「フィーバーツリー選手権」は2019年6月17日〜23日にかけてイギリス・ロンドンで行われるグラスコートの男子テニスツアー大会でカテゴリーはATP500。
今回はそのフィーバーツリー選手権の出場選手やドロー、注目選手、会場情報、放送予定などをまとめていきます。
【大会のグレード】
マスターズ(ATP1000)
ATP500
ATP250
同じ週にドイツで開催されているのノベンティオープン(ATP500 ハレ)についてはこちら。
ATP500 ロンドン 2019の出場選手・注目選手
出場選手一覧
本戦に出場する選手一覧です。
ドローサイズは32。
- Q=予選勝者
- WC=ワイルドカード(主催者推薦)
- PR=プロテクトランキング(一時的にランキングを落としている選手の救済措置)
- LL=ラッキールーザー(本戦に欠場者が出た時に予選決勝で敗退した選手の繰り上がり)
表の選手名には各選手の詳細ページへのリンクが貼ってあります。
選手 | |
1 | ステファノス・チチパス |
2 | ケビン・アンダーソン |
3 | ファン・マルティン・デルポトロ |
4 | ダニル・メドベージェフ |
5 | マリン・チリッチ |
6 | ミロシュ・ラオニッチ |
7 | スタン・ワウリンカ |
8 | フェリックス・オジェ・アリアシム |
9 | ディエゴ・シュワルツマン |
10 | デニス・シャポバロフ |
11 | アレックス・デミノー |
12 | リュカ・プイユ |
13 | カイル・エドモンド |
14 | クリスチャン・ガリン |
15 | フランシス・ティアフォー |
16 | フェルナンド・ベルダスコ |
17 | ジル・シモン |
18 | ニック・キリオス |
19 | マルコ・チェッキナート |
20 | グリゴール・ディミトロフ |
21 | ミハイル・ククシュキン |
22 | キャメロン・ノーリー |
23 | マートン・フチョビッチ |
24 | アドリアン・マナリノ |
25 | ジェレミー・シャルディ |
26 | フェリシアーノ・ロペス(WC) |
27 | ジェイ・クレイク(WC) |
28 | ダニエル・エバンス(WC) |
ニコラス・マウ(Q) | |
30 | アルヤズ・ベデネ(Q) |
31 | アレクサンダー・ブーブリック(Q) |
32 | ジェームズ・ワード(Q) |
注目選手
マリン・チリッチ
昨年の優勝者であるクロアチアのマリン・チリッチ選手。
さらに2017年のウィンブルドンの準優勝者でもあります。
ビッグサーブとフラットで強烈なフォアハンドはグラスコートと非常に相性が良いです。
2019年シーズンはまだ好成績が残せていませんが、グラスシーズンは非常に注目です。
ケビン・アンダーソン
2018年のウィンブルドンで準優勝を果たしている南アフリカのケビン・アンダーソン選手。
今シーズンは3月のマイアミオープン以降、右ひじの怪我によりツアーを離脱していますがこの得意のグラスシーズンで完全復活を目指します。
ステファノス・チチパス
昨年のウィンブルドンでは2回目の出場ながらベスト16まで勝ち上がっているギリシャのネクストジェンであるステファノス・チチパス選手。
20歳という若さですでに堂々たるトップ10プレイヤーで、トップ5目前の位置につけています。
まだツアーに本格的に参戦して2年ほどですが、ウィンブルドンでも結果を残していますし、グラスコートでの活躍にも期待がかかります。
アレックス・デミノー
昨年のウィンブルドンで本戦初出場ながら3回戦まで勝ち上がったオーストラリアのネクストジェン、アレックス・デミノー選手。
ここロンドンは初出場となりますが、早いテンポのラリーを得意とするデミノー選手が今年のグラスコートシーズンどれくらい活躍できるのか非常に楽しみです。
ミロシュ・ラオニッチ
2016年のウィンブルドンで準優勝を果たした元世界3位でカナダのミロシュ・ラオニッチ選手。
男子テニスでもトップクラスのビッグサーバーで、グラスコートとの相性は抜群。
ウィンブルドンでは2016年の準優勝以外にも14年にベスト4、17年と18年にベスト8と近年は上位に残ってくる選手の常連となっています。
グリゴール・ディミトロフ
今はランキングを落としてしまっていますが元世界3位でウィンブルドンでもベスト4入りをした経験もあるブルガリアのグリゴール・ディミトロフ選手。
2018年シーズン中盤あたりから徐々にランキングを落とし現在は50位あたりまで落ちてしまっていますが、テニス自体はそこまで悪くないです。
実際に2018年シーズン後半もディミトロフ選手はドロー運が壊滅的に悪く、序盤でワウリンカ選手やジョコビッチ選手、錦織選手などトップ選手とばかり当たってしまい早期敗退となっていました。
今のテニスを続けていれば確実にランキングは上がってくると思うので、このグラスシーズンがそのきっかけになると良いです。
ATP500 ロンドン 2019のドローと結果
フィーバーツリー選手権(ATP500・ロンドン) 2019のドロー(ATPTOUR.COM)
序盤で注目の組み合わせ
- 第1シードのチチパス選手とイギリスのエドモンド選手の対戦
- 第8シードのアリアシム選手と元世界3位のディミトロフ選手の対戦。この勝者は2回戦でグラスを得意とするフランスのマナリノ選手とウィンブルドンでベスト4入りの経験もあるキリオス選手の勝者と対戦。
- 第3シードのデルポトロ選手とカナダのネクストジェンであるシャポバロフ選手の対戦。さらにこの勝者は2回戦でグラスコートを得意とするスペインのベテランであるロペス選手と対戦の可能性。
- 第5シードのチリッチ選手とチリの若手であるガリン選手の対戦
- 第6シードのラオニッチ選手とオーストラリアのデミノー選手がお互いに1回戦を勝つと2回戦で対戦
1回戦〜2回戦のシードダウンなどの注目結果
【1回戦の注目結果】
【2回戦の注目結果】
- フランスの元世界6位のシモン選手が第2シードのアンダーソン選手に勝利。
- 予選から上がってきたダブルスで有名なマウ選手が第7シードのワウリンカ選手に勝利。
- 第5シードのデルポトロ選手の右膝骨折が再発してしまったため、WCで出場のロペス選手がベスト8入り。
準々決勝〜決勝のドローと結果
チチパス【1】 | アリアシム 【8】 75 62 | ||
アリアシム 【8】 | |||
ロペス(WC) | ロペス(WC) 46 64 76 | ||
ラオニッチ【6】 | |||
シュワルツマン | メドベージェフ【4】 62 62 | ||
メドベージェフ【4】 | |||
マウ(Q) | シモン 76 57 76 | ||
シモン |
【準々決勝の結果】
- 第8シードのアリアシム選手が第1シードのチチパス選手にストレートで勝利。これでチチパス選手との対戦成績は2勝0敗と勝ち越しを広げ、このロンドンでは初のベスト4。
- WCで出場のスペインのベテランであるロペス選手が第6シードのラオニッチ選手に1セットダウンからファイナルセットはタイブレークを取り逆転勝ち。
- 第4シードでロシアの若手、メドベージェフ選手がアルゼンチンのシュワルツマン選手にストレートで勝利し、グラスコートのATP500大会では初のベスト4進出。
- フランスのベテランであるシモン選手が予選から上がってきたマウ選手に2度のタイブレークを含む大接戦で勝利。
【準決勝の結果】
【決勝の結果】
ATP500 ロンドン 2019の日程・放送予定・会場
会場
会場はロンドン中心部から西にある「ザ・クイーンズ・クラブ」。
センターコートは最大で9000人程度の来場者を収容可能。
男子シングルスの日程
日程 | ラウンド | 開始時間 現地(日本) |
6月17日(月) | 1回戦 | 10:30~(18:30~) |
6月18日(火) | 1回戦 | 10:30~(18:30~) |
6月19日(水) | 2回戦 | 10:30~(18:30~) |
6月20日(木) | 2回戦 | 10:30~(18:30~) |
6月21日(金) | 準々決勝 | 10:30~(18:30~) |
6月22日(土) | 準決勝 | 11:00~(19:00~) |
6月23日(日) | 決勝 | 11:00~(19:00~) |
放送予定
WOWOW(オンデマンド)
1回戦から決勝までライブ配信。見逃し配信あり。
Paravi
1回戦からライブ配信。
ではATP500 ロンドン(フィーバーツリー選手権) 2019のドローや結果、出場選手、会場情報については以上です。
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