【おすすめ小説】「イニシエーションラブ」著者:乾くるみ あらすじと感想

こんにちは~ケイです。

今回紹介するおすすめの小説は実写映画化もされて話題になった「イニシエーション・ラブ」です。

 

本の概要

ジャンル:恋愛・(ミステリー)

著者:乾くるみ

発売:2004年

 

ひと昔前を思い出させるような正統派のラブストーリー

 

イニシエーションラブは発売こそ2004年ですが、物語の舞台は80年代90年代を彷彿とさせるようなワード、曲などがたくさん出てきます。

まだ携帯電話すらなくて好きな人の家に電話をかける時に「お父さんが出て気まずかった!」なんて時代のお話です。

 

物語の流れとしては女性に縁がない鈴木君が合コンでであったマユちゃんに一目惚れし恋におちていく様子を描いた純粋なラブストーリーとなっています。

 

・・・かと思いきや、ジャンルの欄で(ミステリー)と書いた事でお気付きの方がいるとは思いますが、この作品はラストの2行でその世界観がひっくり返るというどんでん返しがすご過ぎることで有名な小説でもあります。

 

なのでイニシエーションラブを読む際の注意点として最後を見たり、ネタバレを見たり聞いたりしてしまわないようにすることです。

またこの「イニシエーションラブ」のすごいところはどんでん返しが来る!と知っていながら読んでも十分に楽しめるところです。逆にどこにトリックが仕掛けてあるか、伏線がはってあるかを推理しながら読む推理小説の要素も楽しめます。

 

イニシエーションラブとは

タイトルになったイニシエーションラブとは通過儀式のことです。

大人への階段を登るための恋愛、決して長く続くことはないステップアップのための恋愛という意味があります。

そのイニシエーションラブとなったのは誰と誰の恋愛なのか?また誰側から見た恋愛がイニシエーションラブだったのか?その辺もラスト二行見事にひっくり返るので本当にすごい小説だと思います。

 

 

だれにでも勧められる素晴らしい作品

イニシエーションラブを読むときに注目して読むと良い点として、ラスト二行のどんでん返しはミスリードで実はもっとすごい事実が隠されていて、それに気づくことが出来るかどうか?名前を呼び間違った人、同じ名前で呼んだ人、わざと名前を呼び間違った人、この辺に注目して見てください。

 

この作品は時代設定が1980年代〜90年代くらいなので現代の30代、40代の方は共感できる点が多いと思うのでかなりおすすめです。ただ推理要素も入っているので普段推理小説を読む人にもおすすめできます。

 

まあ実際のところどんな人が読んでも面白い小説だと思うのでだれでにでも勧められる素晴らしい作品だと思いますね 笑

 

では「イニシエーションラブ」については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました!