2019年8月26日〜9月8日にかけてアメリカ・ニューヨークで行われる男子テニスツアー大会でグランドスラムの「全米オープンテニス」の組み合わせや結果、出場選手、注目選手などをまとめていきます。
2019年の全米オープンテニスの本戦ストレートインは錦織圭選手、西岡良仁選手。
また予選には7人の日本人選手が挑戦する予定になっています。
全米オープンテニス 2019の出場選手・注目選手
出場選手一覧
本戦に出場する選手一覧です。ドローサイズは128。
- Q=予選勝者
- WC=ワイルドカード(主催者推薦)
- PR=プロテクトランキング(一時的にランキングを落としている選手の救済措置)
- LL=ラッキールーザー(本戦に欠場者が出た時に予選決勝で敗退した選手の繰り上がり)
表の選手名には各選手の詳細ページへのリンクが貼ってあります。
選手 | |
1 | ノバク・ジョコビッチ |
2 | ラファエル・ナダル |
3 | ロジャー・フェデラー |
4 | ドミニク・ティエム |
5 | ダニル・メドベデフ |
6 | アレクサンダー・ズベレフ |
7 | 錦織圭 |
8 | ステファノス・チチパス |
9 | カレン・カチャノフ |
10 | ファビオ・フォニーニ |
11 | ロベルト・バウティスタ・アグート |
12 | ファン・マルティン・デルポトロ |
13 | ボルナ・チョリッチ |
14 | |
15 | ジョン・イズナー |
16 | ニコロズ・バシラシビリ |
17 | マリン・チリッチ |
18 | ダビド・ゴファン |
19 | ガエル・モンフィス |
20 | |
21 | フェリックス・オジェ・アリアシム |
22 | スタン・ワウリンカ |
23 | グイド・ペジャ |
24 | ディエゴ・シュワルツマン |
25 | テイラー・フリッツ |
26 | マテオ・ベレッティーニ |
27 | ニック・キリオス |
28 | ドゥシャン・ラジョビッチ |
29 | ブノワ・ペール |
30 | カイル・エドモンド |
31 | リュカ・プイユ |
32 | フェルナンド・ベルダスコ |
33 | デニス・シャポバロフ |
34 | ジル・シモン |
35 | クリスチャン・ガリン |
36 | ヤン・レナード・ストルフ |
37 | ラスロ・ジェレ |
38 | アレックス・デミノー |
39 | ラドゥ・アルボット |
40 | ホベルト・ホルカシュ |
41 | ピエール・ユーグ・エルベール |
42 | ライリー・オペルカ |
43 | ダニエル・エバンス |
44 | ミハイル・ククシュキン |
45 | ジョアン・ソウザ |
46 | ロレンゾ・ソネゴ |
47 | パブロ・クエバス |
48 | ジョーダン・トンプソン |
49 | フィリップ・クライノビッチ |
50 | パブロ・カレーニョブスタ |
51 | キャスパー・ルード |
52 | ファン・イグナシオ・ロンデロ |
53 | マートン・フチョビッチ |
54 | ミオミール・ケマノビッチ |
55 | キャメロン・ノーリー |
56 | ジョン・ミルマン |
57 | ユーゴ・ウンベル |
58 | ジョー・ウィルフリード・ツォンガ |
59 | フェリシアーノ・ロペス |
60 | リシャール・ガスケ |
61 | マルコ・チェッキナート |
62 | フェデリコ・デルボニス |
63 | アドリアン・マナリノ |
64 | ニコラス・ジャリー |
65 | パブロ・アンドゥハル |
66 | ジェレミー・シャルディ |
67 | アンドレイ・ルブレフ |
68 | アレクサンダー・ブーブリック |
69 | テニーズ・サングレン |
70 | フィリップ・コールシュライバー |
71 | グリゴール・ディミトロフ |
72 | ロベルト・カルバレスバエナ |
73 | リカルド・ベランキス |
74 | 西岡良仁 |
75 | アンドレアス・セッピ |
76 | イボ・カルロビッチ |
77 | レオナルド・メイヤー |
78 | コランタン・ムーテ |
79 | マリウス・コピル |
80 | マルティン・クーリザン |
81 | ヒューゴ・デリエン |
82 | トーマス・ファビアーノ |
83 | アルヤズ・ベデネ |
84 | プラジュネシュ・グネスワラン |
85 | スティーブ・ジョンソン |
86 | マルセル・グラノイェルス |
87 | ブラットリー・クラン |
88 | ブレイデン・シュナー |
89 | マッケンジー・マクドナルド |
90 | ハウメ・ムナル |
91 | ロイド・ハリス |
92 | チアゴ・モンテイロ |
93 | トマーシュ・ベルディヒ |
94 | アレクセイ・ポピリン |
95 | ダミアー・ジュムホール |
96 | ヘンリー・ラークネソン |
97 | ロビン・ハーセ |
98 | バセク・ポスピシル |
99 | スティーブ・ダルシス(PR) |
100 | ヤンコ・ティプサレビッチ(PR) |
101 | トマーシュ・ベルディヒ(PR) |
102 | ヨゼフ・コバリク(PR) |
103 | バセク・ポスピシル(PR) |
104 | セドリック・ステべ(PR) |
105 | エルネスト・エスコベド(WC) |
106 | タナシ・コキナキス(WC) |
107 | ザカリー・スバダ(WC) |
108 | マルコス・ヒロン(WC) |
109 | ジャック・ソック(WC) |
110 | クリストファー・ユーバンクス(WC) |
111 | ビョルン・フラタンジェロ(WC) |
112 | アントニー・ホアン(WC) |
113 | エリオット・ベンシェントリ(Q) |
114 | サンティアゴ・ヒラルド(Q) |
115 | クォン・スンウー(Q) |
116 | イーリャ・イヴァシュカ(Q) |
117 | エフゲニー・ドンスコイ(Q) |
118 | エゴール・ゲラシモフ(Q) |
119 | トビアス・カムケ(Q) |
120 | グレゴワール・バレール(Q) |
121 | チョン・ヒョン(Q) |
122 | ジェンソン・ブルッグスビー(Q) |
123 | ドミニク・コプファー(Q) |
124 | ギエルモ・ガルシアロペス(Q) |
125 | スミト・ナガル(Q) |
126 | ヤニック・シナー(Q) |
127 | イリ・ベセリ(Q) |
128 | マルコ・トルンゲリティ(Q) |
パオロ・ロレンツィ(LL) | |
カミル・マイククシャク(LL) |
注目選手
ノバク・ジョコビッチ
昨年の優勝者ノバク・ジョコビッチ選手。
現在2位と大きく差をつけて1位を独走中。
今シーズンはすでに全豪とウィンブルドンで優勝しています。
全米ではこれまでに3度の優勝。昨年の全米は決勝でデルポトロ選手を破って優勝。
ロジャー・フェデラー
全米では2004年から08年まで5連覇を達成しているロジャー・フェデラー選手。
出場選手の中では最多の優勝回数。
ただ最後に優勝したのは2009年となっており、昨年はベスト16、一昨年はベスト8と非常に良い成績というわけではありません。
ラファエル・ナダル
ジョコビッチ選手と並び過去3度の優勝があるラファエル・ナダル選手。
ここ数年は17年に優勝、18年はベスト4と安定して好成績を残しています。
今シーズンはクレーはもちろんですが、ハードの全豪やインディアンウェルズでも好成績。
錦織圭
2014年に準優勝、その後も2度のベスト4入りの経験がある錦織圭選手。
グランドスラムの中では最も好成績を残しているのが全米オープン。
2014年にはジョコビッチ選手、2016年にはマレー選手に勝利とビッグ4からも勝利を挙げています。
現在グランドスラムでは2018年のウィンブルドンから5大会連続でベスト8以上の成績を残すという非常に安定した成績。
ステファノス・チチパス
ついにトップ5までランキングを上げてきたステファノス・チチパス選手。
2017年の10月に初めてトップ100入りをしてから2年も経たずにランキング5位を達成。
今シーズンは2つのATP250で優勝、全豪オープンでもベスト4。
ただ全米オープンはまだ2回戦進出が最高成績となっています。
ジョン・イズナー
地元アメリカ勢で最も優勝に期待がかかるジョン・イズナー選手。
全米オープンでは2011年と18年のベスト8が最高成績。
歴代優勝者を見てもアメリカ人選手の割合が非常に多い全米オープンですが、2003年のロディック選手の優勝を最後に誰も優勝ができていません。
イズナー選手はマイアミのマスターズでタイトルも獲得していますし、全米オープンでの優勝にも大きく期待がかかります。
ダニル・メドベージェフ
昨年から驚異的な活躍を続けついにトップ10入りを果たしたダニル・メドベージェフ選手。
今シーズンは、ここまでタイトルはATP250・ソフィアの1つだけですがATP500での準優勝やマスターズでのベスト4など年間を通して安定して上位に残っています。
調子にほとんどムラがなくここまで来れているので、全米オープンでも上位進出を十分狙えると思います。
全米オープンテニス 2019年の組み合わせと結果
ドローが発表されたら以下にリンクを貼ります。
全米オープンテニス2019 男子シングルス ドロー(ATPTOUR.COM)
1回戦〜3回戦の錦織圭の組み合わせ
ガリン【31】 | ガリン【31】 36 76 64 67 63 | デミノー 63 75 63 | デミノー 62 64 26 63 |
ユーバンクス(W) | |||
エルベール | デミノー 64 62 67 75 | ||
デミノー | |||
モンテイロ | クラン 63 62 63 | 錦織圭【7】 62 46 63 75 | |
クラン | |||
トルンゲリティ | 錦織圭【7】 61 41 RET | ||
錦織圭【7】 |
錦織選手は第7シードでの出場で1回戦は予選勝者でアルゼンチンのトルンゲリティ選手との対戦。
2回戦はブラジルのモンテイロ選手とアメリカのクラン選手の勝者。
そして逆サイドの下位シードはチリの若手、ガリン選手。錦織選手との対戦はまだありませんが、今シーズンだけですでにATP250で2つのタイトルを獲得しているほど現在伸び盛りの選手です。
ただ注目の若手であるオーストラリアのデミノー選手や、一昨年あたりからダブルスだけでなくシングルスも非常に力をつけてきたエルベール選手など、強敵は多いです。
1回戦〜3回戦の西岡良仁の組み合わせ
フリッツ【26】 | ロペス 36 64 63 64 | ロペス 67 60 64 64 | メドベージェフ【5】 76 46 76 64 |
ロペス | |||
西岡良仁 | 西岡良仁 36 64 64 64 | ||
ヒロン | |||
スンウー(Q) | デリエン 63 64 26 23 RET | メドベージェフ【5】 63 75 57 63 | |
デリエン | |||
グネスワラン | メドベージェフ【5】 64 61 62 | ||
メドベージェフ【5】 |
西岡選手の1回戦の相手はアメリカの26歳、マルコス・ヒロン選手。キャリアハイが138位でチャレンジャーでタイトルが1つあります。
勝ち上がると2回戦は26シードでアメリカの若手、フリッツ選手とスペインの大ベテランで元世界12位のロペス選手の勝者。どちらが来ても非常にタフな試合になることは間違いないです。
そして反対サイドのシードは5シードのメドベージェフ選手。今一番勢いのある選手といっても過言ではないほどで、シンシナティで初のマスターズタイトル獲得もありましたが、それ以前に昨年の後半からずっと安定して好成績を残しているのが驚異的です。
1回戦〜3回戦のシードダウンなどの注目結果
【1回戦の注目結果】
- イタリアのファビアーノ選手が4シードのティエム選手に勝利。
- ロシアの若手、ルブレフ選手が8シードのチチパス選手に勝利。
- カナダのポスピシル選手が9シードのハチャノフ選手に勝利。
- カザフスタンのベテラン、ククシュキン選手が10シードのアグート選手に勝利。
- アメリカの若手、オペルカ選手が11シードのフォニーニ選手に勝利。
- カナダの若手、シャポバロフ選手が同じくカナダの若手である18シードのアリアシム選手に勝利。
- スペインの元トップ10プレイヤー、カレーニョブスタ選手が19シードのペジャ選手に勝利。
- スペインの元世界12位でベテランのロペス選手が26シードのフリッツ選手に勝利。
- スペインのアンドゥハル選手が30シードのエドモンド選手に勝利。
【2回戦の注目結果】
- イギリスのエバンス選手が25シードのプイユ選手に勝利。
- アメリカのクドラ選手が27シードのラヨビッチ選手に勝利。
- スロベニアのベデネ選手が29シードのペール選手に2セットダウンからの逆転で勝利。
- オーストラリアのデミノー選手が31シードのガリン選手に勝利。
- 予選上がりで韓国の若手、チョン・ヒョン選手が32シードのベルダスコ選手に勝利。
【3回戦の注目結果】
- オーストラリアのデミノー選手が7シードの錦織選手に勝利。
- 22シードのチリッチ選手が地元期待で14シードのイズナー選手に勝利。
- 予選上がりでドイツのコプファー選手が17シードのバシラシビリ選手に勝利。
- ロシアのルブレフ選手が28シードのキリオス選手に勝利。1回戦に続き今大会2回目のシードダウン。
4回戦〜決勝のドローと結果
ジョコビッチ【1】 | ワウリンカ【23】 64 75 21 RET | メドベージェフ【5】 76 63 36 61 | メドベージェフ【5】 76 64 63 | ナダル【2】 75 63 57 46 64 |
ワウリンカ【23】 | ||||
コプファー(Q) | メドベージェフ【5】 36 63 62 76 | |||
メドベージェフ【5】 | ||||
フェデラー【3】 | フェデラー【3】 62 62 60 | ディミトロフ 36 64 36 64 62 | ||
ゴファン【15】 | ||||
ディミトロフ | ディミトロフ 75 63 64 | |||
デミノー | ||||
ルブレフ | ベレッティーニ 【24】 61 64 76 | ベレッティーニ 【24】 36 63 62 36 76 | ナダル【2】 76 64 61 | |
ベレッティーニ 【24】 | ||||
モンフィス【13】 | モンフィス【13】 61 62 62 | |||
アンドゥハル | ||||
ズベレフ【6】 | シュワルツマン【20】 36 62 64 63 | ナダル【2】 64 75 62 | ||
シュワルツマン【20】 | ||||
チリッチ【22】 | ナダル【2】 63 36 61 62 | |||
ナダル【2】 |
【4回戦の注目結果】
- 20シードのシュワルツマン選手が6シードのズべレフ選手に勝利。
【準々決勝の結果】
- ノーシードの元世界3位であるディミトロフ選手が3シードのフェデラー選手に勝利。
- 24シードのベレッティーニ選手が13シードのモンフィス選手に勝利。グランドスラム初のベスト4。
- 2シードのナダル選手が20シードのシュワルツマン選手に勝利。
- 5シードのメドベージェフ選手が23シードのワウリンカ選手に勝利。グランドスラム初のベスト4。
【準決勝の結果】
- 5シードのメドベージェフ選手がノーシードのディミトロフ選手に勝利。グランドスラム初の決勝進出。
- 2シードのナダル選手が24シードのベレッティーニ選手に勝利。
【決勝の結果】
- 2シードのナダル選手が5シードのメドベージェフ選手にフルセットで勝利。全米では4回目、グランドスラム全体では19回目の優勝。
日程・放送予定
男子シングルスの日程
日程 | ラウンド | 開始時間 現地(日本) |
8月26日(月) | 1回戦 | 11:00~(24:00~) |
8月27日(火) | 1回戦 | 11:00~(24:00~) |
8月28日(水) | 2回戦 | 11:00~(24:00~) |
8月29日(木) | 2回戦 | 11:00~(24:00~) |
8月30日(金) | 3回戦 | 11:00~(24:00~) |
8月31日(土) | 3回戦 | 11:00~(24:00~) |
9月1日(日) | 4回戦 | 11:00~(24:00~) |
9月2日(月) | 4回戦 | 11:00~(24:00~) |
9月3日(火) | 準々決勝 | 11:00~(24:00~) |
9月4日(水) | 準々決勝 | 11:00~(24:00~) |
9月5日(木) | – | – |
9月6日(金) | 準決勝 | 16:00~(翌5:00~) |
9月7日(土) | – | – |
9月8日(日) | 決勝 | 16:00~(翌5:00~) |
放送予定
【WOWOWライブ+オンデマンド】
1回戦から決勝までライブ配信。見逃し配信あり。
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