,024 | 2.8 |
カナダ | 33,573,000 | 9,984,670 | 3.4 |
フランス | 62,342,000 | 551,500 | 113 |
ドイツ | 82,166,000 | 357,022 | 230 |
イギリス | 61,565,000 | 242,900 | 253 |
イタリア | 59,870,000 | 301,318 | 199 |
スウェーデン | 9,249,000 | 450,295 | 20.5 |
日本 | 127,156,000 | 377,915 | 336 |
韓国 | 48,332,000 | 99,678 | 485 |
日本の人口密度は約336/㎢ということで、この時点ですでに日本は他の先進国と比べてもかなり人口密度が高いことが分かりますね〜。
人口/可住地面積で計算してみる
普通に人口密度を求めても日本の人口密度はかなり高いのですが、これを可住地面積を使って求めると・・・・・。
国 | 人口 | 可住地面積 | 人口密度 |
---|---|---|---|
アメリカ | 314,658,000 | 6,103,372 | 51.6 |
オーストラリア | 21,292,000 | 6,198,540 | 3.4 |
カナダ | 33,573,000 | 5,992,170 | 5.6 |
フランス | 62,342,000 | 387,640 | 161 |
ドイツ | 82,166,000 | 237,810 | 346 |
イギリス | 61,565,000 | 213,048 | 289 |
イタリア | 59,870,000 | 201,870 | 297 |
スウェーデン | 9,249,000 | 128,310 | 72 |
日本 | 127,156,000 | 114,622 | 1109 |
韓国 | 48,332,000 | 34,946 | 1383 |
日本の人口密度は約3倍に跳ね上がりました・・・汗
韓国も似たような感じで増えていますが、他の国は人口密度が上がったと言っても、もともとが低いので結局そこまで高くはなっていません。
オーストラリアなんて可住地面積で計算しても人口密度3.4㎢ですからね 笑
日本は1109㎢なので、オーストラリアの約326倍・・?
通常の求め方なら日本の人口密度は世界で34位だが
世界における人口密度ランキングでは日本は336㎢で34位となっています。
しかし可住地面積で人口密度を計算した場合は1109㎢となり、単純に人口密度のランキングに当てはめると10位になります。
もちろん他の国の可住地面積での人口密度を計算したわけではないのでこの順位はあてになりませんが、336から1109というのはかなり変化の幅が大きいということは間違いないと思います。
人口減少問題といっているけど・・・
近年では人口減少問題が深刻になっていると言われていますが、このようによくよく考えてみれば、日本の人口密度はかなり高いです。
しかも日本は山が多いので可住地面積が他の国と比べてもかなり少ないと言えます。
その点を考えてみても、日本には人が多すぎると思います。
なので近年、人口減少で騒がれていますが実は人口が減るのは必然的な事だったのかもしれないですね〜。
では、ここまで読んでくださってありがとうございました。
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【参照・参考サイト】