2019年7月1日〜14日にかけてイギリス・ロンドンで行われる男子テニスツアー大会でグランドスラムの「ウィンブルドン」のドローや結果、出場選手、注目選手、会場情報などをまとめていきます。
ウィンブルドン 2019の出場選手・注目選手
出場選手一覧
本戦に出場する選手一覧です。ドローサイズは128。
- Q=予選勝者
- WC=ワイルドカード(主催者推薦)
- PR=プロテクトランキング(一時的にランキングを落としている選手の救済措置)
- LL=ラッキールーザー(本戦に欠場者が出た時に予選決勝で敗退した選手の繰り上がり)
表の選手名には各選手の詳細ページへのリンクが貼ってあります。
注目選手
ロジャー・フェデラー
過去このウィンブルドンで8度の優勝をしているスイスのロジャー・フェデラー選手。
2003年から2007年には5連覇も果たしており、このウィンブルドンではいつも以上に驚異的な強さを発揮します。
近年はジョコビッチ選手の台頭により昔ほどタイトルを取れていませんが、2017年にもタイトルを獲得しています。
ノバク・ジョコビッチ
現役ではフェデラー選手に次いで多い4度のタイトルを獲得しているセルビアのノバク・ジョコビッチ選手。
タイトル数ではフェデラー選手の半分ですが、直近の5年間だけを見るとジョコビッチ選手が3回、フェデラー選手は1回の優勝となっており、近年はジョコビッチ選手の方がこのウィンブルドンでの成績が良いです。
今年は前哨戦をスキップしてグラスはウィンブルドンのみに絞っての出場となりますが、ジョコビッチ選手なら調整も特に問題は無いと思います。
ラファエル・ナダル
そして過去2度の優勝をしているスペインのラファエル・ナダル選手。
ナダル選手の場合、クレーコートでの活躍が驚異的すぎてクレーからグラスへの調整が厳しく、ウィンブルドンではベストの状態で挑める事が少なかったです。
ただ昨年は久しぶりにベスト4という好成績を残していますし、前哨戦をスキップし出場大会数を減らす対策もしているので今年も万全の状態なら活躍に期待ができます。
ミロシュ・ラオニッチ
2016年に準決勝でフェデラー選手に勝利し準優勝を果たしている、ミロシュ・ラオニッチ選手。
ビッグサーブとグラスコートの相性は抜群で、近年では14年にベスト4、16年に準優勝、17年と18年にベスト8と安定して好成績を残しています。
マリン・チリッチ
2017年に準優勝を果たしたクロアチアのマリン・チリッチ選手。
ウィンブルドン以外にもロンドン(ATP500)で2度のグラスコートのタイトルを獲得し、グラスでの成績が良いです。
サーブが好調なら非常に驚異的な存在になることは間違いないです。
トマーシュ・ベルディヒ
準優勝1回とベスト4が2回の成績を残している元世界4位でチェコのトマーシュ・ベルディヒ選手。
しかし2017年以降は怪我に悩まされ、ランキングも現在ではトップ100外まで落ちてしまっています。
ビッグ4以外の選手だと現役ではベルディヒ選手が最もウィンブルドンで好成績を残しているので、是非ベストな状態で今年のウィンブルドンに参戦して欲しいです。
フェリックス・オジェ・アリアシム
カナダのネクストジェンであるフェリクス・オジェ・アリアシム選手。
まだグラスコートではツアーレベルでの試合の経験が非常に少ないですが、今年のシュツットガルト(ATP250)、ロンドン(ATP500)で2大会連続の好成績を残し最高の形でウィンブルドンを迎えます。
昨シーズンからの勢いは未だ止まらず、ランキングもどこまで上げていくのか検討もつきません。
非常に楽しみな若手選手です。
マテオ・ベレッティーニ
今年のシュツットガルト(ATP250)でグラスコートの初タイトルを獲得したイタリアのマテオ・ベレッティーニ選手。
もともとクレーではそれなりに好成績を残している選手だったので、クレーシーズン後に行われるグラスシーズンではそこまで注目していなかったのですが、今年のグラスシーズンはシュツットガルトでは1回戦でウィンブルドンベスト8入りの経験もあるキリオス選手、2回戦では第2シードのカチャノフ選手に勝利。
ハレ(ATP500)でも2人のシード選手を撃破して好成績を残しています。
ウィンブルドンの前哨戦だけの成績を見ればトップクラスの結果です。
ウィンブルドン 2019のドローと結果
ドローが発表されたら以下にリンクを貼ります。
ウィンブルドン2019 男子シングルス ドロー(WIMBLEDON.COM)
1回戦〜3回戦の錦織圭のドロー
錦織圭【8】 | 錦織圭【8】 64 76 64 | 錦織圭【8】 64 64 60 | 錦織圭【8】 64 63 62 |
モンテイロ(Q) | |||
イストミン | ノーリー 62 64 64 | ||
ノーリー | |||
ジョンソン | ジョンソン 64 62 63 | ジョンソン 36 76 63 36 63 | |
ラモスビノラス | |||
チェッキナート | デミノー【25】 60 64 76 | ||
デミノー【25】 |
1回戦〜3回戦のシードダウンなどの注目結果
【1回戦の注目結果】
- アメリカのクエリー選手が第5シードのティエム選手に勝利。
- 予選上がりでチェコのベセリ選手が第6シードのズベレフ選手に勝利。
- イタリアのファビアーノ選手が第7シードのチチパス選手に勝利。
- フランスのウンベル選手が第16シードモンフィス選手のファイナルセット途中棄権のため2回戦進出。
- ポーランドのホルカシュ選手が第32シードのラヨビッチ選手に勝利。
【2回戦の注目結果】
- カザフスタンのベテランであるククシュキン選手が第9シードで昨年ベスト4のイズナー選手に勝利。
- ポルトガルのソウザ選手が2017年に準優勝している第13シードのチリッチ選手に勝利。
- 地元イギリスのベテランであるエバンス選手が第18シードのバシラシビリ選手に勝利。
- アメリカの若手であるオペルカ選手が第22シードのワウリンカ選手にフルセットで勝利。
- アメリカのジョンソン選手が第25シードのデミノー選手に勝利。
- スペインのベテランであるベルダスコ選手が第30シードのエドモンド選手に2セットダウンからの逆転で勝利。
【3回戦の注目結果】
- 第26シードのペラ(ペジャ)選手が昨年準優勝で第4シードのアンダーソン選手に勝利。
- 第23シードのアグート選手が第10シードのカチャノフ選手に勝利。
- 第21シードのゴファン選手が第11シードのメドベージェフ選手にフルセットで勝利。
- フランスの若手であるウンベル選手が第19シードのアリアシム選手に勝利。
4回戦〜決勝のドローと結果
ジョコビッチ【1】 | ジョコビッチ【1】 63 62 63 | ジョコビッチ【1】 64 60 62 | ジョコビッチ【1】 62 46 63 62 | ジョコビッチ【1】 76 16 76 46 1312 |
ウンベル | ||||
ゴファン【21】 | ゴファン【21】 76 26 63 64 | |||
ベルダスコ | ||||
ペラ【26】 | ペラ【26】 36 46 63 76 86 | アグート【23】 75 64 36 63 | ||
ラオニッチ【15】 | ||||
アグート【23】 | アグート【23】 63 75 62 | |||
ペール【28】 | ||||
クエリー | クエリー 64 67 76 76 | ナダル【3】 75 62 62 | フェデラー【2】 76 16 63 64 | |
サングレン | ||||
ソウザ | ナダル【3】 62 62 62 | |||
ナダル【3】 | ||||
錦織圭【8】 | 錦織圭【8】 63 36 63 64 | フェデラー【2】 46 61 64 64 | ||
ククシュキン | ||||
ベレッティーニ【17】 | フェデラー【2】 61 62 62 | |||
フェデラー【2】 |
【4回戦の注目結果】
- 第26シードのペラ選手が第15シードでウィンブルドン準優勝の経験もあるラオニッチ選手に勝利。グランドスラム初のベスト8進出。
【準々決勝の結果】
- 第1シードのジョコビッチ選手が第21シードのゴファン選手にストレートの完勝。
- 第23シードのアグート選手が第26シードのペラ選手に勝利。今年の全豪オープンに続き2回目のグランドスラムベスト8進出。
- 第3シードのナダル選手がアメリカのクエリー選手にストレートで勝利。
- 第2シードのフェデラー選手が第8シードの錦織選手に勝利。
【準決勝の結果】
- 第1シードのジョコビッチ選手が第23シードのアグート選手に勝利。ウィンブルドンでは2年連続の決勝進出。
- 第2シードのフェデラー選手が第3シードのナダル選手に勝利。ウィンブルドンでは2年ぶりの決勝進出。
【決勝の結果】
- 第1シードのジョコビッチ選手が第2シードのフェデラー選手にファイナルセット12ゲームオールからのタイブレークを取り大激戦に勝利。今大会最長の4時間58分の試合。ウィンブルドンは2年連続、5度目の優勝となりました。
ウィンブルドン 2019の日程・放送予定・会場
会場
会場はロンドン中心地から南西にある「オール イングランド ローン テニスクラブ」
センターコートには2009年に格納式の屋根が設置され、15000人収容のスタジアムとなっています。
NO.1コートが2番目に大きいショーコートになっており、11500人収容可能。
NO.2コートは2009年に新設されたコートで4000人収容できます。
男子シングルスの日程
日程 | ラウンド | 開始時間 現地(日本) |
7月1日(月) | 1回戦 | 11:00~(19:00~) |
7月2日(火) | 1回戦 | 11:00~(19:00~) |
7月3日(水) | 2回戦 | 11:00~(19:00~) |
7月4日(木) | 2回戦 | 11:00~(19:00~) |
7月5日(金) | 3回戦 | 11:00~(19:00~) |
7月6日(土) | 3回戦 | 11:00~(19:00~) |
7月7日(日) | 4回戦 | 11:00~(19:00~) |
7月8日(月) | 4回戦 | 11:00~(19:00~) |
7月9日(火) | – | – |
7月10日(水) | 準々決勝 | 13:00~(21:00~) |
7月11日(木) | – | – |
7月12日(金) | 準決勝 | 13:00~(21:00~) |
7月13日(土) | – | – |
7月14日(日) | 決勝 | 14:00~(22:00~) |
放送予定
【WOWOWライブ+オンデマンド】
1回戦から決勝までライブ配信。見逃し配信あり。
【NHK】
日本人選手の試合を中心に大会期間中、連日生中継。
ではウィンブルドン 2019の出場選手やドロー、注目選手、会場情報については以上です。
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