今回は2019年11月10日〜17日にかけてイギリス・ロンドンで行われる「Nitto ATP FINALS(ツアーファイナル)」の出場選手、組み合わせ、結果、日程、放送予定などについてまとめいていきます。
出場選手
ATP RACE RANK | ポイント | 選手 |
1 | 9225 | ラファエル・ナダル |
2 | 7945 | ノバク・ジョコビッチ |
3 | 5875 | ダニル・メドベージェフ |
4 | 5690 | ロジャー・フェデラー |
5 | 4525 | ドミニク・ティエム |
6 | 3730 | ステファノス・チチパス |
7 | 2855 | アレクサンダー・ズベレフ |
8 | 2545 | マテオ・ベレッティーニ |
ここまでが出場圏内 | ||
9 | 2485 | ロベルト・バウティスタ・アグート |
10 | 2325 | ダビド・ゴファン |
11 | 2235 | ファビオ・フォニーニ |
12 | 2180 | 錦織圭 |
13 | 2170 | ガエル・モンフィス |
【更新情報】
- 10月14日時点で6位のチチパス選手までの出場が確定。これでメドベージェフ選手とチチパス選手の2人がツアーファイナル初出場を確定。
- パリマスターズ終了により出場選手が確定。上記の2人に加えてベレッティーニ選手も初出場。
各選手の2019年シーズンの主な成績
ラファエル・ナダル
- 優勝4(GS② ATP1000②)
- 出場大会は少ないですが、2月のATP500アカプルコ以外の大会でベスト4入り。
- グランドスラムも全仏と全米で優勝し、全豪は準優勝、ウィンブルドンはベスト4と素晴らしい結果。
- マスターズもローマとカナダの2つのタイトルを獲得し、ランキング1位への返り咲きも近いです。
ノバク・ジョコビッチ
- 優勝4(GS② ATP1000① ATP500①)
- グランドスラムは全豪とウィンブルドンで優勝、全仏はベスト4、全米はベスト16。
- マスターズではマドリードで優勝、ローマで準優勝。
- ATP500・東京でタイトルを獲得。
ダニール・メドベージェフ
- 優勝4(ATP1000② ATP250②)
- グランドスラムは全豪で準優勝、全豪でベスト16、ウィンブルドンは3回戦、全仏は1回戦。
- マスターズはシンシナティ、上海で優勝、カナダで準優勝。
- ATP250のソフィアとサンクトペテルブルクで優勝。
ロジャー・フェデラー
- 優勝3(ATP1000① ATP500②)
- グランドスラムはウィンブルドンで準優勝、全仏でベスト4、全米でベスト8、全豪でベスト16。優勝はありませんが全て4回戦以上の安定した成績。
- マスターズはマイアミで優勝、インディアンウェルズで準優勝。
- ATP500のドバイとハレで優勝。
ドミニク・ティエム
- 優勝4(ATP1000① ATP500② ATP250①)
- グランドスラムは全仏で準優勝、全豪で2回戦、ウィンブルドンと全米は1回戦。全仏以外の3大会は早期敗退であまり良い結果ではありませんでした。
- マスターズはインディアンウェルズで優勝。
- ATP500のバルセロナと北京、ATP250のキッツビュールで優勝。
ステファノス・チチパス
- 優勝2(ATP250②)
- グランドスラムは全豪でベスト4、全仏でベスト16、ウィンブルドンと全米は1回戦。2大会で4回戦以上の好成績を残しましたが、シーズン後半の2大会はいずれも接戦で敗れて初戦敗退。
- マスターズはマドリードで準優勝、上海とローマでベスト4。
- ATP250のマルセイユとエストリルで優勝。ATP500のドバイと北京で準優勝。
アレクサンダー・ズべレフ
- 優勝1(ATP250①)
- グランドスラムは全仏でベスト8、全米、全豪でベスト16。かなりいい成績というわけではありませんが、3大会でベスト16以上はさすがです。
- マスターズは上海で準優勝、カナダとマドリードでベスト8。
- ATP250のジュネーブで優勝。ATP500のアカプルコで準優勝。
マテオ・ベレッティーニ
- 優勝2(ATP250②)
- グランドスラムは全米でベスト4、ウィンブルドンでベスト16。
- マスターズは上海でベスト4。
- ATP250ではブダペストとシュツットガルトで優勝、ミュンヘンで準優勝。下部ツアーのチャレンジャーでも1つ優勝しています。
- シーズン後半で一気にポイントを稼いで、今年は特に激戦だったファイナル出場争いを勝ち抜きました。
予選(ラウンドロビン)の組み合わせ
ツアーファイナルの予選(ラウンドロビン)はリーグ戦をしてそれぞれのグループで上位2選手が決勝トーナメントに進出します。
【順位の決定方法】
まずは勝敗。勝敗で2人が並んだ場合は直接対決の結果。そして勝敗で3人が並んだ場合はセット取得率が高い順、それでも決まらなければゲーム取得率で決定する。
ゲーム取得率で決まらないことはまずありませんが、それでも決まらなかった場合はレースランキングの高い順になります。
まずは勝敗。勝敗で2人が並んだ場合は直接対決の結果。そして勝敗で3人が並んだ場合はセット取得率が高い順、それでも決まらなければゲーム取得率で決定する。
ゲーム取得率で決まらないことはまずありませんが、それでも決まらなかった場合はレースランキングの高い順になります。
グループ アンドレ・アガシ
【スコア】
ナダル | メドベージェフ | チチパス | ズベレフ | |
ナダル【1】 | – | 67 63 76 | 67 64 75 | 26 46 |
メドベージェフ【4】 | 76 36 67 | – | 67 46 | 46 67 |
チチパス【6】 | 76 46 57 | 76 64 | – | 63 62 |
ズベレフ【7】 | 62 64 | 64 76 | 36 26 | – |
【勝敗】
選手 | 勝敗 | セット数 | 順位 |
ラファエル・ナダル【1】 | 2勝1敗 | 4-4(50%) | 3 |
ダニル・メドベージェフ【4】 | 0勝3敗 | 1-6(14%) | 4 |
ステファノス・チチパス【6】 | 2勝1敗 | 5-2(71%) | 1 |
アレクサンダー・ズベレフ【7】 | 2勝1敗 | 4-2(67%) | 2 |
【結果】
- 1戦目|チチパス選手、ズべレフ選手がそれぞれ上位シードにストレートで勝利。セット率は同じですがゲーム率でズべレフ選手が上に。1戦目終了時でズべレフ選手が1位、チチパス選手が2位。
- 2戦目|チチパス選手、ナダル選手が勝利。これでチチパス選手はラウンドロビン突破が決定。残る1枠は3戦目でチチパス選手とメドベージェフ選手が勝利すると3人が1勝2敗で並ぶのでまだ決まりません。ただ現状のセット率で言うとズべレフ選手が一番優位な状況です。
- 3戦目|ナダル選手、ズべレフ選手が勝利。2勝1敗で並びましたが、セット率でズべレフ選手の方が高かったため、ズべレフ選手がラウンドロビン突破。
グループ ビヨン・ボルグ
【スコア】
ジョコビッチ | フェデラー | ティエム | ベレッティーニ | |
ジョコビッチ【2】 | – | 46 36 | 76 36 67 | 62 61 |
フェデラー【3】 | 64 63 | – | 57 57 | 76 63 |
ティエム【5】 | 67 63 76 | 75 75 | – | 67 36 |
ベレッティーニ 【8】 | 26 16 | 67 36 | 76 63 | – |
【勝敗】
選手 | 勝敗 | セット数 | 順位 |
ノバク・ジョコビッチ【2】 | 1勝2敗 | 3-4(42%) | 3 |
ロジャー・フェデラー【3】 | 2勝1敗 | 4-2(67%) | 2 |
ドミニク・ティエム【5】 | 2勝1敗 | 4-3(57%) | 1 |
マテオ・ベレッティーニ 【8】 | 1勝2敗 | 2-4(33%) | 4 |
【結果】
- 1戦目|ジョコビッチ選手、ティエム選手がそれぞれストレートで勝利。1戦目終了時点での順位は、セット率は同じですがゲーム率でわずか3ゲームしか落としていないジョコビッチ選手が選手が1位、ティエム選手が2位という結果に。
- 2戦目|ティエム選手がジョコビッチ選手に勝利したことでラウンドロビン突破が確定。また、フェデラー選手がベレッティーニ選手に勝利したためベレッティーニ選手のラウンドロビン敗退も決定。残る1枠はフェデラー選手とジョコビッチ選手の直接対決での勝者となります。
- 3戦目|フェデラー選手とベレッティーニ選手が勝利。直接対決の結果フェデラー選手がラウンドロビン突破。
決勝トーナメントのドロー
【準決勝の結果】
- チチパス選手がフェデラー選手にストレートで勝利。ツアーファイナルでは初出場で初の決勝進出。これでフェデラー選手との対戦成績は3勝2敗で勝ち越し。
- ティエム選手がズべレフ選手に勝利。ツアーファイナルでは初の決勝進出。対ズべレフ選手ではこれで5勝2敗と勝ち越しを増やしています。
【決勝の結果】
シングルスの日程
日程 | ラウンド | 開始時間 現地(日本) |
11月10日(日) | 予選(ラウンドロビン)A | 14:00~(22:00~) |
11月11日(月) | 予選(ラウンドロビン)B | 14:00~(22:00~) |
11月12日(火) | 予選(ラウンドロビン)A | 14:00~(22:00~) |
11月13日(水) | 予選(ラウンドロビン)B | 14:00~(22:00~) |
11月14日(木) | 予選(ラウンドロビン)A | 14:00~(22:00~) |
11月15日(金) | 予選(ラウンドロビン)B | 14:00~(22:00~) |
11月16日(土) | 準決勝 | 14:00~(22:00~) |
11月17日(日) | 決勝 | 18:00~(翌2:00~) |
予選(ラウンドロビン)を10日の日曜から15日の金曜で6日間かけて行い、決勝トーナメント進出者4人を選出。
ラウンドロビンは各リーグ1日ごとの交互に試合を行って、選手は中一日で試合を行うスケジュール。
ただ15日の金曜にラウンドロビンを行うグループで勝ち上がった選手はそこから最大で3日連続の試合となります。
放送予定
【WOWOWオンデマンド】
ライブ配信&見逃し配信
【GAORA】
生中継
放送スケジュール(gaora.co.jp)
【Paravi】
ライブ配信&見逃し配信
ATPTOUR放送予定(paravi.jp)
ではNitto ATP ファイナルズ 2019の組み合わせや結果については以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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