ATPカップ 2021年大会の出場国と、各国の代表選手についての情報をまとめていきます。
ATPカップは2020年から新たに開催されたデビスカップとは異なる国別団体戦です。
昨年は24か国での開催となりましたが、2021年大会は新型コロナウイルスの問題もあり半分の12か国での開催となりました。
出場国
2021年大会はATPカップの国別ランキング上位11位までの国と、主催国で、WC枠であるオーストラリアを加えた12か国での開催となります。
国別ランキングは各国で最もATPシングルスランキングが高い順になっています。
(日本は錦織選手がPR(プロテクトランキング)を使用するためシングルスランキングが10位ということになり、2021年大会の出場を獲得しました。)
1 | セルビア |
2 | スペイン |
3 | オーストリア |
4 | ロシア |
5 | ギリシャ |
6 | ドイツ |
7 | アルゼンチン |
8 | イタリア |
9 | 日本 |
10 | フランス |
11 | カナダ |
12 | オーストラリア |
各国の代表選手
各国の代表選手について紹介していきます。
2021年大会は昨年の5人とは異なり、各国で登録できる代表選手は最大で4人まで。
ただどちらにしても、試合のフォーマットについては昨年から変更が無ければシングルス2試合、ダブルス1試合の合計3試合で、試合に出場する選手は最高でも4人になり、補欠選手が登録できないというだけなのでそこまで影響は無いと思います。
それに昨年の大会ではNO.1とNO.2の選手2人だけで、シングルスとダブルス両方を戦った国もありました。
逆に考えると、そこまでテニスが盛んな国で無くても強い選手が2人いれば優勝するチャンスはあるという事にもなります。
- 以下で紹介する選手のランキングは2021年1月時点
- (D)はダブルスのランキング
セルビア
NO.1 | ノバク・ジョコビッチ | 1 |
NO.2 | ドゥシャン・ラジョビッチ | 26 |
フィリップ・クライノビッチ | 31 | |
二コラ・カチッチ | 56(D) |
スペイン
NO.1 | ラファエル・ナダル | 2 |
NO.2 | ロベルト・バウティスタ・アグート | 13 |
パブロ・カレーニョブスタ | 16 | |
マルセル・グラノイェルス | 9(D) |
オーストリア
ロシア
NO.1 | ダニル・メドベージェフ | 4 |
NO.2 | アンドレイ・ルブレフ | 8 |
エフゲニー・ドンスコイ | 112 | |
アスラン・クラチェフ | 123 |
ギリシャ
NO.1 | ステファノス・チチパス | 6 |
NO.2 | ミハイル・ベルボララキス | 462 |
マルコス・カロベロニス | 737 | |
ペトロス・チチパス | 778 |
ドイツ
NO.1 | アレクサンダー・ズベレフ | 7 |
NO.2 | ヤン・レナード・ストルフ | 37 |
ケビン・クラビーツ | 19(D) | |
アンドレアス・ミース | 20(D) |
アルゼンチン
NO.1 | ディエゴ・シュワルツマン | 9 |
NO.2 | ギド・ペラ | 44 |
ホレイショ・ゼバロス | 3(D) | |
マキシモ・ゴンザレス | 43(D) |
イタリア
NO.1 | マテオ・ベレッティーニ | 10 |
NO.2 | ファビオ・フォニーニ | 17 |
シモーネ・ボレッリ | 69(D) | |
アンドレア・ババソリ | 90(D) |
日本
フランス
カナダ
NO.1 | デニス・シャポバロフ | 12 |
NO.2 | ミロシュ・ラオニッチ | 15 |
スティーブン・ディーズ | 177 | |
ピーター・ポランスキー | 183(D) |
オーストラリア
NO.1 | アレックス・デミノー | 23 |
NO.2 | ジョン・ミルマン | 38 |
ジョン・ピアーズ | 28(D) | |
ルーク・サビル | 37(D) |
優勝候補や注目国
スペイン
2019年には新フォーマットとなったデビスカップで優勝、昨年のATPカップでも準優勝と、近年は団体戦で驚異的な強さを見せつけているスペイン。
ナダル選手はもちろんですが、バウティスタアグート選手、カレーニョブスタ選手もシングルスではトッププレイヤー。
さらに最近はダブルスを中心に活躍していますがシングルスでも元世界8位のトッププレイヤーであるグラノイェルス選手。
昨年と同様に、今年の代表選手も全員がトッププレイヤーで編成されています。
セルビア
昨年のATPカップで初代王者となったセルビア。
昨年はジョコビッチ選手は予選リーグから決勝まで出場したシングルス、ダブルス全てで勝利を収め、優勝に大きく貢献。
メンバーも昨年と大きく変更はなく、強いダブルスペアがいるわけではありませんが、ラジョビッチ選手、クライノビッチ選手ら強いシングルスプレイヤーがいます。
ロシア
昨年はメドベージェフ選手とカチャノフ選手が驚異の活躍を見せてベスト4まで勝ち進んだロシア。
今年はカチャノフ選手は出場しませんが、その代わりに昨シーズントップ10入りを果たしたルブレフ選手が出場。
ロシアは2021年のATPカップではシングルスのトップ10選手を2人擁する唯一の国となっています。
日本代表
昨年の成績
【代表選手】
昨年は錦織選手、内山選手が直前で欠場し、西岡選手がNO.1選手での出場となり、ダブルスのスペシャリストとして松井選手が緊急招集。
代表選手のランキングを見ると、昨年の日本チームは出場国の中でもかなり下の方に位置していましたが、それでもグループリーグでは2勝1敗の成績を残しグループBで2位の好成績。
セット獲得率があと少し高ければグループリーグ突破できたという想像以上の結果を残しました。
2021年は錦織選手がATPカップ初参戦
2021年はついに錦織選手がATPカップに初参戦。まだ本来の実力は戻ってないかもしれませんが、錦織選手がチームにいるというだけでも安心感があります。
2番手には昨年大活躍だった西岡選手。すでに現時点で世界トップクラスの選手とも渡り合える実力がある西岡選手が2番手で出場できるというのは大きなアドバンテージになりそうです。
実際に他の国の2番手の選手を見た限りでは、どの国の2番手でも西岡選手は勝てる可能性が十分あります。
そしてダブルスは昨年と同様にマクラクラン選手と松井選手のペア。ただ昨年もそうでしたが松井選手は年齢の事もあるので、状況に応じて錦織選手や西岡選手がマクラクラン選手とのペアでダブルスに出場する事も考えられそうです。
今年のATPカップ日本代表は、世界のトップ選手と渡り合えるシングルスプレイヤー2人とダブルスのスペシャリスト2人となり、非常に強いチームになっていますから活躍が楽しみですね!
ではATPカップ 2021の出場国や代表選手については以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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