2019年2月25日〜3月2日にかけてUAE・ドバイで行われる男子テニスツアー大会、ATP500の「ドバイ デューティーフリー テニス選手権 2019」のドローや出場選手をまとめていきます。
この大会には日本からは錦織選手、トップ10からはフェデラー選手やチリッチ選手が出場する予定になっています。
2020年大会の記事はこちら。
【大会のグレード】
マスターズ(ATP1000)
ATP500
ATP250
出場選手
出場選手一覧
本戦に出場する選手一覧です。ドロー数は32なので本戦ストレートインが25人、予選勝ち上がりが4人、ワイルドカードが3人となると思われます。
- 【数字】=シード
- Q=予選勝者
- WC=ワイルドカード(主催者推薦)
- PR=プロテクトランキング(一時的にランキングを落としている選手の救済措置)
- LL=ラッキールーザー(本戦に欠場者が出た時に予選決勝で敗退した選手の繰り上がり)
表の選手名には各選手の詳細ページへのリンクが貼ってあります。
NO. | 選手 | ランキング |
1 | 錦織圭【1】 | 6 |
2 | R・フェデラー【2】 | 7 |
3 | M・チリッチ【3】 | 10 |
4 | K・カチャノフ【4】 | 11 |
5 | S・チチパス【5】 | 12 |
6 | B・チョリッチ【6】 | 13 |
7 | M・ラオニッチ【7】 | 14 |
8 | D・メドベデフ【8】 | 16 |
9 | R・アグート | 18 |
10 | N・バシラシビリ | 22 |
11 | F・ベルダスコ | 26 |
12 | P・コールシュライバー | 32 |
13 | G・モンフィス | 33 |
14 | M・エブデン | 45 |
15 | M・フチョビッチ | 47 |
16 | J・ストルフ | 51 |
17 | D・ジュムホール | 52 |
18 | M・ベレッティーニ | 53 |
19 | R・ハーセ | 54 |
20 | M・ククシュキン | 55 |
21 | B・ペール | 59 |
22 | D・クドラ | 61 |
23 | T・ベルディヒ | 71 |
24 | H・ホルカシュ | 73 |
25 | M・バグダティス(WC) | 124 |
26 | R・ラマナザン(WC) | 128 |
27 | M・サフワット(WC) | 204 |
28 | T・ファビアーノ(Q) | 85 |
29 | R・ベランキス(Q) | 113 |
30 | E・ジェラシモ(Q) | 155 |
31 | C・モウテット(Q) | 158 |
32 | I・イバシュカ(LL) | 98 |
【出場選手の更新情報】
- フランスのエルベール選手、韓国のチョンヒョン選手が出場をキャンセルしたため、ポーランドのホルカシュ選手、スロベニアのベデネ選手が繰り上がりで本戦入り。
- ベデネ選手が欠場したため、イバシュカ選手がLLで本戦入り。
シード選手
シード選手の過去3年間の今大会の成績や簡単な紹介をしていきます。
(シード順やシード選手については確定ではありません。)
【第1シード】錦織圭
- 2016年|-
- 2017年|-
- 2018年|-
シーズン最初のブリスベンで優勝、全豪でベスト8と今シーズン非常に良いスタートを切った錦織選手。
ドバイは初めての出場となるので、コートとの相性はわかりませんが、テニスの調子が良いので優勝に期待がかかります。
【第2シード】ロジャー・フェデラー
- 2016年|-
- 2017年|2回戦
- 2018年|-
全豪では4回戦敗退で3連覇を逃し、世界ランクもトップ5から陥落してしまったフェデラー選手。
ただこのドバイでは過去に6度の優勝を果たしているので非常に相性の良い大会。
【第3シード】マリン・チリッチ
- 2016年|-
- 2017年|-
- 2018年|-
2014年全米オープン優勝者、クロアチアのチリッチ選手。
今年の全豪オープンではベスト16でしたがテニスの調子は悪くなさそうでした。
【第4シード】カレン・カチャノフ
- 2016年|-
- 2017年|-
- 2018年|2回戦
2018年のパリ(マスターズ)で優勝したロシア期待の若手、カチャノフ選手。
昨年このドバイに出場していますが、2回戦で第2シードのプイユ選手にフルセットで敗れています。
【第5シード】ステファノス・チチパス
- 2016年|-
- 2017年|-
- 2018年|ベスト8
全豪オープンでグランドスラム初のベスト4入りを果たしたギリシャのNEXT GENであるチチパス選手。
昨年のこの大会ではワイルドカードでの出場でしたが2回戦で第6シードのコールシュライバー選手に勝利しベスト8に進出。
【第6シード】ボルナ・チョリッチ
- 2016年|2回戦
- 2017年|-
- 2018年|ベスト8
今年の全豪オープンでベスト16入り。クロアチアの若手であるチョリッチ選手。
昨年のこの大会では1回戦で第5シードのガスケ選手に勝利しベスト8進出を果たしています。
【第7シード】ミロシュ・ラオニッチ
- 2016年|-
- 2017年|-
- 2018年|-
全豪オープンではベスト8、ランキングも徐々に戻ってきているカナダのラオニッチ選手。
ドバイは今まで良い成績を残した事がありませんが、テニスの調子を見る限り優勝する可能性は十分にあります。
【第8シード】ダニル・メドベデフ
- 2016年|-
- 2017年|2回戦
- 2018年|-
ロシアの若手メドベデフ選手。
2019年シーズンはブリスベンで準優勝、全豪でベスト16と大きく飛躍した昨年に続き良いテニスを維持しています。
ドロー
錦織選手は第1シードでの出場で、1回戦はフランスのペール選手。対戦成績は過去5勝2敗と勝ち越していますが、3度あるグランドスラムでの対戦ではどれも死闘となっています。
2回戦はポーランドで注目の若手であるホルカシュ選手と予選勝ち上がりの勝者。そして一番最初に当たるシード選手はギリシャのネクストジェンで、現在たくさんいるネクストジェンの中でも一番注目度の高い第5シードのチチパス選手。
準決勝では順当にこれば第3シードのチリッチ選手か第8シードのメドベデフ選手との対戦となりますが、2月初めのロッテルダム(500・ハード)で優勝したフランスの元世界6位モンフィス選手も侮れません。
ボトムハーフでは第2シードのフェデラー選手が1回戦からドイツのコールシュライバー選手とタフな相手との対戦になっています。
長期ツアー離脱から復帰してきたベルディヒ選手も徐々に調子を取り戻しているので注目です。ベルディヒ選手は勝ち上がるとまず2回戦で第6シード、クロアチアの若手チョリッチ選手との対戦となります。
さらにこのボトムハーフの上半分には全豪でベスト8、ドーハ(250・ハード)でタイトルを獲得し今期好調の前年優勝者バウティスタアグート選手、昨年マスターズ初タイトルを獲得したロシアの若手である第4シードのカチャノフ選手など強豪が集っており、今大会最もタフなブロックかもしれません。
1回戦〜2回戦
錦織圭【1】 | 錦織圭【1】 64 63 | H・ホルカシュ 75 57 62 |
B・ペール | ||
H・ホルカシュ | H・ホルカシュ 63 75 | |
C・モウテット(Q) | ||
E・ジェラシモ(Q) | E・ジェラシモ(Q) 76 76 | S・チチパス【5】 63 61 |
R・ハーセ | ||
M・エブデン | S・チチパス【5】 64 36 63 | |
S・チチパス【5】 | ||
M・チリッチ【3】 | G・モンフィス 63 46 60 | G・モンフィス 63 62 |
G・モンフィス | ||
M・サフワット(WC) | M・バグダティス(WC) 46 63 64 | |
M・バグダティス(WC) | ||
M・ベレッティーニ | D・クドラ 26 75 75 | R・ベランキス(Q) 64 61 |
D・クドラ | ||
R・ベランキス(Q) | R・ベランキス(Q) 63 63 | |
D・メドベデフ【8】 | ||
B・チョリッチ【6】 | B・チョリッチ【6】 75 36 76 | B・チョリッチ【6】 16 61 76 |
M・ククシュキン | ||
T・ベルディヒ | T・ベルディヒ 64 46 76 | |
I・イバシュカ(LL) | ||
R・アグート | R・アグート 64 63 | N・バシラシビリ 67 64 63 |
R・ラマナザン(WC) | ||
N・バシラシビリ | N・バシラシビリ 64 61 | |
K・カチャノフ【4】 | ||
M・ラオニッチ【7】 | J・ストルフ 64 57 64 | M・フチョビッチ 64 62 |
J・ストルフ | ||
D・ジュムホール | M・フチョビッチ 61 76 | |
M・フチョビッチ | ||
T・ファビアーノ(Q) | F・ベルダスコ 36 63 62 | R・フェデラー【2】 63 36 63 |
F・ベルダスコ | ||
P・コールシュライバー | R・フェデラー【2】 64 36 61 | |
R・フェデラー【2】 |
【1回戦の注目結果】
- 今年のロッテルダム(ATP500)で優勝したモンフィス選手が第3シードのチリッチ選手に勝利。
- ジョージアのバシラシビリ選手が第4シードのカチャノフ選手に勝利。
- ドイツのストルフ選手が第7シードのラオニッチ選手に勝利。
- 予選上がりのベランキス選手が第8シードのメドベデフ選手に勝利。
【2回戦の注目結果】
- ポーランドの若手ホルカシュ選手が第1シードの錦織圭選手に勝利。ツアー初のベスト8に進出。
準々決勝〜決勝
H・ホルカシュ | S・チチパス【5】 76 67 61 | S・チチパス【5】 46 76 76 | R・フェデラー【2】 64 64 |
S・チチパス【5】 | |||
G・モンフィス | G・モンフィス 61 67 62 | ||
R・ベランキス(Q) | |||
B・チョリッチ【6】 | B・チョリッチ【6】 46 62 76 | R・フェデラー【2】 62 62 | |
N・バシラシビリ | |||
M・フチョビッチ | R・フェデラー【2】 76 64 | ||
R・フェデラー【2】 |
【準々決勝の注目結果】
【準決勝の結果】
- 第2シードのフェデラー選手(スイス)が第6シードのチョリッチ選手(クロアチア)に勝利。
- 第5シードでネクストジェンのチチパス選手(ギリシャ)が好調のモンフィス選手(フランス)に勝利。
【決勝の結果】
- 第2シードのフェデラー選手(スイス)が第5シードのチチパス選手(ギリシャ)に勝利しツアー通算100個目のタイトルを獲得。
日程と放送予定
ロッテルダムと日本の時差は-5時間で日本が5時間進んでいます。
そのため観戦する場合は夜7時頃〜翌日の明け方にかけての時間帯になると思われます。
日付 | ラウンド | 試合開始時間 現地(日本) |
2月25日(月) | 1回戦 | 14:00~(19:00~) |
2月26日(火) | 1回戦 | 14:00~(19:00~) |
2月27日(水) | 2回戦 | 14:00~(19:00~) |
2月28日(木) | 準々決勝 | 15:00~(20:00~) |
3月1日(金) | 準決勝 | 14:30~(19:30~) |
3月2日(土) | 決勝 | 17:00~(22:00~) |
WOWOW(オンデマンド)
1回戦から決勝までライブ配信。
GAORA
1回戦から決勝まで生中継。
Paravi
1回戦からライブ配信。日本人選手と準決勝以降の試合はアーカイブが残ります。
昨年の結果
【準々決勝以降のドローと結果】
M・ジャジリ(WC) | M・ジャジリ 64 36 63 | R・アグート【3】 63 64 | R・アグート【3】 63 64 |
S・チチパス(WC) | |||
R・アグート【3】 | R・アグート【3】 76 64 | ||
B・チョリッチ | |||
F・クライノビッチ【7】 | F・クライノビッチ【7】 61 62 | L・プイユ【2】 63 67 76 | |
E・ドンスコイ | |||
杉田祐一【8】 | L・プイユ【2】 36 63 62 | ||
L・プイユ【2】 |
- 優勝|ロベルト・バウティスタアグート
- 準優勝|リュカ・プイユ
- ベスト4|マレク・ジャジリ、フィリップ・クライノビッチ
優勝は第3シードのバウティスタアグート選手。2回戦のエルベール選手との試合以外は全てストレートで勝利、決勝でも第2シードのプイユ選手に完勝。
準優勝は第2シードのプイユ選手。2回戦以降準決勝までフルセットの激戦が続きましたが、決勝まで上がってきています。
ベスト4は第7シードのクライノビッチ選手と1回戦で第1シードのディミトロフ選手に勝利したワイルドカードのジャジリ選手。
ではドバイ デューティフリー テニス選手権 2019のドローや出場選手については以上です。ここまで見てくださってありがとうございました。
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